台風9号が去って行き、台風10号は琉球列島の南で迷走中。
10号は非常に強い台風なのでうねりが入ってくることが心配でしたが、うねりは小さくて水路の通行も問題なし。
波もなかったので思ったよりも海は穏やかでした。
■ 天気 ： 晴れ時々くもり
■ 気温 ： 30℃
■ 水温 ： 24.5～26℃
■ 透明度 ： 10～12ｍ
■ 透視度 ： 8～10ｍ
(写真はクリックすると拡大します。)
1本目 小牛湾内 ⇒ 小牛横 ⇒ 小牛裏 ⇒ Hの穴 ⇒ ブルーコーナー
2本目 スタンダードコース
うねりはないのですけど、台風9号が通過した時に降った雨で川から流れでた土砂がまだ沈みきっていないようです。
潮色は青いのですが、白い浮遊物が多い海となっていました。
でも、台風の合間にこれだけ見えていれば十分といった透明度です。
さて、最近気になっている海の生き物の繁殖行動ですが、雲見に4日潜っていないだけで大きな変化がありました。
まずは最近潜るたびに観察しているクマノミの卵ですが、3回目に産卵した卵も無事に孵化したようで、4回目の真新しい卵が産み付けられていました。
クマノミって1年で何回くらい産卵をするんでしょうね？
ハッチアウトまでは7～10日くらいかかると言われていますから、また観察を続けていきたいと思います。 
この間産卵光景を見たオオガラスハゼですが、こちらの卵もすでにハッチアウト済み・・・。
でもオオガラスハゼもまた産卵すると思いますのでまた機会があったら報告しますね。 
こちらはアオリイカの卵。
だいぶいい感じに成長しています。筒状だった卵嚢にくびれができていました。 
中にはアオリイカの赤ちゃんが見れらますよ。 
卵から孵った生き物も目立つようになってきました。
この子はコガネスズメダイ。黄色い体が海中によく栄えます。 
ソラスズメダイも小さな幼魚が見られるようになりました。
小さい頃はブルーがとっても綺麗ですよね。 
子供の頃もそうですけど、成魚になってもこのように真っ赤なトゲトサカの回りにいるとほんとうに綺麗ですよね。 
魚ではないですけど、数ミリの小さなミチヨミノウミウシが4匹もかたまっていました。
(写真をクリックして拡大してみてください。) 
私達の気づかないところでこうやって新しい命が産まれているんですね。
アライソコケギンポです。落ち着きなく穴から半身を出したり、引っ込んだり動いていました。 
対してこのトウシマコケギンポはとっても臆病さんでした。 
ハナタツです。
いつもの皮弁が長い子です。 
真っ赤なハナタツがいた場所には他のハナタツがいました。 
このそばに真っ赤な子がいたと言っていましたし、この付近に黄色い子がいたという情報も。
他にもハナタツ情報がありますので、最近ハナタツがよく見つかっているようです。
こちらはアイダイブの金子さんが教えてくれたベニカエルアンコウです。
最近ベニカエルアンコウが定着してくれないのですが、この子には期待したいと思います。 
この子ははまゆに研修に来ている女の子(先日一緒に潜った子ですよ)が教えてくれたコールマンウミウシです。
いつも通るところにいたのに全然気づきませんでした。ここ数日いるというのしばらくは見られると思いますよ。 
サガミリュウグウウミウシは独特の色合いで好き嫌いが別れる子(笑) 
ニシキウミウシです。ほぼ真下の踏まれそうなところにトラフケボリがいますけど大丈夫だったかな？ 
地味系のウミウシもいました。
オトメウミウシの仲間だと思いますが、何かは判別ができませんでした。 
イサキは穴の入り口で群れていました。 
クランクのカゴカキダイの群れは綺麗ですね。
嬉しいことに群れの数が増えていましたよ。 
ビシャモンエビはすくすくと成長していますよ。 
似ていますが、この子はムチカラマツエビです。 
今日は穏やかな海で良かったです。
ただ台風10号が東へ向きを変えて関東に接近する予報となっています。
週明けに最接近するみたいですから、今後の動きに注目していきたいと思います。
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