久しぶりの外洋は魚がいっぱい|田子

お店を出発した車はベタ凪の海を見ながら北上しています。
そう、今日は田子でダイビングなんです。
いつもは雲見がクローズの時に利用している田子ですが、今日は外洋に行けるのでとても楽しみです。

■ 天気 曇り一時雨
■ 気温 28℃
■ 水温 23~27℃
■ 透明度 10~12m
■ 透視度 8~10m
(写真はクリックすると拡大します。)

1本目 フトネ

ゆるい流れだよ~って聞いて潜降したら・・・
うんん・・・、意外と流れが強くないですか!?
移動できないほどの流れではないですが、岩をつかんだほうがいいかもというくらいの流れです。
でもそのほうが魚がいっぱい群れて見応えがあるんですよね。
キンギョハナダイ、イサキ、タカベ、スズメダイ・・・
その中に混ざってメジナがいるのですが、なぜかタカベからアタックされているんです。どうやらタカベがイサキに体を擦り付けて寄生虫をとっていたのかもしれません。
また群れの中を悠々と泳ぐワラサが数匹。いつでもアタックできる場所を回っていました。

北の根に移動するとキンギョハナダイに混ざってサクラダイが数匹いました。ライトを当てるととても綺麗な体色が浮かび出ます。
そのキンギョハナダイの群れの中にはカシワハナダイもいましたよ。

根をぐるっと回っている間にはハマフエフキアオブダイイシダイなどが見られました。
でもとにかく群れが濃くて流れの中を泳ぐのを辞めてずっと群れを見ていました。それでも見飽き類ことがないくらいの群れに感動です。

2本目 田子島

2本目は期間限定ポイントの田子島です。ここは9月15日でクローズとなり次に潜られるのは来年5月になっちゃうんです。
潜降するとすぐにイサキの群れ。その奥にはワラサが見え隠れしているのですが、なかなか近づいてきてくれませんでした。
小さなアーチをくぐったりしながら水深を落としていくとソフトコーラルが綺麗に群生してきます。
今年はトサカ類が少ない気がしますが、ウチワ類が色とりどりに広がっていました。
暫く見ていたかったのですがここは冷水塊が広がっていてちょっと寒く感じたので水深を上げて行きました。

するとまたイサキの群れに出会ったりスズメダイの群れに出会ったり・・・。
そして最後にはキラキラ輝くキビナゴの群れに囲まれて終了となりました。

3本目 白崎 (1番ブイ ⇒ 2番ブイ)

昼食をとった後は白崎です。ここでは小さくて可愛らしい生物を主に紹介してきました。

潜降してすぐのイソギンチャクにはしっぽをぴんと立てて振っているイソギンチャクモエビがいました。ここのイソギンチャクモエビはサイズが大きいのでしっかりと見てもらえます。
土管の中にはイセエビが。この中に入っていると見やすいですね。

写真はシマウミスズメの幼魚です。ハコフグの仲間は子供の頃がとっても可愛らしいです。
シマウミスズメ

このスミゾメミノウミウシはこの間からずっと同じ場所に居続けています。余程お気に入りの場所なんでしょうね。
スミゾメミノウミウシ

白崎の先端のソフトコーラルはのびのびと育っています。今日はあまり元気がありませんでしたが、その回りにはネンブツダイが群れてムレハタタテダイが漂っています。
白崎

そしてマダイオニカサゴ、コブダイの幼魚を見ながらエダサンゴエリアへ回っていきます。
ヒメエダミドリイシは当たり前ですが今日も綺麗に広がっていました。この時はちょうど太陽が出ていたようでとても明るく綺麗でした。
今日ここで見た季節来遊魚はツノハタタテダイの幼魚、トゲチョウチョウウオの幼魚、トノサマダイの幼魚などです。
エダサンゴ

そしてブイに向かう最後に行ったのはコナユキツバメガイの岩です。もういないかなと思って半信半疑で向かったのですが、この間よりパワーアップして数が増えていました。ざっと数えただけでこの間の倍近くの50匹を超えていました。
そしてその中に南方系のオハグロツバメガイも5匹くらい混ざっていました。どこからこんなに集まってくるのでしょうね?
コナユキツバメガイ

今日は久しぶりに田子の外洋に行きましたがやっぱり魚影の濃さはピカイチですね。
群れ好きの人、潜ってみませんか?

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