一日中薄曇りの中、今日はベテランさんとビギナーグループの2チーム体制です。いつのなら交互に潜っていますけど、午前中に終わりたいベテランさんと遠方からくるので午後から潜りたいビギナーグループという希望だったので、午前と午後に分けて潜ってきました。
■ 天気 曇り
■ 気温 24℃
■ 水温 19~20℃
■ 透明度 7~8m
■ 透視度 6~7m
(写真はクリックすると拡大します。)
1本目 -24mのアーチ ⇒ 水路下の洞窟 ⇒ ブイ
デジイチはマクロ仕様のベテランさん、綺麗な被写体と珍しい生物希望というのでそれらを狙って行ってきました。
-24mのアーチ付近には擬態上手なアヤトリカクレエビです。ウスアカイソギンチャクの模様と一緒ですね。
それぞれ色の違うベニキヌヅツミガイが3匹固まっていました。3色も揃うのはなかなか珍しいですね。
同じコーラルにはコボレバケボリもいました。こちらは宿主と同じデザインで擬態上手です。
目立つ体色をしていますが、隠れるのがとてもうまいのがこのベニカエルアンコウの幼魚です。今日は穴の中で隠れていました。
ここからは水路を通りながらウミウシ探しです。成長度合いが著しいのがこのヒュプセロドーリス・クラカトアです。
大小のシロタエイロウミウシは付かず離れずの距離を保っています。
今日のナンヨウウミウシはスーッと伸びていました。先日見つかったもう1匹は今日は見つけられず・・・。どこかに行っちゃったんでしょうか?
他に見たウミウシは、リュウモンイロウミウシ、センテンイロウミウシ、ワライボヤマツカサウミウシ(仮称)、キャラメルウミウシ、ウスイロウミウシなどでした。
2本目 小牛の洞窟 ⇒ 小牛横 ⇒ 小牛湾内
潜降して向かったのは小牛の洞窟です。狙いは先日見つけたイチゴミルクウミウシです。
ここの壁にたくさんいる綺麗なセンヒメウミウシです。
コトヒメウミウシとかミツイラメリウミウシ、ウスイロウミウシは見つかるのですが、肝心のイチゴミルクウミウシは見つからず。残念でした。
小牛の洞窟を出てゆっくりと小牛の周りを進んで行きました。
オレンジ色の体に緑色の目がきれいなオキゴンベです。
ヨウジウオとハナタツの中間みたいなタツノイトコです。個人的にちょっとはまっています(^^ゞ
赤いヤギに黄色が映えるトラフケボリです。これも3匹集まっていました。手前の2個体には触覚も見えますね。なかなか見られないですよ。
群れていることが多いクロホシイシモチですが、最近ペアになっていることが多いです。このペアは下の個体のお腹が心なしか大きく見えます。産卵が近いのかもしれませんね。そうしたら口内保育が観察できるのでとても楽しみです。
3本目 大根
午後からはビギナーグループの番です。
セッティングも丁寧に教えて準備も万端にするのは、少しでもストレスを少なくするためです。
最初は初ファンダイビングの子もいましたので大根で緊張をほぐしてもらいました。
潜降の時もちょっと緊張気味で、差し伸べた私の手を掴む手に力が入っていました。
で、一旦着底して深呼吸してもらい呼吸を落ち着かせてリラックスできてからツアーの開始です。
ゲストが気になるので生物の紹介は控えていたのですが、上がってから話を聞くとそれぞれ色々と生物を見つけては楽しんでいたようです。
周りが見えているってリラックスできていたのですね。
4本目 ブイ ⇒ -16mのアーチ ⇒ ブイ
ダイビングを思いしてもらって次は牛着岩へ。なるべくフラットなコースでアーチもある-16mのアーチまで行ってきました。
潜降してすぐに現れた大きなコロダイにビックリして、美味しそうなマダイを指さして・・・
ここでトントンと肩を叩かれて振り返るとゲストが私の背後を指さしています。慌てて振り向くとそこには優雅に泳ぐトビエイがいました。このトビエイは尻尾も長く伸びていて容姿端麗な子でしたね。
この後も別のゲストがまたトビエイを見つけてガイドの面目丸潰れでした(^^ゞ
エビ・カニが見たいというゲストのリクエストに答えてオトヒメエビとかソバガラガニを紹介したり、これもリクエストのチョウチョウウオも見てもらいました。
そうそう、ハコフグも可愛かったですね。
最後にダイバーに人気のクマノミにも喜んでもらって終了となりました。
2本目はウェイトを調整してあげたので不意に浮き上がることもなくなって、緊張する姿も見られずダイビングを楽しんでいたようです。
良かった(^^)
写真提供はSawadaさんです。ありがとうございました。
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