大型の台風5号は去って行き、台風一過の晴天に恵まれました。
青い空って気持ちいいー！
でも台風の置き土産で強いうねりが残ってしまって雲見はクローズとなりましたので、今日は田子で潜ってきました。
■ 天気 ： 晴れ
■ 気温 ： 29.4℃ (松崎町アメダスによる最高気温)
■ 水温 ： 21.5℃
■ 透明度 ： 4～5ｍ
■ 透視度 ： 3～4ｍ
(写真はクリックすると拡大します。)
1本目 白崎 (2番ブイ付近)
2本目 白崎 (1番ブイ付近)
大きなうねりがあるはずなんですけど、田子の湾内は至って穏やかでした。
今が真っ盛りを迎えているタメダワラ(海草)の林がゆっくりと揺れている程度なんです。
本当に田子の湾内って波やうねりに強いです。
でも、透明度は台風が通過した時に降った雨の影響や春濁りでとっても残念でした。
そんな泣きたくなる透明度だったんですけど、海の中では素敵な光景に出会えたんです。
水中に沈んでいる土管の上に乗っているとっても大きなマダコ。
近づいても逃げないんですよ。
おかしいなと思っていた時にふと気づいたマダコの1本の腕！
上の写真の左下を大きくしたのが下の写真です。
白い矢印で示したのがこのマダコの腕です。
黄色い矢印のところにもマダコの腕がありますよね。
そうなんです。この白い矢印で示したのが交接腕と呼ばれるオスの腕なんです。
これを伸ばしてメスの排卵口などの近くに「精包」と呼ばれる精子を封じたカプセルを植え付けるんですよ。
土管の中にメスのマダコ(黄色い矢印。吸盤が整然と並んでいるのでメスとわかります)がいたのですが、すぐには気づかなかったのですけど、これがわかった時には私もゲストも大興奮でした。
土管の中にもマダコがいるのがわかりますよね。
本当に次はいつ見られるかもしれない素敵な瞬間でした。
素敵な瞬間といえばこっちもかな？
何の変哲もないサラサウミウシですけど、二次鰓のあたりを見てみるとなんと脱糞中(笑)
素敵な瞬間かな？？？
今の田子のウミウシといえばセトリュウグウウミウシです。
特にウミウシ好きではないゲストさんでもこのカラーリングには感激していましたよ。
この子はアラリウミウシ。
ハナオトメウミウシもいました。
ハナオトメウミウシの背中のオレンジ色の斑点を取ったらアワシマオトメウミウシ(笑)
アワシマオトメウミウシは田子では時々見かけるのですけど、雲見ではあまり見かけません。
ハナオトメウミウシはたくさんいるんだけどどうしてなんでしょうね。
一時は大発生していたハナミドリガイは数が減っていますけど、そのかわりサイズが大きく成長しています。
潜降ロープを使って浮上してた時に落ちてきたクロコソデウミウシ。
そっと拾ってコケムシに返しておきました。
ヒラタエイもいましたね。
白崎のエダサンゴ(ヒメエダミドリイシ)も相変わらず元気です。
これで透明度がよかったら最高にきれいな光景が見られたのに、残念です。
最後に紹介するのはエダサンゴの下の隠れていたマハタの若魚です。
尾びれの後端が白くないのでマハタモドキの可能性もありますけど、まあマハタでいいでしょ(笑)
田子のスタッフさんが沖の方にとってもきれいな潮があるので、それが近づいたら劇的にきれいになるぞって言っていました。
あと2～3日じゃないかですって。
期待しちゃいますね。
とにかくこの極悪な春濁りが早く終わってくれないかな。
写真提供は、Tomoeさんです。ありがとうございました。
《お知らせ》
◆ LINEの公式アカウントができました。
アクアティークのLINEの公式アカウントを友達に追加してください。
ダイビングをすることにスタンプが貯まるポイントカードがもらえたり、おトクなクーポンが当たったりしますよ。
・ スマートフォンでご覧の方は下記のボタンを押してください。
・ PCでご覧の方はスマートフォンのLINEアプリのQRコードリーダーで下記のQRコードを読み込んでください。
◆ 宿に22時以降チェックインご希望のかたに朗報です。
夜遅いご到着でも受け入れていただける宿泊先と提携できました。
もちろん電車の到着でもOK。駅までお迎えに行きます。
ご利用をご希望の方は予約時にお申し付けください。
▲アクアティークのfacebook pageです。よかったら「いいね」をクリックしてください。
コメント