今日はどんよりとした曇り空で、お昼過ぎに雨が降ったりとスッキリしないお天気でした。
でも海はベタ凪。
雲見の営業再開は明日からなんですけど、雲見じゃなくても開いているポイントで潜りたいというゲストさんがいらっしゃいましたので、土肥に行ってきました。
あっ、もちろんゲストさんは静岡県内にお住まいの方ですよ
■ 天気 ： 曇り一時雨
■ 気温 ： 24.7℃ (松崎町アメダスによる最高気温)
■ 水温 ： 19～19.5℃
■ 透明度 ： 5～10ｍ
■ 透視度 ： 5～10ｍ
(写真はクリックすると拡大します。)
1本目 通り崎ビーチ
2本目 通り崎ビーチ
久しぶりのガイド。全く緊張しないと言えばウソになりますね。
でも心地よい緊張感で気持ちはワクワクです
今の通り崎ビーチの水深6m以浅にはホンダワラがワッサワッサ生えています。
海草がいっぱいあるとそこは絶好の魚の隠れ場所で、クロホシイシモチとかソラスズメダイ、スズメダイがたくさん見られました。
そしてホンダワラの中を除くと白い房状の卵を発見
その卵を産み付けたのはアオリイカです。
通り崎ビーチといえば沈船(の残骸)ですけど、今日はそこに寄る前にちょっと深場へ。
薄暗い泥地を注意深く進むと
いました
イッテンアカタチです。
写真は画像が荒くてごめんなさいね
このあとは沈船へ。
今回沈船に行って驚いたのは、アカオビハナダイだらけになっていたこと。
キンギョハナダイやサクラダイが激減していたんです。
サクラダイなんてオスがいなくて、メスが数匹いたくらい。
だからアカオビハナダイは写真が撮りたい放題です
小さいサイズはメス。
特徴は尾びれの先端が赤いことかな。
こちらがオスです。
名前の通り体に赤色の帯があります。
アカオビハナダイはメスからオスに性転換するんですね。
この子はちょうどメスからオスに変わっている途中の個体です。
両方の特徴が見られます。
アカオビハナダイの群れに混ざってちょっと珍しいハナダイの仲間もいましたよ。
これはカシワハナダイのオス。
メスは少し赤い部分が多いですね。
それからケラマハナダイもいましたよ。
これらが水深18mくらいで見られるんですから、ハナダイ好きなダイバーさんにとっては嬉しいでしょうね。
この他沈船にいたのはヨスジフエダイや
アオスジテンジクダイや
アカシマシラヒゲエビといった南方系の生き物たちです。
この子達も越冬してしまったんですね。
このあと砂地ではワニゴチや
ヒラミルミドリガイなどがいましたよ。
浅いところに移動するとゴロタエリアになるのでちょっと透明度がよくなっていました。
その辺りではナカザワイソバナガニとか
ハナミノカサゴを見つけました。
たくさん落ちているラッパウニを1つずつ丹念に見ていくと見つかるのがゼブラガニ。
そうそう、ベニカエルアンコウもいましたよ。
久しぶりにゲストとダイビングの楽しさを分かち合うことができました。
終わったあとはものすごい充実感。
本当に嬉しかったです。
写真提供はJukoさんです。ありがとうございました。
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