伊豆大島から帰ってきました~!笑顔の絶えないツアーでしたね|伊豆大島

12月7日・8日と伊豆大島に平日ツアーに行ってきました。
伊豆大島の海を案内してくれたのは、だいぶぷらすの仲間 伊豆大島ダイビングセンターの有馬さんです。
有馬さんってヤドカリ図鑑を作った人で、ヤドカリだけでなく海の生物全般に詳しい人なんですよ。
だから私も一緒に潜るのがとても楽しみだったんです♪

■ 水温 : 20~21℃
■ 透明度 : 18~20m
■ 透視度 : 15~18m
(写真はクリックすると拡大します。)

【12月7日(月)】

1本目 ケイカイ

2本目 秋の浜

【12月8日(火)】

1本目 野田浜

2本目 王の浜 

さて、今回の伊豆大島ツアーは4ダイブしてきたのですが、2日とも北東の風が強く吹いてしまったんですね。
ですからメインのポイント「秋の浜」では1回しか潜れず、でも結果として代表的な4つのポイントを全て潜るというある意味ラッキーなツアーとなりました。

それぞれのポイントの様子を順にお伝えしますね。

 

まずはケイカイから~。
ケイカイ

今回のツアー中運がいいことに透明度が良くて青い海が広がっていてくれました。
だからとっても気持ちが良かったですね。
ケイカイ-1

有馬さんが最初に教えてくれたのはベニサンゴガニ。サンゴの隙間に入るシャイなカニです。
ベニサンゴガニ

そしてヒメゴンベ
ヒメゴンベ

このヒメゴンベをみんなが見ている時にふと中層を見たら、クロマグロが泳いでいるではないですか!!
慌ててベルを鳴らしてみんなに教えたのですけど、2人しか見られず・・・。
2匹があっという間に泳ぎ去ってしまったので写真もありませんが、この目でしっかりと見てきましたよ。

砂地にはヒラメが寝そべっていました。
そうそう、砂地と言っても伊豆大島の砂は溶岩からできているから黒いんですよ。
普段は白い砂ばかり見ているからちょっと違和感がありますね。

その砂地にはホウライヒメジが群れて着底していたんです。
動きもせずにどうしたんでしょうかね?
ホウライヒメジ

そしてクビアカハゼもいました!
まだ小さな個体でしたね。横ではコシジロテッポウエビが一所懸命穴を掘っていました。
クビアカハゼ

ニラミギンポです。
結構大きな個体が穴から出ていました。
顔の青い模様と黄色いしっぽがとってもきれいでしたよ。
ニラミギンポ

ゲストも負けじと自分で被写体を見つけていました。
ブルーが綺麗なサメジマオトメウミウシです。
サメジマオトメウミウシ

それからミアミラウミウシもいましたね。
ミアミラウミウシ

 

お次は伊豆大島を代表する「秋の浜」です。
秋の浜

徐々に水深を落としていくとまずはキイロウミウシ
キイロウミウシ

そしてオオアカヒトデにはヒトデヤドリエビが4匹くらいいたかな?
1本目にもヒトデヤドリエビを見たのですけど、伊豆大島の子は全部真っ白な個体でした。
その土地柄って面白いですよね。
ヒトデヤドリエビ

イソバナカクレエビです。お腹に卵を持っているのかな?
イソバナカクレエビ

スミツキオグロベラの幼魚を教えてもらいました。雲見で見かけてもあまり気にしないかな?
勉強になりました。
スミツキオグロベラ

この横でウデフリツノザヤウミウシを発見です。
ウデフリツノザヤウミウシ

この後フリソデエビを見せてくれたのですけど、それがねもうちっちゃいの!
1cmにも満たな買ったんじゃないかな。
とっても可愛らしかったです。
フリソデエビ

色合いがとっても綺麗なレンテンヤッコです。
大好きな色なんですよね。
レンテンヤッコ

 

白いベニカエルアンコウです。
自分の体の色がわかって同じような色をしたカイメンに寄り添って擬態しているんですよね。
ベニカエルアンコウ

チシオコケギンポも紹介してくれました。
真っ赤な個体がいかにもチシオコケギンポって感じなんですけど、こんな色もいるんですよ。
チシオコケギンポ

ちょっと大きくなったミナミハコフグの幼魚です。ピンポン玉くらいだったかな?
ミナミハコフグ

ダイビングが終わってエキジットをしようとしていたら水面付近でアオリイカの子供がメジナの子供(だと思います)を捕まえていました。
(写真は証拠写真程度でごめんなさい。)
有馬さんによるとこの後大きなアオリイカに獲物を横取りされたんですって・・・。
アオリイカ

 

2日目の1本目は「野田浜」です。

最初に見つけたのはオオモンカエルアンコウ
真っ黄色でとっても素敵な子です。
オオモンカエルアンコウ

これはカイメンの上を移動中のベニキヌヅツミの幼貝です。
触覚まで見えていますよ。
ベニキヌヅツミ

野田浜といえばアーチ。
岩が重なる雲見と違って大きな岩にポツリと空いた大きなアーチでした。
アーチ

このアーチの中にはバライロマツカサウミウシがいっぱい♪
バライロマツカサウミウシ

その後泳いでいくとイッセンタカサゴが群れていました。
写真には大きく口を開いて捕食中の個体も写っていますね。
イッセンタカサゴ

さて、このポイントにいるちょっと珍しい魚。
それはミギマキとタカノハダイのハイブリッド(交配種)です。
タカノハダイみたいにラインが入っているのですけど、しっぽの特徴的な水玉模様がなくてミギマキのしっぽの柄になっています。
後ろに写っているタカノハダイと比べたらよくわかりますよね。
そして口がちょっと赤くなっています。これはミギマキの特徴ですよね。
タカノハダイxミギマキ

他にはアオスジテンジクダイとかツツイシミノウミウシなどを紹介してくれました。

 

最後は「王の浜」です。
王の浜

ここはテーブルサンゴは散在しているポイントです。
テーブルサンゴ

こんなテーブルサンゴの中にはヤリカタギが隠れていました。
その横にいるカニはキモガニですね。
ヤリカタギ

岩の下の穴を除くとネコザメが入っていましたけど写真はなし・・・

これはモヨウモンガラドオシ
モヨウモンガラドオシ

イソギンチャクの中にはアカホシカニダマシ
思いっきり威嚇していました。
アカホシカニダマシ

ゲストがヘラルドコガネヤッコを見つけていました。
モンツキハギに似ていますけどこれはお手柄!!
ヘラルドコガネヤッコ

この白いのは外套膜を持つ二枚貝、ウロコガイの仲間です。
雲見でもイナズママメアゲマキガイとか同じ仲間を見かけますよね。
ウロコガイsp

いや~、色々見て楽しかったです。
温泉に入って美味しいご飯を食べて・・・
そうそう、こんな素敵な夕焼けも見られました。
夕焼け

有馬さん、本当にお世話になりました。
また遊びに来ましょうね~~♪
大島ツアー

写真提供は、Ayaちゃん、Kanaちゃん、Chiakiさんです。ありがとうございました。

 

《お知らせ》

2016年1月1日から1月30日までフィリピンのボホール島でガイドをすることになりました。その間の伊豆でのガイドはお休みとなります。
皆様にはご迷惑をお掛けしますがどうかご寛容ください。

新年の伊豆のガイドは1月31日(日)からになりますので、伊豆に帰ってきましたらまた一緒に潜ってください。宜しくお願い致します。

なお、留守中のご連絡はメール ( info@kumomi.jp )でお願い致します。

  

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