腰を据えてじっくりとフォトダイビングを楽しみました

しばらく悩まされたうねりがやっとなくなりました。
風は東寄りの風なので海はとっても穏やかで久しぶりに潜りやすい海が戻ってきました。
ただ太陽が出ていなかったのでダイビングが終わったあとに風に当たるとちょっと涼しく感じましたね。

でも今日潜った黄金崎ビーチはウェットスーツのまま入れるお風呂もあるし、風が当たらない休憩所もあるのでその点は安心です。

■ 天気：曇り
■ 気温： 20.4℃ (松崎町アメダスによる最高気温)
■ 水温： 23.5℃
■ 透明度： 13～15ｍ
■ 透視度： 10～12ｍ
(写真はクリックすると拡大します。)

1本目 -19ｍケーソン方面

2本目 -16ｍケーソン方面

今日黄金崎ビーチに行ったのは腰を据えてじっくりと写真が撮りたかったから。
黄金崎ビーチは着底してカメラを構えることができるので、じっくり撮るのに適しているんです。

砂地に降りて最初に向かったのはネジリンボウです。
3ヶ所で確認されているんですけど、どの子もダイバー慣れしてきているみたい。
時間をかけて近づけば30cmくらいまで近づくことができました。
ネジリンボウが警戒しないから巣穴担当のニシキテッポウエビも穴掘りを繰り返していました。
ここにはニシキテッポウエビはペアでいました。

別のネジリンボウはもっと大胆で、ダイバーが近づいてもホバリングしていました。
ここにもニシキテッポウエビはペアでいましたけど、ネジリンボウがホバリングしていても、ニシキテッポウエビは触覚をネジリンボウに当てて用心していましたよ。

ニシキフウライウオのメスです。この近くにオスがいるって情報があるみたいなんですけど、探しに行ったダイバーはみんな見つけることができず・・・。
お腹に目が見え始めている受精卵を抱えているのでいるはずなんですよね～。

その卵の様子です。
育児嚢の隙間から卵が見えていますよ。

ミジンベニハゼです。一時は1ダイブで20匹位見られたのですが、だいぶ数が減ってきてしまっています。

でも警戒心が薄いのは変わりませんから、格好の被写体ですよ。

それから是非見たかったエビの仲間、フィカコリス・シムランスは見つかりませんでした。
たまたま水中で会った黄金崎ダイブセンターのスタッフさんと一緒に探したんですけど・・・。
その代わりと言っては何ですが、オトメハゼを教えてもらいました。若ちゃん、ありがとう！

ハゼといえばハチマキダテハゼもいましたよ。
地味だけどハゼ好きさんなら喜んでもらえるかな(笑)

セスジミノウミウシですね。きれいな色をしたウミウシです。

ヒョウモンダコもいました。ライトを当てたせいか、ちょっと興奮して青いラインがくっきりと浮かび上がって警戒されちゃいました。

アカオビハナダイの幼魚かな。動き回っていたので証拠写真程度でごめんなさい。
他の場所でも見られているので探せばまだ見つかるかもしれません。

ハナミノカサゴの幼魚は同じ場所にずっといます。
妖艶な雰囲気を持っていますよね。

ふと見上げたらアオリイカがいました。

安全停止しながらも被写体はいます。
こちらはイソギンチャクエビのペアです。
左の大きな方がメス、右の小さいのがオスです。

そしてイソギンチャクモエビもいました。
文字通りえび反りしている可愛い子です♪

ハマクマノミはエントリー口の近くにいるので、行き帰りに見ることができます。
そんなに激しく動かないので写真が撮りやすいいい子です。

コウワンテグリも浅場の移動中に見つけました。
可愛らしかったですよ。

オキザヨリです。これもゴロタの上を移動中に見かけました。
オキザヨリは水面近くにいるので雲見だと見上げるように見ることが多いのですが、黄金崎ビーチのゴロタの上だと横から見ることができるんですよね。

とにかくエントリーしてからエキジットするまで被写体が耐えない一日でした。
”砂を巻き上げない”とか”被写体へのアプローチの仕方”とか色々練習になった一日でした。

黄金崎ビーチはリクエストをいただければ行くことも可能です。
行きたい方は一度お問い合わせください。

《お知らせ》

◆ 12月20日から1月17日までフィリピン・ボホール島で再びガイドをすることになりました。
ギンガメアジが渦巻き大きなウミガメが闊歩するダイナミックなバリカサグ島。
ハゼや甲殻類、ウミウシいっぱいのマクロ天国、パングラオ島。
どちらも魅力がいっぱいです。
是非遊びに来てください。
(詳しくはこちらをチェックしてね。 http://kumomi.jp/?p=31035 )

◆ 2017年1月29日から2月3日の行程でバリツアーを開催します！！
今回は海沿いのホテルに泊まってダイビング三昧＆老舗ホテルでちょっとリッチなお泊りをします。
詳細は後ほど公開しますが、予定を空けて一緒に行きましょう！！

◆ 宿に22時以降チェックインご希望のかたに朗報です。
夜遅いご到着でも受け入れていただける宿泊先と提携できました。
もちろん電車の到着でもOK。駅までお迎えに行きます。
ご利用をご希望の方は予約時にお申し付けください。

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