ほぼ3ヶ月ぶりでも役者たちは揃っていました|土肥

昨日の夜から降っていた雨は朝のうちには止みました。
でも雨を降らせていた前線が通過したことにより風向きが西風に変わってしまって雲見はクローズ。
今日は西風でも潜れる(事が多い)土肥の通り崎ビーチに行ってきました。

■ 天気 : 雨のち晴れ
■ 気温 : 15℃
■ 水温 : 15℃
■ 透明度 : 3~12m
■ 透視度 : 3~12m
(写真はクリックすると拡大します。)

1本目 通り崎ビーチ

2本目 通り崎ビーチ

土肥はサービスが1月2月とお休みになっていたんです。
ですからこの間の日曜日に再開したばかり。
2ヶ月間休ませていた海の中はどんな感じになったんでしょうね?

ここ通り崎ビーチで見たいものといえばアカオビハナダイではないでしょうか?
水深20mくらいの沈船の周りにいるんですよ。
アカオビハナダイ

写真を見ての通り体に帯状の横帯があるのが特徴です。
でもこの特徴を持ったのはオスだけ。メスは紫っぽい色をしているんですよ。

そしてこの沈船にはサクラダイもいますよ。
写真に写っているのは背びれに黒い点を持ったメスです。
サクラダイ

でも白い斑点を持ったオスが全く見当たらなかったんです。どうしちゃったんでしょう??
ただメスからオスに性転換している途中の個体を見つけました。
背びれに黒い点が有りますが、体に白い斑点が出てきていますよね。
サクラダイ-2

 

それからもう一つ通り崎ビーチで見ておきたいものはミジンベニハゼです。
2ヶ月間いてくれるかどうか心配だったんですけど、無事にいてくれました。
でもダイバーに対してまた警戒心が強くなったようでなかなか近づかせてくれませでした。
ミジンベニハゼ

 

それから今日はサービスのスタッフさんにウミウシを探してきてくださいって言われていたので、ウミウシを意識してみました。
通り崎ビーチは決してウミウシが多いポイントとは言えませんけど探せばそこそこは見つかりますよ。
一番多く見かけたのはミツイラメリウミウシかな。
写真の子が一番大きな子でした。
ミツイラメリウミウシ
写真を見て気がついたのですけど二次鰓の周りに白いものがくっついています。
このようなミツイラメリウミウシは過去に2回見ているんです。

2013年2月20日 雲見
2013年3月19日 大瀬崎

他のウミウシでこんな風に二次鰓の周りにつくものは見たことがないのでミツイラメリウミウシに(もしくはその近似種に)のみ寄生するものなのでしょうか?

小さいものではオショロミノウミウシ属の1種がいました。まだ名前の無いウミウシです。大きさは数ミリです。
オショロミノウミウシ属の1種

反対に大きなウミウシもいましたよ。
まずはハナオトメウミウシ
ハナオトメウミウシ

それからマンリョウウミウシ
マンリョウウミウシ

一番ビックリしたのがこのカラスキセワタです。5cm以上もある個体でした。
カラスキセワタ

浅場ではフウセンウミウシが散歩中。うねりに揺られながら移動していました。
フウセンウミウシ

他にはシロハナガサウミウシ、コモンウミウシ、サラサウミウシ、アオウミウシなど。
岬の方は浅くてうねりが直接当たる場所だったのでウミウシ達はみんな隠れていました。
いる気配はあったんですけどね・・・

他にはマトウダイがウロウロしていました。
マトウダイ

ハナミノカサゴの若魚は岩から全く離れません。
ハナミノカサゴ

カエルアンコウの仲間は2種類が同じ岩にいました!
えんじ色のイロカエルアンコウです。
後ろの岩肌の色とそっくり!!
イロカエルアンコウ

そしてベニカエルアンコウ
ベニカエルアンコウ

石にうまく擬態していたセレベスゴチもいました。
セレベスゴチ

砂地にはワカヨウジ。体長は30cmくらいある大きな種類なんですよ。
ワカヨウジ

そしてイボイソバナガニです。ポリプが全く無くなったムチカラマツにいたので折角擬態ができるような体をしているのに効果なし。
ひと目でわかっちゃいますよね(笑)
イボイソバナガニ

 

久しぶりの通り崎ビーチでしたけど楽しかったですよ~~♪♪

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