マクロ天国|黄金崎ビーチ

朝8時。いつもは運転席側に海を見ながら走っているのに、今日は助手席側に海を見ながら国道を北上していました。
明日のお客様はクマドリカエルアンコウがご希望なのですが、前線を伴った低気圧が日本海を通過して強い南西の風が吹く予報。雲見はクローズの可能性大なのでクマドリカエルアンコウが見つかっている黄金崎ビーチに下見に行ってきました。
黄金崎ビーチは今クマドリカエルアンコウの他にニシキフウライウオとかイロカエルアンコウ、ヒレナガネジリンボウなども見られているとのこと。とても楽しみです(^o^)

■ 天気 晴れ
■ 気温 23℃
■ 水温 23.5~24℃
■ 透明度 10~12m
■ 透視度 8~10m
(写真はクリックすると拡大します。)

1本目 ゴロタ沿い ⇒ -16mのケーソン

下見ということでタツミのタケさん(高木さん)が一緒に潜ってくれました。心強い味方です。
まずはゴロタの浅場から。最初に見せてくれたのはゴマハギの幼魚です。くりくり目玉の可愛らしい子でしょ。
ゴマハギの幼魚

ゴロタエリアではこの他にイナセギンポ、クロメガネスズメダイの幼魚、スミツキアトヒキテンジクダイを紹介してくれました。

ここから砂地に降りて今一番ホットなエリアの一つ、-19mのケーソン付近に行ったのですが、人気者が続々と登場です。
まずはオオモンカエルアンコウの子供ですが、その大きさは数ミリ程度!見たときは思わず「わーっっ」って叫んじゃいました。
オオモンカエルアンコウ

このエリアにはニシキフウライウオが4匹もいるんです。赤黒っぽいオス、黄色っぽいオス、そしてペアとこの辺にかたまっているんですよ。
ニシキフウライウオ

そしてクマドリカエルアンコウも!雲見にいるオチビちゃんよりもっと小さな子です。
クマドリカエルアンコウ_1

他にもオキナワベニハゼとかイソバナカクレエビとかいて写真好きならこの辺だけでも時間が足りないくらいです。でも今日は下見なのでここでゆっくりとしていられません。
ここから-16mのケーソンに移動です。それはこのケーソンにもクマドリカエルアンコウがいるからです。
ここにいる白クマ君も小さな子どもでした。
クマドリカエルアンコウ_2

タケさんがこの白クマ君の写真を撮っている間にケーソンを探していたらヒュプセロドーリス・クラカトア、スイートジェリーミドリガイ、ミノウミウシの亜目の一種などを見つけました。ウミウシは探せばもっといるかもしれませんね。

-16mのケーソンから戻るときには、砂地にヒレナガネジリンボウが数カ所いました。臆病なのでなかなか寄らせてくれませんが、ヒレをピンと伸ばしていました。
ヒレナガネジリンボウ

そしてエキジット口のアイドル ホシギンポはまだいましたよ。
ホシギンポ

2本目 4連ケーソン

お次は4連ケーソンを主に探索してきました。4連ケーソンにはカエルアンコウの仲間が沢山見つかっているそうです。
最初に見たのがまたまたクマドリカエルアンコウです。何と本日3匹目!何と贅沢な・・・。
クマドリカエルアンコウ_3

イロカエルアンコウは子供ばっかり4個体。
イロカエルアンコウ_2

オオモンカエルアンコウは少し大きめ。それでも3cmくらいです。
オオモンカエルアンコウ_2

それにしてもカエルアンコウ祭りとなっていますね。うらやましい。雲見に1匹持って帰りたいくらいです(^^ゞ

4連ケーソンにはミノカサゴの仲間の幼魚も多くいました。まずはミノカサゴの幼魚です。
ミノカサゴの幼魚

同じようなフォルムですがより優雅さがあるハナミノカサゴの幼魚。
ハナミノカサゴの幼魚

そして力強い印象のキリンミノの幼魚です。
キリンミノの幼魚

4連ケーソンから離れてからはもシロブチハタ、ヒレナガネジリンボウ、ハワイトラギス、オトメハゼと被写体はいっぱいです。
最後に安全停止をしながらはミナミギンポと遊んでいました。
ミナミギンポ

久しぶりに黄金崎ビーチを潜りましたが、とにかくマクロ生物がいっぱいですね。
カメラ派ダイバー垂涎の黄金崎ビーチでした。

これで明日が雲見だろうが黄金崎ビーチだろうが準備万端です。

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