青くなったしちょっとだけ水温もアップしたよ♪|雲見

朝起きると車のフロントガラスが凍っていました。でもフロントガラスが凍るってことは風が吹いていない証拠なのです。
やっぱり雲見の海はとっても穏やかでしたよ。

■ 天気 曇りのち晴れ
■ 気温 10℃
■ 水温 14~15℃
■ 透明度 15~18m
■ 透視度 12~15m
(写真はクリックすると拡大します。)

1本目 島前 ⇒ スタンダードコース

今日は初雲見でウミウシ大好きなお客様とマンツーマン。雲見らしい海も楽しみたいというので最初はスタンダードコースを潜ってきました。

潜降すると白っぽい海ではなくて、青さを取り戻していました。おまけにちょっとだけ水温アップ↑↑。
おかげで顔が冷たさでチクチクするような感じもしなくなりましたよ(^^)

さて、最初に見つけたのはオオパンカイメンの上に乗っていたニセハクセンミノウミウシです。これは比較的たくさん見られるウミウシです。

クレバスを落ちたところでウミヒノキに付いていたのがミレニアムマツカサウミウシ。何がどうして”ミレニアム”なのかわかりませんが「千年」なんですよ???
ミレニアムマツカサウミウシ

Hの穴にはツマグロハタンポがたくさん詰まっています。どいてくれないと前が見えないんですけど・・・。
ツマグロハタンポ

-24mのアーチで新たに見つかった白いハナタツはシャイでカメラを向けるとなかなかカメラの方を向いてくれません。

それに対して先日見つかってから場所を全く移動していないイズオコゼは格好の被写体です。地味ですが、なかなか見られない生物なんですよ。
イズオコゼ

たて穴を上がった所には小さなウミウシが2匹。一つはミノウミウシの仲間(判別出来ませんでした)と、ひとつはヨゾラミドリガイです。
ヨゾラミドリガイ

水路下の洞窟で上を見上げたらキラキラ光る水面が見えました。きれい!!サイコー!!!
水路下の洞窟

最後に水路でミヤコウミウシの子供を見たら時間となりました。
ミヤコウミウシ

青い海に差し込む太陽を見ながら安全停止。きもちいい~~!!
雲見の青い海

2本目 小牛湾内 ⇒ 小牛横 ⇒ 小牛の洞窟 ⇒ Hの穴 ⇒ ブルーコーナー

2本目は結果として初めて見るウミウシたちにたくさん出会いました(^^)v

お初にお目にかかります!第一弾はアミメハナガサウミウシです。図鑑にも載っていないので調べるのに苦心しましたが、ウミウシ図鑑.comでようやく見つけました。
アミメハナガサウミウシ

第2弾はキヌハダウミウシ属の一種です。
キヌハダウミウシ属の一種

一見隣にいたアカボシウミウシ(下写真)かなと思ったのですが、触角の先のオレンジ色がなく頭部前縁も真っ白なので違う種類と気づきました。
アカボシウミウシ

最後の初物はビワガタナメクジです。写真には残念ながら触角が写っていなかったので断定はできませんけど・・・(^^ゞ
ビワガタナメクジ

他には久しぶりにログに写真を載せますニシキウミウシ
ニシキウミウシ

大きさなら負けていません。毒々しい色にも感じられるサガミリュウグウウミウシ
サガミリュウグウウミウシ

クロヘリアメフラシかなと思ったのですが、黒い縁はなかったですね。たぶんアマクサアメフラシの子供だと思います。
アマクサアメフラシ

極小ウミウシは勘弁と言われたので紹介はしませんでしたが、ニセハクセンミノウミウシとかアオセンミノウミウシとかスイートジェリーミドリガイとかもいましたよ。

こちらはお客様が見つけたウミウシによく似たヒラムシの仲間です。とっても鮮やかですね。
ヒラムシの仲間

ウミウシ以外ではアオリイカが群れて浮かんでいたり、まだまだ元気に頑張っているムレハタタテダイがいたり、とぼけた顔が人気のホシギンポなんかもいました。

下の写真はキュ~トなアオサハギです。
アオサハギ

 

やっと海況が回復してきています。このまま海が青くなって行ったらマクロを探すか、地形を楽しむのか迷ってしまいそうです。
雲見を潜るときは遠慮なく希望のダイビングスタイルをリクエストしてくださいね。

写真提供はToruさんです。ありがとうございました。

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