本格的ウミウシシーズンに備えて|雲見

今日は残念ながらノーゲスト。
今週は勉強会だの会合だの陸上の予定が入っていて、しかも明日から西風が吹く予報です。
それじゃということで、今日はチェックダイブに行ってきました。
目的は最近増え始めてそろそろリクエストが入ってくるであろう「ウミウシ」探しと、それを見つける目を養うという課題です。

■ 天気 晴れ
■ 気温 15℃
■ 水温 18~19℃
■ 透明度 15~20m
■ 透視度 12~15m
(写真はクリックすると拡大します。)

1本目 大牛の洞窟

最初は今一番ウミウシが見られるであろう大牛の洞窟へ。
約半年ぶりのひたすら壁を見るだけのダイビングです(^^ゞ
課題は集中力の持続、ウミウシを見つける目(特に極小ウミウシ)でしょうか。まあどちらも大変でしたが・・・

そんな中見つけたウミウシは、
アオウミウシ、シロウミウシ、サラサウミウシはたくさんいたので写真は割愛です。
その他はこんな感じ。(写真はクリックすると拡大します。)
大牛の洞窟のウミウシ
左上から時計回りにコトヒメウミウシ、ノウメア・ワリアンス、イバラウミウシ属の一種、イガグリウミウシ、センテンイロウミウシ、ヒュプセロドーリス・クラカトア、キャラメルウミウシ、コールマンウミウシ、シロタエイロウミウシ、マダライロウミウシです。
イバラウミウシ属の一種は2匹に増えていました。というか昨日のお客様が撮った写真をよく見てみたら砂に埋もれた小さい方の個体も写っていました。
シロタエイロウミウシは大牛の洞窟で3個体見ました。今まで目に入って来なかったのが不思議なくらいです。やっぱり集中して探すと色々見つかりますね。
ピーク時みたいに次々見つかるという程ではなかったですが、種類も数も確実に増えてきています。今日のところは13種類。時間内に探せなかった壁もあったのでこの時期にしてはまずまずではないでしょうか?

カエルアンコウの仲間も3種類見つけましたよ。ベニカエルアンコウは昨日気づかなかったのでリベンジ成功です。
カエルアンコウ
写真上からクマドリカエルアンコウ、ベニカエルアンコウ、イロカエルアンコウです。

まだ探し残したところや、この他にも甲殻類や魚、貝の仲間もいますので時間が足りません。ここだけで2ダイブ可能ですね。

2本目 小牛の洞窟 ⇒ Hの穴 ⇒ クレバス下 ⇒ 水路 ⇒ ブイ

このコースでも小牛の洞窟、Hの穴付近、クレバス下、水路とウミウシが比較的よく見られるところです。
ただ、移動距離が長くなるのと大牛の洞窟ほどウミウシが多くないのでちょっと苦戦しました。

1本目で見たコトヒメウミウシ、アオウミウシ、シロウミウシ、サラサウミウシの写真は割愛。その他は
2本目のウミウシたち
写真左上から時計回りで、コミドリリュウグウウミウシ、ニセハクセンミノウミウシ、アオセンミノウミウ、シラユキモドキ、アカテンミノウミウシ、サキシマミノウミウシです。
特に水路はミノ系のウミウシがたくさんいました。でもまだいると思うので目が追いついていないみたい。
頑張らなくては・・・。

そうそう、小牛の洞窟の入口付近やクランク付近には魚がいっぱいいましたよ。ちょっとだけ群れの写真です。
小牛の洞窟入り口

3本目 小牛横 ⇒ ブイ

3本目はウミウシ探しを辞めて小牛横へ。
ここに行くとやっぱり気になるのがムレハタタテダイです。実際に見るともっと綺麗に見えるんですけど・・・
ムレハタタテダイ

奇跡的に全身の写真が撮れたシテンヤッコの幼魚です。ゆっくり待つと安心して穴から出てきてくれました。
シテンヤッコの幼魚

にっこりスマイル顔のテンクロスジギンポです。この愛嬌のある顔が大好きです。
テンクロスジギンポ

どこにでもいるのですが、何故か気になったヘビギンポのメスです。そういえば今日はオスを殆ど見かけませんでした。どうしてだろう・・・?
ヘビギンポのメス

ハタタテハゼは場所を少し移動していました。そのままどこかに行かなければいいのですけど。
ハタタテハゼ

浅場で安全停止をしていると見かけるのがトウシマコケギンポです。こちらはちょっと強面です。
トウシマコケギンポ

安全停止を終えてブイに移動していたらマダイに後ろから追い越されました。全く警戒されていませんでしたよ。
マダイ

透明度が綺麗なので地形を楽しむのが一番いいと思うのですが、今日は敢えて生物メインで潜ってきました。
ウミウシ探しはまた後日やるつもりです。
ウミウシリクエストはいつでもOKです。じっくりと写真を撮りませんか?

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