大物から小物まで見ものがいっぱい|雲見

台風19号は雲見に大きな影響をもたらすことなく消滅してしまいました。
弱いうねりは残っているものの水路の通行にも支障がないくらいです。
気温も10月に入ったとは思えないほど暖かくウェットスーツを着て日向にいると汗ばむほどです。

前回は大根しか潜っていないので台風後に牛着岩周りを潜るのは今日が初めて。なんと1週間ぶりなんです。だからとても楽しみなんです(^o^)。

■ 天気 晴れ
■ 気温 28℃
■ 水温 25~25.5℃
■ 透明度 12~15m
■ 透視度 10~15m
(写真はクリックすると拡大します。)

1本目 島裏 ⇒ -24mのアーチ ⇒ たて穴前 ⇒ Hの穴 ⇒ 水路下の洞窟 ⇒ ブイ

島裏のマアジですが少なくなってしまいましたね。群れとしてはクロホシイシモチとかネンブツダイとかが群れているので見応えがあるのですが、なんとなく寂しい感じです。写真の中央右にはちょっとだけマアジがいますが、今日はどこで見るアジもこんな感じでした。
クロホシイシモチ

こちらは川のように流れていたイサキの群れです。
イサキ

-24mのアーチの手前には大きなクエが小さなホンソメワケベラにクリーニングされていました。余程気持ちが良かったのか結構近くに寄ったのですが、逃げることはありませんでした。こんなに近くに寄ったのは久しぶりです。
クエ

-24mのアーチの主(と言ってもいいでしょう)、テングダイのペアです。今日も仲良く並んでいました。
テングダイ

Hの穴を抜けたところにもクロホシイシモチがいっぱい群れていました。ここを通るときの見所の一つですね。
Hの穴

地形の見所といえばこちらもそうですね、水路下の洞窟です。
水路下の洞窟

さて、水路の入口付近にオビテンスモドキがいました。昨年もこの辺りで見られましたね。この辺の環境が居心地いいのでしょうか?
オビテンスモドキ

2本目 ブイ ⇒ -16mのアーチ ⇒ グンカン

このコースにはマクロ生物がいっぱいです。
サンゴイソギンチャクの中にはカザリイソギンチャクエビが隠れていました。
カザリイソギンチャクエビ

イソギンチャクに棲むエビでポピュラーなアカホシカクレエビの子供です。イソギンチャクの触手に乗っかるくらいの小さな子供でした。
アカホシカクレエビ

このアカホシカクレエビを見ている時にふと顔を上げたところにいたタカベです。黄色の背中がよく目立ちます。
タカベ

カイメンの隙間に隠れていたのはコシオリエビの仲間です。
コシオリエビの仲間

グンカンでは一昨日に見られたというハダカハオコゼ(ボロカサゴ?)をとりあえず探してみたのですが、やっぱり撃沈。そううまくは行かないですよね。
南の海から来た魚つながりでツノダシです(^^ゞ
ツノダシ

グンカンの根の上のイソギンチャク畑には、今年はクマノミミツボシクロスズメダイがたくさん入ってきています。この子は生まれたてのミツボシクロスズメダイです。可愛らしいですね。
ミツボシクロスズメダイ

3本目 小牛の洞窟 ⇒ 小牛横 ⇒ ブイ

潜降してすぐに登場したのはカンパチの子供の群れでした。今日はキビナゴはいませんでしたが、小牛の洞窟の入口付近に群れていたクロホシイシモチの幼魚にアタックしていました。
カンパチ

小牛の洞窟の入り口の雰囲気です。この間より魚影が薄くなっていますが、それでも魚をかき分けて通るのはとても楽しいですよ。
小牛の洞窟

この時期にソフトコーラルの中を覗くといろいろな幼魚が入っています。シマキンチャクフグの幼魚とかアオサハギとかアミメハギ(下写真)とか可愛らしいのがいるんです。
アミメハギ

ミヤケテグリも今年大発生している魚です。結構大きな個体があちこちの岩の亀裂で見られています。
ミヤケテグリ

愛嬌ある顔をしているのにイカツイ名前が付いているニラミギンポです。しっぽの黄色がアクセントになって素敵です。
ニラミギンポ

岩の下の隙間にペアで隠れていたのはオシャレカクレエビです。透明なのでよく見ないとわからない厄介なやつです。
オシャレカクレエビ

透明度がいいので地形を攻めても楽しいですし、生物も大きなクエから小さなエビまでいろいろな被写体が見られる今の雲見は最高です!
明日からの3連休もこの海が続いてくれることをいいですね。

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