大雨の影響|雲見

ゴールデンウィーク後半戦が始まりましたがその出鼻をくじくような昨日からの大雨。
朝は伊豆急行が止まっていたのでダイビングを断念されたお客様もいて、朝から対応に大忙しでした。
昨日からのベテランご夫婦と、2回目のファンダイビング(昨年の初ファンダイビングも雲見でしたよね)のお客様とで今日も2チーム体制です。

■ 天気   雨のち曇り
■ 気温   21℃
■ 水温   19.5℃
■ 透明度  7~8m
■ 透視度  6~8m
(今日は写真がありません。ごめんなさい。)

1本目 大牛の洞窟 ⇒ グンカン

先発隊はベテランチーム。
大雨で川から流れだした土砂が雲見の海を覆っていました。でも川からの水なので濁っているのは水面付近だけなんです。水面近くだけはぐれないように注意してくださいね。
さて、大牛の洞窟にいるはずのBIGなオオモンカエルアンコウを狙って行ったのですが・・・
どこにも見当たりません。あんな大きな体ですから見落とすはずはないのですが。またどこかに行ったのでしょうか?
(と思っていたら、後から行ったグループは見たとのこと。どうやら動き回っているようです。)
気を取り直して、せっかく大牛の洞窟に来たのですから、雲見名物(?)の骨も内蔵も透けているサクラテンジクダイを見せて、透けてる繋がりでクリアクリーナーシュリンプもチェックです。
この後はここで見られる人気のウミウシをお見せしました。南方系の極小イチゴミルクウミウシ、紫色が綺麗なアラリウミウシ、背中の白いY字が特徴のセトイロウミウシ、ピンクのボディに白線と赤いドットが人気のジュッテンイロウミウシなどなど。
探せばもっといるのですが、今日は今日はウミウシメインじゃないのでこれくらいにしてグンカンへ移動して行きました。
途中キビナゴの群れがいたのですが、生憎の透明度だったのでいつものキラキラ感は見られず。ちょっと残念でした。
グンカンを半周回ったところでタイムアップとなり、安全停止をして浮上しました。

2本目 -16mのアーチ

ビギナーさんは昨年の秋以来のファンダイビングということでリフレッシュを兼ねて湾内へ。
アーチを潜りたいというので-16mのアーチへ行ってきました。
ブイ下で呼吸を整えてもらって、落ち着いてからツアーを開始しました。最初はフィッシュウォッチングよりもまずはダイビングを思い出してもらうことが大切なので、中性浮力を意識しながらゆっくりと泳いで行きました。
-16mのアーチを潜ったあたりからはちょっと生物も紹介しました。白と赤の縞がが目立つオトヒメエビのペアや、50cmを超える大きなコロダイ、濁っていても黄色い体がよく目立つアイゴなどを見てからブイ下に戻ると透明感のあるアオリイカが群れていました。

3本目 -24mのアーチ ⇒ たて穴 ⇒ 小牛の洞窟 ⇒ Hの穴 ⇒ ブイ

ベテランさんの2本目は地形を攻めてきました。
土砂で蓋をされた海の中はちょっと暗く、-24mのアーチの中も薄暗かったです。そのためかライトに照らされたマツカサウオが金色に輝いて見えました。
小牛の洞窟は甲殻類の宝庫です。大きく成長したRPGのラスボス的なオーラを放ったイセエビとか、RPGの雑魚キャラ並みにいるヒメセミエビ、オトヒメエビはペアで穴の奥に隠れていました。
透明度が悪い時に通るアーチやトンネルはちょっとした冒険気分となります。そして暗がりを抜けた前に広がる光を浴びると清々しく感じたりしますよ。
穴を縦に抜け横に抜け、縦横無尽に牛着岩の地形を楽しんできました。

4本目 小牛湾内

ビギナーさんの2本目は生物を見たいということなので、小牛の湾内で遊んできました。
潜降してすぐに再びアオリイカの群れが!はっきりと見えないのがちょっと残念です。
イソギンチャクに潜むアカホシカクレエビ、穴から全身を出したと思ったらダイバーに驚いてすぐに穴に戻ったアライソコケギンポ、阪神ファンにはたまらない柄のトラフケボリ、ライトを当てると逃げまわるキビナゴ、美味しいそうなサイズ(笑)のマダイなどを見たのですが、一番驚いたのはアカハタでした。
口に何かを加えて岩の下に潜り込んでいったのですが、岩の下を覗きこんだら口からはみ出したところに目と足が!コウイカの子供をくわえていました。
捕食した瞬間は見られませんでしたが、なかなか面白い光景を見ることができました。

明日は西風が吹く予報です。雲見で潜れるといいですけど・・・

コメント

} });