夜半から降り続く雨。一日中雨がふるのは久しぶりです。そのため気温が上がらず、肌寒く感じます。
今日は気温より水温の方が高いという逆転現象になっちゃいました。
でも海の中は熱かったですよ。
■ 天気 雨
■ 気温 23℃
■ 水温 26℃
■ 透明度 12~15m
■ 透視度 10~13m
(写真はクリックすると拡大します。)
1本目 小牛横 ⇒ ブルーコーナー ⇒ 大牛の洞窟
被写体となる生物が目白押しの雲見です。今日はがっつりと写真を撮ってもらうのを目的に潜ってきました。
だったら小牛横から大牛の洞窟に向かうルートが今一番のお勧めです。
エントリーして下を見たら、綺麗になってる!!雨で薄暗い感じになってしまっていますが、青い水が復活していました(^o^)
そして流れるように泳ぎまわっているキビナゴの大群の中を潜降していってまずはクマドリカエルアンコウです。
小牛の横から裏にかけて島を覆い尽くさんばかりにキビナゴの大群が群れていまいた。ずーーーっとキビナゴです(^^)。
その群れの中にはカンパチの子どもやツムブリがすきを狙ってウロウロと泳いでいます。この子たちにはちょうどよいサイズなんでしょうね。
イサキやスズメダイといったいつもの群れを見ながらクランク付近行くとマアジの群れにまるまる太ったカンパチの群れが襲いかかっています。贅沢ですがこの光景も見慣れた光景となってきました(^^ゞ
さて、昨日見たキンチャクダイの仲間の幼魚は今日も5種類、タテジマキンチャクダイ、アブラヤッコ、コガネヤッコ、サザナミヤッコ、キンチャクダイときっちりと見てきましたよ。写真はタテジマキンチャクダイの幼魚とコガネヤッコの幼魚です。
ブルーコーナー付近ではキンギョハナダイとソラスズメダイが群れていてとても綺麗です。トゲトサカを入れて写真を撮ると伊豆の海とは思えない写真が出来上がります。
このところアチラコチラで見られているミヤケテグリですが、この子たちはちょっと大きめです。偶然の2ショットとなりました。
大牛の洞窟の入口付近にいたキイロウミウシです。アイダイブの金子さんから情報をもらっていたものです。フリフリでフラメンコの衣装みたい(^^ゞ
雲見名物(?)のスケルトンなお魚、サクラテンジクダイは内蔵や骨がはっきりと見えます。
さて、このサクラテンジクダイに混ざって見慣れないテンジクダイの仲間がいたんです。最初はオオスジイシモチの子供かと思ったのですが尻尾の付け根に黒い帯があったんです。写真はないので記憶を頼って図鑑を引いてみたら一番似ていたのがフタスジイシモチでした。でもやや深場を好むと書いてあるしなぁ。今度再確認してきます。
この他に見たものはムスジコショウダイ、ユカタハタの幼魚、キンメモドキ、アカネテンジクダイ、オルトマンワラエビ、コクテンベンケイハゼなどでした。
2本目 -24mのアーチ ⇒ -26mのアーチ ⇒ 大牛の洞窟 ⇒ グンカン
2本目は今まで行ったことがないところに行ってみたいという声に答えて-26mのアーチ経由でアウトサイドを回って来ました。
-24mのアーチのブイで潜降していくとまたキビナゴの群れが正面からやってきて私たちの前で左右に分かれて泳いで行きました。慌てるように泳ぐキビナゴの後方にはやっぱりカンパチの群れがいました。
アーチには今日もテングダイがペアで浮かんでいました。入り口から見るとシルエットとなっていい雰囲気で浮かんでいました。
私も久々の-26mのアーチをくぐったら再度大牛の洞窟へ向かいました。その途中で見つけたのがツルガチゴミノウミウシです。このウミウシは綺麗な色をしていますが、他のウミウシの卵を食べるというウミウシたちにとっては厄介者です。
大牛の洞窟に向かったわけは数日前ですがアカスジカクレエビがいたって休憩中に聞いたからです。でも今日は空振り。たくさんいたと言っていたのに全くいなくなっていました。集団でどこに行ってしまったんでしょうか?
その代わりにお見せしたのがムチカラマツエビです。
グンカンでは2匹並んでいたミナミハコフグの幼魚とかサザナミヤッコの幼魚とかハクセンミノウミウシ、カザリイソギンチャクエビ、マツカサウオの幼魚などの写真を撮ってもらいました。
安全停止しようとロープに沿って浮上していたら水面方向からこちらもロープに沿ってツムブリが6匹降りてきたんです。このツムブリたちは余程機嫌が良かったのか(?)安全停止をしている間ずっと私達の周りを行ったり来たり、時には手が届きそうな距離にまで近寄ってきてくれました。お陰であっという間の3分間でした。
3本目 三競
海が良くなっていたので3本目へ。誰も行っていないうちにと昼食前に出発しました。でもこれが大正解。その理由は後ほど。
三競ですから穴をくぐっていったのですが、今日はその写真は無し。生物がメインですから。
最初はギンポ3兄弟です。一番大きなホシギンポ、二番目はマツバギンポ。でも一番小さなトウシマコケギンポが一番老け顔かな(^^ゞ (写真はマツバギンポです。)
ウミウシも何種類かいましたよ。久しぶりに見たのがミカドウミウシです。
ヒロウミウシは50cm四方くらいに大小30匹以上固まっているところがあるんです。でも別に交接している気配はなし。住みやすいのでしょうか?
他に見たウミウシは、ウスイロウミウシ、コイボウミウシ、ミツイラメリウミウシ、アオウミウシなどです。
チョウチョウウオの仲間ではミゾレチョウチョウウオの幼魚とかムレハタタテダイなんかもいました。チョウチョウウオではないですがツノダシも。とても南国チックな魚達です。
これも南の魚、ノコギリダイです。オオスジイシモチに混ざって10数匹で群れていましたよ。
フロートを打ち上げて安全停止をしている時に水面を見たら何だか揺れています!?浮上してみたら水面が一転して白波が立っていました。牛着岩のEN・EXポイントが制限されるほどでしたから、昼食前に早めに潜って正解でした。
今日は生物メインにガイドしましたが、探せば探すほど色々と見つかります。
キビナゴなどの群れもすごかったし、季節来遊魚もいっぱい。中層を見るか岩肌を見るか・・・、難しい選択ですね。
写真提供はTakayukiさんです。ありがとうございました。
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