9月になりましたが夏の海は続いています|雲見

とうとう9月になりました。と言っても気温は急上昇。潜っている間にスコールのような雨が降ったんですって。
まだ海水浴客もいました。
夏はまだ続いているようです。

■ 天気 晴れ時々くもり
■ 気温 29℃
■ 水温 22~27℃
■ 透明度 12~15m
■ 透視度 8~12m
(写真はクリックすると拡大します。)

1本目 ブイ ⇒ Hの穴 ⇒ ブイ

エントリーしてみたら浅場の嫌な白濁はなくなっていて、青い海が広がっていました。ゆる~い感じの青色。夏の海の色です。
この夏の海に南の海の魚達も数多く流れ着いています。
Hの穴にいたのはハタタテダイです。この近くにクエの子供もいたのですが、やっぱりこっちに視線が行っちゃうみたいですね。
ハタタテダイ

ブイの近くにはこちらも季節来遊魚のイナセギンポがいました。黄色い体が目立ちます。雲見で見るのは初めてです。
イナセギンポ

クランク付近には相変わらず魚がいっぱい群れています。この間までクロホシイシモチが多かったのですが、改めて今日見てみたらネンブツダイがほとんど。いつの間に入れ替わっちゃったんでしょう??
ネンブツダイ

実は今日のお客様のうちの一組はこの間採寸して7ミリ2ピースのウェットスーツを作ったばかりです。フカフカのウェットを着てテンションが上がっていました。とっても暖か飼ったそうです。大切に使ってくださいね。
イェ~ィ

安全停止中のお楽しみ(?)のニジギンポの撮影。今日は珍しい1枚が撮れました。お腹が見えた瞬間です。
ニジギンポ

2本目 島前 ⇒ -16mのアーチ ⇒ グンカン

2本目からはチームを分けて行ってきました。Aチームはグンカンがリクエスト。-16mのアーチも行ったことがないというのでそれも絡めてダイビングです。
島前でフリー潜降の練習をしてからツアースタート。木の葉のように揺れるブチススキベラセジロノドグロベラの幼魚を見てからゆっくり移動していたら、ミスジスズメダイがいました。この間は見られなかったのでうねりでどこかに行ってしまったと思っていたのですが隠れていただけのようでその可愛らしい姿を見せてくれました。
ミスジスズメダイ

こちらは抱卵中のオトヒメエビです。確か甘エビの卵もこんな綺麗なグリーンをしていましたよね。
オトヒメエビ

こちらはヨコシマクロダイの幼魚です。もちろん季節来遊魚です。
ヨコシマクロダイの幼魚

グンカンの近くの根の上には大きなヒラメが横たわっていました。岩と模様がよく似ています。ライトを当てなければ見逃してしまいそうでした。
ヒラメ

グンカンの亀裂にいたのはアイドル ミナミハコフグの幼魚です。今日はペアで隠れていました。いつ見ても可愛らしいです。
ミナミハコフグの幼魚

同じ亀裂にはイセエビがいっぱい。その中でもここだけはイセエビにショウジンガニと所狭しと隠れていました。その側にはヒメギンポ
エビカニ

軍艦の根頭にはイサキ・メジナ・ニザダイ・キンギョハナダイ・スズメダイなどが群れて、イソギンチャク畑にはクマノミミツボシクロスズメダイがいっぱい入っています。よく探したらイソギンチャクエビとかカザリイソギンチャクエビとかも見られますよ。

3本目 ブイ ⇒ Hの穴 ⇒ たて穴 ⇒ ブルーコーナー

Bチームは地形と群れが希望。だったらやっぱり島裏でしょう!
水路を通ってHの穴に向かっていく途中、小さな魚が同じく小さなホンソメワケベラの幼魚にクリーニングされていたんです。可愛らしい色をしているなと思ったのですがすぐに隠れてしまって、行き過ぎた頃にもう一度振り向いてみてみたらヒメスズメダイの幼魚でした。こんなところにいたんですね。

Hの穴を出て見上げたらマアジがいっぱいです。その群れの中にカンパチが4匹で悠々と泳いでいました。襲いかかる隙を狙っているんでしょうね。
マアジとカンパチ

たて穴前のハナタツを見てからたて穴を上に抜けたらちょっと移動してから浮上しました。水深を上げながらみえるマアジの群れは迫力ありでした。

4本目 三競

最後はAチームと三競へ。
三競はゴロタが続いて隠れやすからなのか幼魚がいっぱい群れています。その中でも特に鮮やかなのはソラスズメダイです。密集したブルーはほんとうに綺麗です。
ソラスズメダイ

他には場所によってスズメダイの幼魚が群れたり、クロユリハゼオグロクロユリハゼの幼魚が群れていたり小さいながら群れているのはいいですよね。

オキナワベニハゼです。今日ふと思ったのですが、このオキナワベニハゼはいつも頭を左上にしているんですよね。どうしてなんでしょう?写真を撮るといつもこの角度になっていますよね。
オキナワベニハゼ

クマノミの幼魚はいつも忙しく動いています。イソギンチャクから顔をのぞかせた一瞬を捉えたものです。可愛らしすぎます。
クマノミ

そうそう、水面にはオキザヨリが浮かんでいましたよ。

三競は生物もたくさんいますが、もちろんメインは地形です。
3の穴を出るときはこんなふうに見えます。
三競3の穴

4の穴は壁が光りに照らされて幻想的に見えます。
三競4の穴

 

今日もたっぷりと雲見を楽しんできました。
特に季節来遊魚の数が増えてきましたよ。また色々と見つかるんでしょうね。
水温もまだ高いので海の中はまだまだ夏が続いていますよ。

写真提供はAkihisaさん、Kiyomiさんです。ありがとうございました。

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