春の海と初夏の海が混ざった感じでした

朝のうちは曇りがちだったんですが、1本目から上がってきたら太陽が照っていてそれからはずっと晴れ。
それにともなって気温がぐんぐん上がって夏日になりました。
晴れてゲストさんの願いがかなって良かったです。

海も穏やかでコンディションとしては最高だったんですけど・・・

■ 天気：曇りのち晴れ
■ 気温： 26.3℃ (松崎町アメダスによる最高気温)
■ 水温： 18～19℃
■ 透明度： 6～7ｍ
■ 透視度： 5～6ｍ
(写真はクリックすると拡大します。)

1本目 -24mのアーチ ⇒ Hの穴 ⇒ クレバス下 ⇒ ブルーコーナー

2本目グンカン ⇒ -16mのアーチ ⇒ 大牛湾内

3本目小牛横 ⇒ 小牛湾内 ⇒ ブイ

水温は18℃～19℃と初夏の海になってきたんですけど、潮色がまた緑に戻ってしまって春と初夏の海が一緒になった雲見でした。

小さくて可愛らしい生き物を見るにはいいのですが、群れがちゃんと見えないんですよ。
クロホシイシモチもキンメモドキも群れているのですが、その全貌は見えず・・・
イサキも群れているんですけどこの通り。
早く潮色が回復してくれないですかね。

今日のゲストさんはギンポ好き♪
お手軽に見ることができるのはトウシマコケギンポとか

シズミイソコケギンポとか

ニジギンポとか。
どの子もいろいろな表情を見せてくれてとっても可愛らしいです。

それからエビ・カニも大好き。
今は色々見られますよ！
まずはカイカムリです。

それから透き通った体がきれいなアカホシカクレエビ。

擬態が上手なオランウータンクラブや

アケウスもいますよ。

久しぶりに見たムチカラマツエビ。

その他、エダツノガニとかオルトマンワラエビ、オトヒメエビなど甲殻類には事欠きません。

ウミウシは恋の季節なのか、あちこちに集合しているものが。
こんな風にオトメウミウシは集結しているし

この近くではシロウミウシが10匹以上集まっているところもありました。

このホシアカリミノウミウシのそばにも数匹いて、卵塊もありました。

ハナオトメウミウシは今年よく見かけるウミウシの一つです。

そしてちょっと珍しいウミウシに出会えました。
ウミフクロウです！！
雲見で見るのは4年ぶりかな。

砂地では砂に埋れたカスザメを発見！
砂を払ってもちっとも動かないので、ゲストさんに”死んでいたんですか？”と聞かれたくらい(笑)
動かないので全身を見させてもらいました。

でも表情がちょっと違和感があったので、近づいてみたら・・・
うゎー、目の周りが寄生虫だらけ。
ちょっとかわいそうに思ってしまいました。

そうそう、砂地を泳いでいたらヒラタエイによく出会いました。

マツカサウオは-24mのアーチの常連さん。

ここの立派な皮弁を持ったハナタツもまだいてくれました。

イロカエルアンコウは今日もエスカをフリフリ♪
お腹が大きく見えるので、釣りに成功したのかな？

トゲトサカの中に隠れていた貝はセロガタケボリですね。

ゴージャス感のあるミノカサゴ。

この近くにはガラスハゼが潜んでいましたよ。

好きな生き物を好きな時間かけてゆっくり観察してもらって、ゲストさんは大いに楽しんでいました。
小さな生き物の表情を観察したい時は、虫めがねを持参してください。
今までと違った表情を見ることができるかもしれませんよ。

《お知らせ》

◆ ミステリーサークルを見に奄美大島に行きましょう！【6月9日(金)～12日(月)】 ←詳しくはこちらから！
2012年に新種として認定された”アマミホシゾラフグ”が求愛のために作る直径2m程のミステリーサークルを知っていますか？
『ダーウィンが来た！』にも取り上げられた水中のミステリーなんです。
今回これを見に行っちゃいます。
もちろん、ミステリーサークルだけではなくて、色とりどりのウミウシやニシキウミウシの産卵行動なども観察するチャンス！
海はウェットスーツでもOKですよ！

◆ 雲見の海底清掃＆BBQのお知らせ【6月24日(土)】
毎年水曜日に行われていた雲見の海底清掃が今年は土曜日に行われることになりました。それも海鮮BBQ付きで！！
日頃の雲見で潜らせてもらっていることに感謝して、雲見の海をきれいにして、美味しい海の幸に舌鼓を打ちましょう(*^_^*)

◆ 4月1日よりポイントカードを開始しました。
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