二枚潮に大苦戦|雲見

7月の3連休がやって来ました。ダイバーも海水浴客も一気に増えて夏本番の到来ですね。
梅雨の中休みで雨は降りませんでしたがジメジメとした暑さです。
水分の補給には十分気をつけてください。

■ 天気 曇り
■ 気温 28℃
■ 水温 19~25℃
■ 透明度 8~10m
■ 透視度 6~10m
(写真はクリックすると拡大します。)

1本目 島前 ⇒ スタンダードコース

今日のゲストはベテランの常連さんと雲見が初めての学生のグループです。初めてのグループにはビギナーさんもいましたので、最初はチームを分けて潜ってきました。
1本目はベテランさんです。
島前で潜降して水路に入るとそこにはタカベの群れがお出迎えです。一斉に向きを変えると黄色い背中が揃ってキレイです。
Hの穴に入った辺りから二枚潮の洗礼が始まりました。上の方は最高で25度くらいあったのですが、Hの穴の中は20度!!一気に5度くらい水温が下がるんですよ。
最初から20度だったらまだ我慢できますが、暖かいところから冷たいところに行くので寒さが想像以上に身にしみるんですよね。
Hの穴を出たところにはクロホシイシモチコアジの群れです。今年はアジの群れが多いように感じます。
-24mのアーチには今日はテングダイがペアで。そしてたて穴経由でブルーコーナーへ行きました。
ここはキンギョハナダイソラスズメダイニシキベラといった常連さんに加え、今日はここにもコアジが群れていました。一斉に向きを変えたりする動きに暫く目を奪われていました。
この後は小空間から水路下の洞窟を通って三角穴を抜けたらまたタカベの登場です。
水路に向かう途中で、カンムリベラの幼魚を発見。幼魚といっても5cm位ある子でした。どこかでひっそりと成長していたんですね。

2本目 島前 ⇒ スタンダード

2本目は学生グループです。雲見に来た理由はもちろん地形です。ですからやっぱりスタンダードコースですね。
ビギナーさんもいるとはいえ、フリー潜降も問題なし。クレバスを落ちてHの穴を抜けたら先ほどと同じように魚も群れが待ち受けていました。
私の頭のすぐ上に魚が群れていますよね。こんな群れがずーっといるんです。
クランクの群れ

-24mのアーチの中のテングダイを紹介です。
Hの穴

テングダイはペアで並んでいましたよ。
テングダイ

マンボウ待ちの根のアカホシカクレエビです。
アカホシカクレエビ

たて穴を通ってHの穴に向かってから水路下の洞窟・三角穴と地形を思う存分楽しんできました。

3本目 島裏 ⇒ 大牛の洞窟 ⇒ グンカン

3本目はベテランさんと学生グループ合同で潜ってきました。
狙いはサクラテンジクダイの口内保育です。
島裏でエントリーしてからたて穴をUの字に抜けてから大牛の洞窟に向かいました。
途中でウスイロウミウシが3匹固まって交接中。といっても交接しているのはもちろん2匹で、もう1匹はすきを狙っているようでした。
サクラテンジクダイはいよいよ口内保育をしている個体が増えましたね。今日の1枚はこれ。サクラテンジクダイの透明感がよくわかりますね。
サクラテンジクダイ

今日もミナミハコフグの幼魚がいたのですが、すーっと逃げてしまって見られたのは1人だけでした。
ここでは他にもイガグリウミウシとか(とっても大きな個体でした)
イガグリウミウシ

こちらも大きく成長したジュッテンイロウミウシなどを紹介しました。
ジュッテンイロウミウシ

ここからグンカンにどうして今日の最後のアーチ、グンカンのアーチを抜けて水深を上げていって終了となりました。
地形も雲見ならではの生物も両方楽しめた1本でした。

明日はフルブッキングです。
楽しんでもらえるように頑張って潜ってきます!!

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