海底清掃&ウミウシダイブ|雲見

今日は雲見の海底清掃の日。普段お世話になっている雲見の海を掃除してきました。

■ 天気   雨のち晴れ
■ 気温   21℃
■ 水温   20.5℃
■ 透明度  10~12m
■ 透視度  8~10m

海底清掃に参加したのは雲見の青壮年の方と地元のショップやサービスの有志。
川から流れ込んだゴミや釣りの仕掛けなどを拾いに毎年行っているんです。
私が担当したのは波止場の防波堤の裏側一帯です。
軍手にすかり(網)など念入りに準備してGO!

防波堤から離れたところから潜降して防波堤に向かいます。だから最初はなかなかゴミが見当たらない。
それどころかハナオトメウミウシを見つけてしまう始末。でもこのウミウシ、体の一部がちぎれたようになっていました。

徐々に防波堤側に移動して最初に見つけたゴミは大きな錨。アオリイカの産卵床を沈めた時に使ったのですが、エビ網が引っかかって漁の邪魔になるって漁師さんから聞いたことがありました。だったら引き揚げてしまいましょう。一度浮上して船で待っている人からロープをもらってそれを錨に結んで船の上から引き揚げてもらいました。
これだけでも充実感いっぱいです。でもまだすかりの中は空っぽ。もう少し防波堤に近づきましょう。
すると出てくる出てくる釣りの仕掛け。根がかりしたものですからわざと捨てているわけではないですが、結構な量がありました。
その他ロープや缶・ビンなども拾いました。

これでも拾ったゴミの一部なんですよ。皆さん、海はもちろん川にもゴミは捨てないようにしましょうね。

この後はチェックダイブをしてきました。ウミウシ探しをするという知り合いのショップさんに、ウミウシに詳しい地元ショップガイドさんと一緒に便乗して三競に行ってきました。
普段地形を楽しんでもらう三競なのですが、今日は徹底的にウミウシ探しです。
ガイド3人で探すとやっぱりたくさん見つかりますね。
とりあえず紹介していくと、(左上から時計回りに)オセロウミウシ(まだ正式名称はないのですが、この名前で透っています)、ミツイラメリウミウシ(白バージョンは雲見では珍しいですよ)、セスジミノウミウシ(?あまりにも小さすぎて写真でも判定できません…)、ヒロウミウシ(まだ子供ですが、3個体いますね)。
こっちの写真は、同じくマドレラ・フェルギノーサ(まだ和名のないウミウシですが、うまく擬態しています)、ムラサキウミコチョウ(雲見の普通種となっていますね)、ガーベラミノウミウシ(白くてかわいいウミウシです)、シラユキウミウシ(体にオレンジの斑点がないですが、間違いないと思います)。
センヒメウミウシ(最近増えてきました。きれいだからうれしいです)、センテンイロウミウシ(とても小さな個体ですが、これもきれいですよ)、ミツイラメリウミウシ(黄色バージョンのペアです)。
この他にもハナショウジョウウミウシ、アラリウミウシ、ウスイロウミウシ、アオウミウシ、シロウミウシ、サラサウミウシ、セトイロウミウシ、フジイロウミウシなどなど、時間が足りないくらいでした。

チェックダイブの2本目も同じメンバーでクレバス下とたて穴前の壁を捜索。
ここは昨日も探したウミウシたくさんポイント。期待が持てます。
キャラメルウミウシ(このところ同じところにいてくれます)、ニシキウミウシの幼体(フルーツポンチバージョンです。他にフタイロニシキバージョンもいましたよ)、モンガラキセワタ(隣のオトメウミウシを撮っていたら横にいました。ラッキーです)、オトメウミウシ(この子に助けられました)。
ツルガウミウシ(?初めて見ました。カイメンみたい。自信はありませんが…)、イカグリウミウシ(普通にいるはずなのですが、久しぶりに見た気がします)、クリヤイロウミウシ(昨日と同じ場所にいてくれました!)、フジイロウミウシ(二次鰓まできれいに開いてくれていますね)。

他にもいろいろ見ましたので、今日だけで30種類くらい見たでしょうか。
探せばいるもんですね。

地形も好きだけどウミウシも好きという方、ご予約を待っています。

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