台風が去った後の海は・・・|雲見

牛着岩が隠れるほど大きな波をかぶっていた雲見ですけど、今日は落ち着きを取り戻しました。穏やかな海ですね(^^)。
牛着岩の背後には世界遺産 富士山がはっきりと見えていましたよ。
牛着岩

■ 天気 晴れ
■ 気温 27℃
■ 水温 26℃
■ 透明度 6~10m
■ 透視度 6~8m
(写真はクリックすると拡大します。)

1本目 島裏 ⇒ 小牛の洞窟 ⇒ -24mのアーチ ⇒ たて穴 ⇒ ブルーコーナー

2本目 島裏 ⇒ 小牛の洞窟前 ⇒ Hの穴 ⇒ ブイ

3本目 小牛横 ⇒ 島前 ⇒ -16mのアーチ

秋の空は雲が高く見えます。台風一過の秋晴れですけど、海の中は白く濁り気味。あれだけ海が荒れたら色々と巻き上がってしまいますよね。
それも時間とともに収まってくるでしょうから、焦らずに見守りたいと思います。

海の中は砂がなくなって砂に隠れていた岩肌が白く見えているところもあれば、今までゴロタだったところに砂地が広がっていたり・・・
ちょっと様子が変わっているところもありました。

今まで確認されていたマクロ生物たちの情報も一旦リセットされているでしょうから、確認を兼ねてのダイビングとなりました。

大人気だった小牛の洞窟内のベニカエルアンコウとかその近くにいたハナタツ達は今日は見つからず・・・。いなくなってしまったようです。
でも去るものがいたら新たに見つかったものも(^^)v

朝一番で潜っていたコリンズの麻美ちゃんが教えてくれたベニカエルアンコウです。見事に同化していますね。
ベニカエルアンコウ

それからブルーコーナーのセダカスズメダイは今までいた個体はいなくなってしまいましたけど、一回り小さな子が見つかりました。
セダカスズメダイ

そのブルーコーナーでちょっと珍しい魚を見つけました。
タナバタウオでしょうか。転石の下にいることが多く、まさかブルーコーナーで見かけるとは・・・。ビックリです!!
タナバタウオ

もちろん台風を乗り切った生き物たちも多くいました。
穴の中に隠れていたのかな?トウシマコケギンポとかアライソコケギンポマツバギンポは何事もなかったようにいました。下の写真はお散歩中で全身を見せているマツバギンポです。
マツバギンポ

そして心配だった人気のスジタテガミカエルウオはちゃんと確認できました。一安心です。
スジタテガミカエルウオ

-24mのアーチのテングダイもペアでこの通りいまいたよ。この写真を見たらわかると思いますが、海の中はこんな感じの白っぽさなんです(T_T)。
-24mのアーチ

このテングダイはだいぶダイバー慣れしたみたいでそ~っと近づけば結構近寄れるようになりました。
アップで写すとあごひげがあるのがわかるんですよ。
テングダイ

Hの穴の中は相変わらず魚たちでいっぱいです。クロホシイシモチネンブツダイの混成の群れで埋め尽くされていました。
クロホシイシモチ

島の周りには今日もキビナゴが群れてその中をイナダが1匹、悠々と泳いでいました。

小牛の洞窟ではナンヨウウミウシを確認です。うまく窪みに収まって台風をやり過ごしたのでしょうか。よくぞ飛ばされずにいてくれました。
ナンヨウウミウシ

ミヤケテグリもいました。この子はだいぶ成長した子です。可愛らしさならもう少し小さなのが可愛らしいのですけど、写真に撮るならこのサイズかな。
ミヤケテグリ

イソバナカクレエビも同じ場所にいてくれました。こんなに小さくても飛ばされずに頑張るなんてちょっと感動です。
イソバナカクレエビ

このムチカラマツエビもちっちゃな子でした。この子は新顔かな?
ムチカラマツエビ

とっても可愛らしいトゲチョウチョウウオの幼魚です。岩肌を突いて食事中でした。
トゲチョウチョウウオの幼魚

生物の逞しさを感じたのはこのテッポウエビです。
砂が飛ばされてゴロタが見えていますけど、その隙間の砂を掘って巣作りを一生懸命にやっていました。台風で巣穴が潰されたはずなのに・・・。頑張れって応援したくなっちゃいました。
その穴にはダテハゼハナハゼも既にちゃっかりと共生していて、ちょっと環境が変わりましたけど頑張って欲しいです。
テッポウエビ

 

台風の影響で海の中は変わってしまったところもありますが、徐々に人気の生き物たちも見つかってくるでしょうし、透明度も回復してくるでしょう。
それを楽しみにしていこうと思っています。

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