ニシキベラの産卵・放精に感激!|雲見

朝方のどんよりとした空も時間が経つにつれて陽が射すようになってきました。
天気予報では雨が降ると言っていましたけど、それも昼過ぎにちょっとだけで済みました。
風もなかったのでちょっと蒸し暑く感じましたね。

雲見 牛着岩

■ 天気 : 曇りのち晴れ
■ 気温 : 29.5℃
■ 水温 : 21~22℃
■ 透明度 : 10~12m
■ 透視度 : 8~10m
(写真はクリックすると拡大します。)

1本目 島前 ⇒ クレバス ⇒ Hの穴 ⇒ 小牛の洞窟 ⇒ -24mのアーチ ⇒ たて穴 ⇒ ブルーコーナー

2本目 小牛横 ⇒ 魚礁 ⇒ 島前 ⇒ 大牛湾内 ⇒ ブイ 

今日の雲見もベタ凪。見ていて気持ちがいい海です。
おまけに流れもほとんど無し。
とっても潜りやすい海況なんですけど、流れが全く無いと魚が活発に泳がないからそれも困りものなんですけど・・・。

潮色は全体的に白っぽい感じ。どうしたんでしょう??
この間降った雨のせいかな???
早く青い海が戻ってきて欲しいです。

安全停止などで訪れる通称『ブルーコーナー』と言われている棚の上で最近ニシキベラが産卵・放精をする姿を見かけるのですけど、今日はいつも異常に盛んに行っていました。
数十匹のニシキベラが少しずつ集まってきて、玉のようになりながらゆっくりと上昇していきます。
その中のメスが急上昇から反転して急降下!
この瞬間にメスが卵を産みます。それを追いかけて多くのオスが精子を放出して卵に受精させるのです。
ですからそのあたりはモワッと白く濁ります。
とっても感動的な瞬間ですよ。

でも・・・
そのせっかく産んだ卵をメジナ達が待ち構えていて食べるんですよ。
自然の摂理とはいえちょっと悲しい気がします。
それをかいくぐってハッチアウトして、捕食者から逃れたものだけが成魚になっていくんですよ。
がんばれ~!!

その産卵・放精の瞬間をゲストが動画で撮ってくれましたのでどうぞ。

 

最近カエルアンコウの仲間をなかなか見ることがなかったんですけど、潜る前に昨日見たという情報を知り合いのインストラクターさんから聞いたので、ちょっと立ち寄ってみました。
場所が大雑把な感じでしか把握できなかったのですけど、幸いな事にそのベニカエルアンコウは真っ黄色。
お陰ですぐに見つけることができました♪
ベニカエルアンコウ

ハナタツは今日も2匹いましたよ。
こちらは小さな方ですけど、最初に見つけた時に比べるとだいぶ大きくなってきています。
ハナタツ

-24mのアーチにはテングダイのペアが!
Hの穴付近では見かけなくなったのでまた戻ってきたのかな?
テングダイ

キンチャクダイですね。最近良く見かけるようになりました。
キンチャクダイ

イガグリウミウシです。触覚と二次鰓を出して移動中のようです。
イガグリウミウシ

今日ゲストにぜひ見せたかったカタクチイワシの群れですけど、今日はほとんど見当たらなかったんです。
牛着岩を覆い隠すようにいる日もあれば、こんな日も・・・
残念でした。

でもイサキの群れは相変わらずでしたし
イサキ

スズメダイも岩肌にくっつくように群れていました。
スズメダイ

ブルーコーナーと湾内のブイの辺りには100匹を超えるメジナイスズミ・ニザダイの群れもいて、大きな魚の群れは迫力がありますよね。

 

小さな魚では、相変わらずいてくれるオオガラスハゼ
オオガラスハゼ

こちらも常連さんのアライソコケギンポ
アライソコケギンポ

この間見つけたハナアナゴはここが気に入ったのか同じ場所にいました。
ハナアナゴ

この厳つい顔をしたのはワニゴチの子供です。
見事に同化して擬態していますよね。
ワニゴチ

そうそう、地形の様子も紹介しなきゃね。
クレバスを落ちるゲストさん。
ここはダイバーがいい被写体になります。
クレバス

そしてHの穴に入るところです。
穴の中にはネンブツダイがちょっとだけいました。
Hの穴

今日のゲストは始めての雲見でしたので、地形を交えながらのんびりと生き物を紹介してみました。

明日は今日のゲストと田子に行ってきます。
波は穏やかそうなので外洋も行けそうです。
久しぶりの田子なので楽しみです。

動画の提供は、Kenta君です。ありがとうございました。

 

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夜遅いご到着でも受け入れていただける宿泊先と提携できました。
もちろん電車の到着でもOK。駅までお迎えに行きます。
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