雲見ではなかなか会えない生き物達を見てきました|土肥

今日も青空が広がっています。気持ちのいいダイビング日和となりました。
本日潜ったのは土肥の通り崎ビーチです。
実はここで今年2月に重油流出事故があって重油自体はすぐに止まったのですけど水質の調査などで時間がかかり6月中旬までクローズされていたのです。
だから今年はまだ潜っていませんでしたので、土肥101の山本さんにお誘いいただきチェックダイブに行ってきました。

■ 天気 : 晴れ
■ 気温 : 29℃
■ 水温 : 20~25℃
■ 透明度 : 8~12m
■ 透視度 : 7~12m
(写真はクリックすると拡大します。)

1本目 通り崎ビーチ

2本目 通り崎ビーチ 

昨日は全体的に緑がかった潮で透明度もイマイチと言っていたのですが、今日は浅場には暖かくて綺麗な潮が入ってきていました。
1本目は透明度が芳しくなく暗く感じていた深場も2本目になるとすこし回復していました。
いい潮が入ってきているのでしょうか。雲見も良くなったかな?期待してしまいます。

このミノカサゴは水深6mくらいの所にいたものですけど、写真を見ても浅場の潮色が良くなってきたことがわかります。
ミノカサゴ

ここ通り崎ビーチで一番会いたかった生き物。それはミジンベニハゼ。数日前まで昨年から越冬していたペアがいたそうなのですが、棲家の空き缶ごといなくなってしまったそうです(T_T)
でももう1匹いました。まだ臆病でなかなか顔を出してはくれませんけど2本目に見に行ったらちょっとだけ顔をのぞかせてくれました。
ミジンベニハゼ

それからアオリイカの産卵が盛んに行われていました。
今は一番深場の産卵床に数多く集まって産卵をしていました。
アオリイカ-2

アオリイカ

浅場の産卵床には既にたくさんの卵が産み付けられていました。
アオリイカの卵

 

それから今日は2匹しか会えませんでしたけど、カエルアンコウは4匹位いるんですって。雲見にはベニカエルアンコウはたくさんいるのですけど、"THE"カエルアンコウは希にしか登場しないんですよね。
カエルアンコウ-1

カエルアンコウ-2

マトウダイです。20cmくらいの若い個体でした。
マトウダイといえば真冬の代表的な魚ですけど、今は7月も下旬でしょ?どうしちゃったんでしょ??
マトウダイ

回遊魚もちょっとだけ見かけました。
写真はシマアジのペアです。
シマアジ

小型ながらカンパチとかカイワリもいましたので徐々に回遊魚が増えていくのが楽しみです。

通り崎ビーチの浅場のゴロタにはガンガゼがいっぱいいます。明るくても岩陰に隠れていない物もいっぱい(^^ゞ
刺されないように注意してくださいね。
でもガンガゼの中を注意深く探したらガンガゼエビのペアを見つけました。
ガンガゼエビ

それからイシヨウジも浅場の石の上でよく見かけますよ。
イシヨウジ

雲見でもよく見かけるオルトマンワラエビです。
オルトマンワラエビ

そしてね、ミナミハコフグの幼魚も見つけました。この子も指の爪くらいのサイズで超かわいー。
雲見でももう2匹見ていますから幼魚のシーズンも到来したようですね。
ミナミハコフグの幼魚

同じ西伊豆なのに環境が違うと見られる生き物も違いますよね。
ここは西風にも比較的強いので雲見がクローズの時にお世話になると思います。
リクエストを頂いても行ける場合もありますので、興味がある方はご連絡をください。

 

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