粟国島の報告です。ダイナミックな海に魅了されちゃいました。|粟国島

改めまして、粟国島から帰ってきました。
粟国島って那覇から北西に約60km離れたところにある小さな島です。
その周りにダイビングポイントが点在し、ダイビングは全てボートダイビングです。
この時期の見どころはギンガメアジの群れ。
果たしてギンガメトルネードは現れたのか???

【6月26日(金)】
1本目 パイプライン

【6月27日(土)】
1本目 通信塔
2本目 ポージトマイ
3本目 筆ん崎
4本目 筆ん崎
 

前日雲見の海底清掃で春濁りで水温19度の海を見ていたんですけど、粟国島の海は青かった~。そして暖かかったです。
透明度は30mを超え、水温も30度。同じ日本とは思えないくらい良い海でした。
パイプライン-6

ただ南西の強い風がずーと吹いていて、港の外は白波が立っていました。
ですから26日は移動の疲れもあるし、メインのポイント『筆ん崎』には行かず近くの『パイプライン』というポイントで潜りました。

『パイプライン』は地形ポイントで幾つものトンネルやアーチが点在しているところ。
雲見で地形を潜り込んでいますけど、雲見は大きな岩が重なって地形を作っていますが、粟国島のトンネルは水の侵食によって作られた感じの地形です。
ですから一言に地形と言っても、まったく雰囲気の異なる光景なんですよね。

こんな風に水路状のポイントを通り
パイプライン-1

見上げると太陽の光が差し込んできます。
パイプライン-2

大きな洞窟の中にはミナミハタンポの幼魚が群れていました。
パイプライン-3

ゴツゴツした岩肌を照らす光はとっても神秘的。
パイプライン-4

こんな風に大小様々なアーチやトンネルをくぐり抜けて凄くダイナミックな光景を楽しみました。
パイプライン-5

 

開けて27日。この日も風は収まらず・・・。
でも午後になると波は収まってくるよというガイドさんの言葉を信じて午前中の2本は近くのポイントへ。

▶1本目 『通信塔』

ここでは群れからはぐれたクロマグロとタカサゴの群れを狙いましたけど、潜ってみたら昨日に増して透明度が良くなっていました。
どこまでも見える海。気持ち良いですね~~♪
通信塔-

途中ハナゴイの群れ(下写真)を見たり、ハマクマノミハタタテハゼセナキルリスズメダイなど伊豆半島で見たら大騒ぎする魚をみてテンション上げながら泳いでいきました(笑)
ハナゴイ

そしてダイビングも終盤、待ちに待った奴が!!クロマグロです。それも1m20cmは超えるだろうという大きなマグロでした。
迫力あったなー。
クロマグロ-1

このあとカンムリブダイを見ましたけど、タカサゴの群れは見られず。でもクロマグロを見られただけで十分って感じでした。

▶2本目 『ポージトマイ』

ここも地形ポイントでした。
ポージトマイ-1

1日目のパイプラインよりは小さなトンネルやアーチでどちらかと言うとこっちのほうが雲見っぽい(笑)
ポージトマイ-2

洞窟の中にアカマツカサが群れていたり、イセエビとかが暮らしていましたよ。
アカマツカサ

こんな光景を見ると本当に地形って素晴らしいと思いますよ。
ポージトマイ-3

地形巡りが終わってアンカーロープに戻る間にちょっとだけフィッシュウォッチング。
この子はハマクマノミです。
ハマクマノミ

安全停止直前にはタカサゴの群れも出てくれて、1本目のリベンジとなりました♪♪
タカサゴ

▶3本目 『筆ん崎』

午後は波が少しだけ弱まって念願の筆ん崎へ行くことができました♪♪
潜降してみたら明らかに今までのポイントと魚の種類も数も違うんです。

いきなりカスミアジが登場したり
カスミアジ

ウメイロが川のように流れていたり
ウメイロ

中層にはツムブリがビューっと流れていきます。
ツムブリ

水底付近にはタテジマキンチャクダイがいたり
タテジマキンチャクダイ

シテンヤッコはあちこちに。
シテンヤッコ

モンガラカワハギなんかも見られて、それだけでもテンションが上りますよね。
モンガラカワハギ

でも狙うはギンガメアジ。しばらく泳いで小さな群れに遭遇です!!
ギンガメアジ-1

群れは徐々に場所を変えながら小さいながらもトルネードを完成させてくれました(笑)
ギンガメアジ-2

船に上がったあと、ギンガメトルネードが見られたことに喜んだものの、ガイドさんの「入門編みたいな群れでしたね~」という言葉にちょっと落胆・・・
わかっていたものの実際に言わると、期待していた群れがこんなものじゃなかったからちょっとショックです。

ただ、4本目に入る頃は潮が止まるから群れがもっと大きくなるよって言ってくれた言葉を信じてみました。

▶4本目 『筆ん崎』

さて、2日目の最後です。ギンガメアジが群れる場所から一番近いブイが何とか使えそうな波まで何とか収まってくれました。
期待を込めてエントリーです。
移動を初めて間もなく、ガイドさんが指差しながら泳ぎを早めたんです。ガイドさんについていくと・・
いました!!大きなギンガメトルネードです。
ギンガメアジ-3

群れを散らさないように十分注意して徐々に接近します。
ギンガメアジ-4

群れを驚かせなければ群れから近づいてくれることも!
ギンガメアジ-5

今回の群れは本当に迫力があるサイズでした。見応えがあったなぁ~♪

群れの周りにはロウニンアジのペアが!ロウニンアジってギンガメアジの群れに突っ込んで捕食することがあるんですって!!
ロウニンアジ

しばらく群れを見て満足したらゆっくりブイまで移動です。
途中イソマグロの小さな群れを見たり
クロマグロ-2

別のギンガメアジのトルネードを見たり、なかなか先に進めない素敵な(?)ダイビングでしたね。
ギンガメアジ-6

遠くに見える水面にまで届きそうな大きな群れ。ギンガメアジかと思ったのですけど群れの招待はテングハギモドキ
でもガイドさんもこんなに大きなテングハギモドキも群れは滅多に見られないと言っていました♪
テングハギモドキ

最後はアカモンガラの群れや
アカモンガラ

カスミチョウチョウウオの群れに癒やされて終了となりました。
カスミチョウチョウウオ

 

予定では28日の午前中も潜る予定だったのですけど、帰るフェリーが欠航しセスナに変えたためにダイビングは断念。
それでも粟国島の海のポテンシャルの高さに驚きを隠せない2日間でした。

来年も是非粟国島に行きたいです!!!
ツアーを開催しますから絶対に行きましょうね。

 

《耳寄り情報》

◆ 究極のマクロワールド『柏島ツアー』の開催決定! 【9/3(木)~6(日)】 参加者大募集!!
確認されている魚の種類だけでも1000種類以上という生き物の宝庫。レアな生き物達に会いに行きたい人集まれ~!!

◆ 7月5日(日)は田子の外洋ツアーを開催します。圧倒的な魚の群れと、乱舞するハナダイの仲間。期間限定の田子島にも行けますよ。
皆さんの参加をお待ちしていま~す!!

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