カエルアンコウを狙って|雲見

残暑お見舞い申し上げます。
とにかく暑い。ウェットスーツを着て波止場にいると我慢が出来ない。
皆さん水分の補給は十分にしてくださいね。

■ 天気   晴れ
■ 気温   29℃
■ 水温   25~27℃
■ 透明度  12~15m
■ 透視度  10~13m

海は相変わらずベタ凪。富士山もシルエット的に見えていい景色となっています。

今日のお客様のリクエストはカエルアンコウ。とにかくカエルアンコウが大好き。
昨日までいた場所は知っていますから見に行きましょうね。

1本目は島前でエントリーしてHの穴・たて穴を巡ってきました。
まずはご希望のカエルアンコウを小牛の手前に探しに行ったのですが・・・
この間まで2匹いたのですが・・・
いませんでした・・・
ショックでしたが気を取り直して地形を楽しみに行きました。(でもずーっとカエルアンコウが気になって壁を探してしましました。)
水路に入るとツノダシの群れ。この間より数が増えていました。その数13匹!これくらいいると見ごたえあります。

クレバスを落ちたらHの穴へ。穴の中には今日もツマグロハタンポがいっぱい。
Hの穴を出ても魚は群れています。クロホシイシモチスズメダイ、キンギョハナダイをかき分けて進んでいく先はたて穴。
今日はUターンして潜ってきました。
穴の奥にはルリハタ。ダイバーを見つけるとすぐに隠れてしまいます。
そばの壁には大人になりかけのニシキウミウシ
まだまだ幼いクマノミや、立派に育ったアオヤガラなどをお見せしたらクレバス下の洞窟へ。
ここでは上下前後見回してもらってダイナミックな光景を楽しんでもらいました。

三角穴から顔を出したらブイへ。
途中黄色が目立つモンツキハギの幼魚に目を奪われていましたね。

2本目は大牛の洞窟からグンカンまで。
出発する前に知り合いのガイドさんから「小牛の湾内にカエルアンコウいましたね」って言われたんですよ。
さっきいませんでしたよ。詳しく聞いたら別の個体みたい。私たちが言った後に移動してきたんですかね。後で確認に行きましょうね。
大牛の洞窟は相変わらず見どころ満載です。
キンメモドキは玉になって群れ、スケルトンなサクラテンジクダイにダイバーは興味津々。口内保育をしているのもまだ2匹いました。
岩の穴の中にはスベスベマンジュウガニ。名前はかわいらしいですが、猛毒を持っている怖いやつです。
イチゴミルクウミウシもまだいましたよ。
ロッカク岩のそばのヨスジフエダイです。

そのそばにはニセクロスジギンポが体をくねくねさせて泳いでいました。
さて、いよいよグンカンヘ。ベニカエルアンコウはまだいるかなと心配でしたが・・・
いました!ちゃんと2匹いました。一安心です。肩の荷が下りました。

この後、クマノミ・ミツボシクロスズメダイ・クロハコフグ・コウベダルマガレイなどを見ることができました。

3本目は小牛の横から漁礁を通ってブイまでです。
小牛の横のイソギンチャク畑にはクマノミが2匹に増えていました。
ムチカラマツのガラスハゼの幼魚は心もち大きくなった気がします。

砂地に目をやると大きなニシキウミウシが砂地をはっていました。砂地にいると目立ちますね。
テンスの幼魚もいました。ふらふらと枯葉のように漂っています。近づいちゃうと一瞬にして砂に隠れてしまいました。
漁礁にはスズメダイがいっぱい。群れている塊に他からも流れてきて合流。どんどん大きな群れになっていましたね。
その後アライソコケギンポ・アカホシカクレエビ・トラフケボリなどを紹介してさっき情報をもらったカエルアンコウチェックです。

いました、いました。本日2回目のカエルアンコウにゲストも大満足でした。
ここからブイに帰る間に見つけたのはハナキンチャクフグ。模様が綺麗ですよね。

こんな具合に本日は3ダイブ。
面白い海は何度潜っても潜り足らないみたいです。

コメント

  1. 高橋 一之 より:

    昨日は大変お世話になりました。 
    おかげさまで楽しい一日を過ごす事が出来ました。
    大宮からだとなかなかしょっちゅうは行けませんが
    また雲見に行く機会がありましたらガイドお願い致します。
    金子さんに怒られちゃうかな?(笑) 
    有難うございました。

    • aquatique より:

      こちらこそありがとうございました。
      奇妙な縁でガイドをさせていただきましたが、楽しんでいただけたとしたらうれしく思います。
      雲見の海は逃げませんのでまた遊びに来てください。
      その際は金子さんにお許しを得てくださいね(笑)

      今後とも宜しくお願いします。

      アクアティーク 糸井 泰久

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