雲見はやっぱり地形ですね|雲見

今日は生憎の雨。ダイビングはどうせ濡れるから関係ないと言えばないのですが、水中がちょっと暗くなるのが残念です。
今日は昨日講習を終えたばかりのピカピカのダイバーと昔からの知り合いのベテランさんご夫婦の2チーム体制です。

■ 天気   雨
■ 気温   19℃
■ 水温   19.5℃
■ 透明度  8~10m
■ 透視度  7~8m
(今日は写真がありません。ごめんなさい。)

1本目 湾内

まずはビギナーさんと湾内へ。なるべくアップダウンの少ないコースで中性浮力の練習をしながらの初ファンダイビングです。
メジナやメバルの幼魚の群れを横目にゆっくりと移動していきます。途中で講習で習った水中での色の変化をライトで照らして見せたり、カサゴなどの危険な生物も教えたりちょっとだけ復習もしました。
そして-16mのアーチを潜って雲見の地形の一端を経験してもらいました。
課題としていた中性浮力はBCにエアを入れるタイミングがまだわからないようでしたが、それさえ教えてあげるとうまく水底から離れて巻き上げることなく泳いでいました。
浮きそうになると自分でBCからエアを抜いていましたし、初めてのファンダイビングとは思えませんでした。
そしてコブダイとかオトヒメエビとかメバルとかなるべくわかりやすい生物を紹介したら自分でもアオウミウシを見つけて喜んでいました。
そんなこんなで無事初ファンダイビングが終わりました。
 

2本目 スタンダードコース

2本目はベテランさんと雲見の基本の「スタンダードコース」をまわって来ました。
普段は神子元でハンマーヘッドシャークを追っかけたりしていて時々雲見に遊びに来てくださるご夫婦は何気に地形好きなので、最初は基本を抑えておくべきでしょう!
マクロも見てみたいということでウミウシなどもちょっとだけ紹介しましたよ。
キャラメルウミウシ、アラリウミウシ、マツカサウミウシ属の一種を水路下で見せた後は、Hの穴→-24mのアーチ→たて穴→Hの穴→秘密の抜け穴→水路下の洞窟→三角穴と連続して穴巡りです。
途中でハナタツを紹介したりしながら思う存分雲見の醍醐味を味わってもらいました。

3本目 Hの穴

ビギナーさんは中性浮力も大丈夫そうなので、今度はHの穴まで足を伸ばしてきました。水路を通るときは水深の変化があるので中性浮力がとれていないとちょっと難しいんですよね。
ブイから降りて水路へ。緊張もほぐれていたようで泳ぎ方がゆったりとしていました。水路に入ると水深が浅くなるので浮き上がらないように注意です。ここは難なくクリア!
クレバスは降りずに徐々に水深を落としてHの穴の入り口へ向かいましたが、ここでも急潜降することなく泳いでいました。
水深を落としている時に壁のくぼみの中にカメノコフシエラガイが!でもちょっと地味でしたね。
いよいよHの穴の暗がりから外に出たらクロホシイシモチやツマグロハタンポが群れていました。穴から出て視界が開けた時にみたこれらの群れが今日一番印象に残っていたと言っていました。
わかりますよ、その気持ち。私も大好きな光景です。
ちょっとだけ島裏に出たら再びHの穴を通って、その後徐々に水深を上げて水路まで。実はここが一番浮き上がりやすいのですが、ここでもやっぱり自分で浮力コントロールを行なっていました。
すごくカンがいいですね。
この後はまるまる太ったイシダイの老成魚が岩肌をガリガリかじって食事をしているシーンとか、ちょっとだけ興味を持ち始めたウミウシを紹介したり、リラックスムードで終了となりました。

4本目 三競

本日の最後は旦那様のリクエストで三競へ行ってきました。
スタンダードコースを回った時に意外と(失礼!)と可愛い生物も好きだとわかったので、それらも紹介しながら洞窟&穴巡りです。
2の穴の中ではプクッとしたオセロウミウシ(交接中)や、やたらと数が多いウスイロウミウシを見てもらって、その後にオレンジ色で愛嬌のあるオキナワベニハゼを観察です。
オキナワベニハゼは棲んでいるところが緑色の岩肌なのでより鮮やかに見えるんです。
3の穴でもウミウシを少々。ざっと探してもコイボウミウシ、リュウモンイロウミウシ、サラサウミウシ、センテンイロウミウシなどが見つかりました。3の穴のエアドームで一息ついたた後は、オレンジ色の壁が綺麗な4の穴へ。
ゆっくりと穴巡りをしていたので今日はここで時間切れとなってしまって、安全停止となりました。
ちょっとだけカワイイ系のウミウシを紹介しただけですが、こんなにウミウシを見たのは初めてかもって・・・。
神子元では岩肌なんか見ませんからね(笑)

最近はマクロリクエストが多かったので地形を中心に楽しむのは久しぶりでした。
おかげで私も満足の一日でした(^O^)

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