秋の伊豆を満喫~!|雲見

今日も穏やかな海が広がる雲見。10月最後の土曜日にはたくさんのダイバーが集まって来ました。

■ 天気 晴れ
■ 気温 22℃
■ 水温 22~23℃
■ 透明度 10b12m
■ 透視度 8~12m
(写真はクリックすると拡大します。)

1本目 -24mのアーチ ⇒ 大牛の洞窟

最初はリピーターのご夫婦と生物ウォッチングに。カメラも始めたばかりですから大胆に遠慮無く気になる被写体を撮ってもらいましょう!
秋の伊豆はたくさんの幼魚、幼体たちが見られます。
話題になるのは季節来遊魚ですが、普段から伊豆にいる魚達の幼魚もいっぱいいます。
クロホシイシモチ、キンギョハナダイ、スズメダイなどはあちらこちらで子どもたちが群れて泳いでいますし、キンチャクダイなんかの幼魚もよく見かけます。体が黒くて目立ちませんがくりくりとした目が愛らしいです。
キンチャクダイの幼魚

大牛の洞窟の奥にはサクラテンジクダイの幼魚がたくさんいます。でもその中に卵を口で抱卵しているオスがいました。まだ産卵をしているんですね。
サクラテンジクダイ

いま見られる幼魚で間違いなくダントツ人気のクマドリカエルアンコウです。今日は口を開ている瞬間を激写です。
クマドリカエルアンコウ_1

ウミウシも幼体がいっぱいです。アオウミウシとかシロウミウシとか普通種が多く見られるようになってきました。
こちらは大人のキイロウミウシです。
キイロウミウシ

さて、浮上間際でお客様がおでこが大きく膨らんだコブダイのオスを発見。久しぶりに見るオスのコブダイです。勇ましいですね。
コブダイ

2本目 スタンダードコース

電車で到着した初めて雲見を潜るお客様が加わって、初めて雲見を潜るならとスタンダードコースを楽しんできました。
水路前でちょっと前に見つかったハタタテハゼ。いなくなったと聞いていたのですが、何気なく見ていたら視界に入って来てくれました。ラッキーです。

近くにいるオビテンスモドキの幼魚も動画でどうぞ。

Hの穴のクロホシイシモチツマグロハタンポの群れをかき分けて、-24mのアーチに行けば今日はこの付近にマアジが集まっていました。
-24mのアーチを通る私とお客様の一人です。
-24mのアーチ

アーチを抜けたところにはちょっと大きくなったミノカサゴの幼魚です。
ミノカサゴの幼魚

たて穴、Hの穴を経由して水路に戻ってきたところにはいるミナミハコフグの幼魚です。可愛いサイズの子です。
ミナミハコフグの幼魚

3本目 三競

リピーターのご夫婦は休憩して初雲見のお客さんと三競へ。
潜降してみたら三競は牛着岩周りよりもちょっとだけ透明度が良かったです。
1の穴から今日も三競フルコースです。
穴を順に潜り抜け探検気分満点です。
どうしても地形が中心となりますので生物探しは二の次となりますが、それでもマツカサウオの幼魚、オキナワベニハゼミヤケテグリやここでも見つかったハタタテハゼをご紹介です。
でも一昨日に見たハタタテハゼよりもちょっと大きい個体で場所もちょっとだけ違っていましたから別の個体みたいです。いったい何匹いるんでしょうか?

4本目 ブイ ⇒ -16mのアーチ ⇒ グンカン

最後はみんなでグンカンへ。これで全員3ダイブです。
大牛湾内のミスジスズメダイは今日もいました。大きなうねりさえ来なければ暫くいてくれそうです。

そして今日もオオメワラスボの仲間を発見。写真やビデオは撮れませんでしたがどうやらニシキオオメワラスボのようです。

さてこのオトヒメエビですが、先日までお腹に卵を抱えていたエビなんです。今日見に行ったらもう卵はありませんでした。ハッチアウトをしたんですね。その瞬間を見たかったです。
オトヒメエビ

-16mのアーチ付近のソフトコーラルの群生に感動し、-16mのアーチをくぐったら一番最近見つかったクマドリカエルアンコウへ。今日も確認できました。ちょっとずつ場所を移動していますが、白いのでよく目立ちます。
クマドリカエルアンコウ_2

アカホシカクレエビの子供です。タカノハダイをクリーニングしていたのですが、お邪魔してしまいました。
アカホシカクレエビ

先日から透明度は芳しくありませんが、それでも場所によってはきれいになってきています。もう少しの辛抱ですかね。
今日はたくさんの幼魚に季節来遊魚を満喫、秋の伊豆の海ってほんとうに楽しいですよ。

写真、動画提供はAkihisaさん、Tonoyoshiさんです。ありがとうございました。

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