白クマくんは台風に耐えてくれました|雲見

台風21・22号の影響で6日間クローズだった雲見ですが、やっとその影響もなくなりオープンとなりました。
海はとっても穏やか。うねりは殆どなくなって水路の通行にも影響がない程度です。

うねりが長く続いたので気になる生き物たち。アイドルたちはどうなっているのかとても心配です。

■ 天気 曇りのち晴れ
■ 気温 22℃
■ 水温 22.5~24℃
■ 透明度 12~15m
■ 透視度 7~8m
(写真はクリックすると拡大します。)

1本目 小牛の洞窟 ⇒ Hの穴 ⇒ 大牛の洞窟

潜降を始めてみるとうねりの影響で白っぽくはなっていますが、思った以上に青い海が広がっていました。一安心です。

まずは小牛の洞窟へ。入口付近にはたくさんのクロホシイシモチキンメモドキが群れて視界を遮ります。
そして最初にチェックしたのはハナタツです。うねりに耐えてくれたようでしっかりとしっぽで掴まっていました。ただ今日はライトを嫌ってチョロチョロ動き回るので写真は証拠写真程度でご勘弁ください。
ハナタツ

入り口の群れをかき分けながら泳ぐとこんな感じです。

クランクやHの穴にも小牛の洞窟に負けないくらいの魚が群れています。
Hの穴

この群れの中から突如現れる大きなクエ。これには毎度ビックリします。
クエ

クエも大きかったですが、このイセエビもかなり大型です。この場所は漁師さんの海老網も仕掛けられないでしょうから暫く見られそうです。
イセエビ

クランクの小魚の群れに今日もアタックをしかけていたカンパチは10匹で集団を作っていました。いつも熱いバトルをしかけています。
カンパチ

岩の亀裂にはヌノサラシの幼魚がいました。今年は多く流れてきたようであちこちで見かけます。背中の赤いワンポイントが目立ちますね。
ヌノサラシ

大牛の洞窟に入っていこうとしたらキイロウミウシを発見。ちょっと前にもこの辺で見かけましたが同じ個体かな。今日はビヨ~ンと伸びていました(^o^)
キイロウミウシ

そして台風を乗り切ったか一番心配だったクマドリカエルアンコウですが、全く同じ場所にいました。ここはうねりがほとんど入ってこないところですから期待をしていたのですが、いてくれて一安心です。
クマドリカエルアンコウ

そして時間間際でサザナミヤッコの幼魚を確認しに。一番心配していた子ですが、何といてくれました!!ありがたいですね。
サザナミヤッコの幼魚

2本目 グンカン ⇒ ブイ

2本目はグンカンからです。根頭付近にいたクロハコフグの幼魚も台風のクローズ前にいなくなったかもと言っていたニシキフウライウオも今日は見つからず。
でもふと見た亀裂に見慣れないハタの仲間の幼魚を発見。斑点があってオオモンハタみたいなのですが尾鰭に白い縁取りがあるんです。あとで図鑑で調べてみたらアザハタの幼魚のようです。これも季節来遊魚。いろいろ来ていますね。
アザハタの幼魚

背景によってその表情が違って見えるオルトマンワラエビです。今日は黄色のソフトコーラルをバックに。
オルトマンワラエビ

ミナミハコフグの幼魚もいました。何度見ても可愛らしいやつです。
ミナミハコフグの幼魚

いつものアカホシカクレエビの子供を見てから・・・
アカホシカクレエビ

大牛の湾内を進んでいくと、久しぶりにミスジスズメダイの幼魚を見つけました。場所は以前とほぼ一緒なのですが、この間いたのより小さい個体です。この辺りはミスジスズメダイにとって居心地がいいんでしょうね。
ミスジスズメダイ

そしてこの近くでオオメワラスボの仲間も見つけたのですが、あっという間に砂に隠れてしまいました。尾鰭近くの黄色い縦線が目立っていたのでクロエリオオメワラスボだと思いますが、確証はなし。また会えたら確認したいと思います。
最後にカモハラギンポを見てから2本目も終了です。

台風の影響で今までいた生物がリセットされるかと心配しましたが、頑張って残ってくれた生物もたくさんいました。
これから他にも色々とアイドルたちが見つかってくると思います。
今後何が見つかるかとても楽しみです。

コメント

  1. EMI より:

    ワァー 白クマくん 待っててくれているんだ。今、雲見で一番会いたい人(?)会えるのを楽しみにしているよー!!
    でもやっぱり火曜日の天気予報は雨マークだ。かなりへこむな。

  2. aquatique より:

    EMIさん
    いましたよ!!
    心配していただけに見つけたときは嬉しかったですよ。
    火曜日の天気予報は見るサイトでかなり違います。
    自分を信じて待ちましょうよ。

} });