冬型の気圧配置も無くなってやっと穏やかな海を取り戻した雲見。
ひどかった春濁りもちょっとだけ収まりました。潮自体は綺麗なのですが、浮遊物が大きくて多いんですよね。
黒潮の支流が伊豆半島の西側に迫って来ていますのでこれがぶつかってくれたら最高ですね。
■ 天気 晴れ
■ 気温 23℃
■ 水温 16.5~17.5℃
■ 透明度 6~8m
■ 透視度 5~8m
(写真はクリックすると拡大します。)
1本目 -24mのアーチ ⇒ たて穴 ⇒ ブルーコーナー
2本目 -24mのアーチ ⇒ 小牛の洞窟 ⇒ 水路下の洞窟 ⇒ ブイ
3本目 小牛湾内 ⇒ 魚礁 ⇒ 小牛横 ⇒ -24mのアーチ
濁りが少し回復したとはいえ洞窟の中は薄暗くなってしまっています。魚の群れはいますが、全体が見えませんから写真を撮るならやっぱりマクロ生物になってしまいますね。
でもマクロ生物には事欠かない雲見ですから、そのへんは助かります(^_^)
先日見つかったハナタツがペアになったというのを聞いて見に行ったのですが、見つかったのは昨日新しく登場したもの。この子も立派な皮弁を持っていますが、ちょっとオレンジっぽいですね。
この間見たものは見つからなかったのですが、他のガイドさんの話によると2m位深場に移動していたようです。結構広い範囲を移動していますね。
岩肌をゆっくりと見ていくといろいろなウミウシたちが見つかりました。
まずはボブサンウミウシ。昨年まで雲見であまり見かけなかったのですが、今年はこれで3個体目。今年は特別数が多いのか、見つける目が肥えてきたのか・・・?どっちなんでしょうね?
コブシミルの上で上手に擬態しているのはヒラミルミドリガイです。同じような色をしていますから「ここにいるはず!」という気持ちで探さなければ見落としてしますよ。
和名も学名もまだ付いていないヨツスジミノウミウシ科の1種は、ちょっと前まではアオミノウミウシ科の1種と言われていたものです。分類学の発達でウミウシもどんどん分類が進んでいるんですね。
このウミウシは見つけたときはシラユキモドキかなと思っていたのですが、写真をよくみてみると周縁に赤いラインが入っていますし二次鰓にも色が入っていますのでどうやらシラヒメウミウシのようです。こちらはお初にお目にかかりました(^_^)
よく紹介していますが、この写真は全身がはっきりと写っていますので載せちゃいました。マツカサウミウシ属の一種です。背中の丸い突起の模様が、笑っている顔に見えるのが可愛らしいです。
この綺麗なウミウシはハナビラミノウミウシです。泳いでいたら知り合いのEmiさんが教えてくれました。久しぶりに見ました。
地味なんですがこちらはイソウミウシ。知らないとカイメンと間違えそうですよね。
他にもサラサウミウシ、ニシキウミウシ、アマクサアメフラシ、シロイバラウミウシ、シラユキウミウシ、コモンウミウシ、オセロウミウシ(仮称)、キャラメルウミウシ、ミレニアムマツカサウミウシ、トド・ラケモサなどなどたくさんウミウシが見つかりますよ。
もちろんウミウシばかりでないのが今の雲見のいいところ。
目の上の角とおちょぼ口が愛らしいシマウミスズメの幼魚は大好きな魚の一つです。
鮮やかな外套膜を持ったのはカノコダカラ。潜っている時にときどき貝殻を見かけますが、貝殻もちょっと赤みがかかっているんですよ。
岩に隙間で用心深く隠れていたのはフトユビシャコモドキ属の一種です。逃げ足が早いので見つけたら慎重に近づいてくださいね。
春濁りは一進一退を繰り返していますが、上にも書いたとおり黒潮に期待しています。
GWにはいい潮が入ってきてくれることを願っています。
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