たまには趣向を変えて|雲見

台風11号が発生しましたね。その名は「ナンマドル」。ミクロネシアの有名な遺跡の名前らしいですが残念ながら私は知りませんでした。
日本の南にも熱帯低気圧がありますが、その影響は全くなし。
このように雲見は穏やかでしたよ。

■ 天気   曇り時々晴れ
■ 気温   28℃
■ 水温   25℃
■ 透明度  12~15m
■ 透視度  10~12m

今日はいつもと趣向を変えて最近あまり潜っていないところを、いつも見ている生物に焦点を当てて潜ってきました。
(最近写真が少なかったので、今日は写真をメインにお楽しみください。)
で、1本目は小牛の裏から漁礁へ。
水面付近にはメジナの群れが水面を波立てるくらい元気に泳いでいましたよ。
まずはシマウミスズメ。隣のソフトコーラルとのコントラストが綺麗です。

こちらはオキゴンベ。珍しく砂地の上で休憩中。正面からのショットです。

ダイビングをしていると時々アカヒトデを見かけますが、節のように膨れていることがあります。
この中にはアカヒトデヤドリニナという貝が住み着いているんです。ほら!

よく見ると1匹だけではなさそうです。窮屈じゃないのかな。
漁礁には生まれたてのキビナゴの群れカンパチが飛び込んでいました。まだまだ小さなキビナゴですが、厳しい試練が待ち構えていますね。
砂地では数多くのハナハゼが尾びれをひらひらさせて泳いでいます。この下にはダテハゼテッポウエビの共生。
でも時々見かけるのがこのオニハゼ。胸を張って堂々としているように見えませんか?

この写真はイサキホンソメワケベラにクリーニングしてもらおうとポジション争いをしているところです。どれも必死でした。

クリーニングするのはこちらも。アカホシカクレエビです。

このエビはイソギンチャクモエビ。体を反らしてお尻をフリフリしています。

この貝はウミウサギの仲間です。赤い色が鮮やかですが、よく見ると産卵した卵が見えますね。

最後にアオヤガラの若魚。この頃はヤギ類の中に隠れていることが多いですが、こちらはお散歩中でした。

ヤギの中にはハリセンボンも隠れていました。こちらはすぐに見つかっちゃうんですけどね。

2本目はロッカク岩から-16mのアーチ付近を潜ってきました。
潜降してすぐにコブダイの雌が目の前を泳ぎ去っていきました。
ロッカク岩のくぼみの中に隠れていたヒメセミエビ。ダイバーが近づいてもこれ以上逃げることができず怯えているようでした。悪いことをしたな。

同じくロッカク岩にいたイロカエルアンコウ。最近見かけなかったのですが、今日は元の場所に戻ってきていました。

砂地にはカスザメが!1m強の大きなサイズです。じーっと動かずに横たわっていましたよ。

-16mのアーチ付近で生物を探そうとするのですが、キビナゴの赤ちゃんが無数にいて視界を遮ります。邪魔、ジャマ、じゃま!!
しかたがないので岩肌に近づけば、そこにはニシキウミウシ。まだ大人になりきっていない個体です。

ちょっと地味ですが、穴の中に棲むハゼの仲間、シュンカンハゼです。

他にもツノダシ・オトヒメエビ・オグロクロユリハゼ・コクテンベンケイハゼなど見どころ満載でした。
安全停止中にはシイラが単体ながら頭上を行ったり来たり。最後まで気が抜けませんね。

今日は3本目も行ってきました。3本目は島裏を潜りました。
-24mのアーチにはテングダイがペアで戻ってきていました。外出中はどこに行っているんでしょうね。

こちらはみんなのアイドルミナミハコフグの幼魚。超キュートです!!

あまりアップで撮ることが少ないスズメダイです。

ブルーコーナーには相変わらず魚がいっぱい。キンギョハナダイスズメダイ・メジナなどがとにかくハンパなく群れています。
でもこれらはいつも紹介しているのでたまにはこんな魚はいかがですか?ギンポの仲間です。

-24mのアーチの上にも魚がいっぱい。キンギョハナダイ・クロホシイシモチ・スズメダイ・イサキ・アジなどが潮に逆らって泳いでいます。そんな群れを見ながら安全停止へ。
さっきシイラを見たから水面付近が気になって仕方ありませんでした。

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