今日は一日中しとしとと雨が降って、いかにも”梅雨”という天気でした。
気温も上がらずにちょっと肌寒かったかな。
でも休憩中にウェットスーツの上半身を脱いだまま休憩するゲストさんに感心…(笑)
海は波はないのですが、どこからかやってくる弱いうねりが取りきれません。
まあ、潜るのに何ら問題がないのでいいんですけどね。
■ 天気 : 雨のち曇り
■ 気温 : 22.6℃ (松崎町アメダスによる最高気温)
■ 水温 : 21~22℃
■ 透明度 : 8~10m
■ 透視度 : 7~8m
(写真はクリックすると拡大します。)
1本目 ブイ ⇒ Hの穴 ⇒ たて穴 ⇒ Hの穴 ⇒ ブイ
2本目 大牛の洞窟
3本目 -24mのアーチ ⇒ 小牛の洞窟 ⇒ Hの穴 ⇒ クレバス下 ⇒ ブイ
4本目 小牛裏 ⇒ 小牛の洞窟 ⇒ Hの穴 ⇒ 島前
今日の潮色は春濁りの緑色ではなくて青いんですけど、白い浮遊物が多い感じ。
これがなくなったらきれいな海になるんだろうなー。
今日はゲストさんが3人しかいなかったんですけど、お二人は久しぶりのダイビングで地形リクエスト、もうひとりはマクロを粘って写真を撮りたい方でしたので2チームに別れて潜ってきました。
一緒に潜るとどちらにもストレスが貯まりますからね。
地形派さんとはのんびりと穴をくぐりながらもいろんな生き物を見てきました。
Hの穴にはクエ。それも計3匹!
行きは小さな子供(と言っても50cmはあるんですけど)が2匹。
岩の亀裂にはイセエビがいっぱいいましたね。
これはその中でも一番大きかったやつ。市販価格なら数千円!?
こちらは透明なエビ、クリアクリーナーシュリンプです。
写真でもわかりにくいのですけどよく見たらお腹に緑色の卵を抱えているのがわかります。
別のクリアクリーナーシュリンプはオオスジイシモチの鼻先に乗ってクリーニング中でした。
クリアクリーナーシュリンプをデジイチで撮るとこんな雰囲気の写真になるんです。
マクロ派ダイバーさんとは1本目はウミウシメインに見てきました。
大牛の洞窟の人気4種(エンジイロウミウシ、アカネコモンウミウシ、ジュッテンイロウミウシ、フジナミウミウシ)は今日も健在です。
それからつい最近新しいウミウシの図鑑『日本のウミウシ』が発売されていたんですけど、その中でかなり多くのウミウシに和名が提唱されていました。
例えばヴェルコニア・ワリアンスという学名で呼ばれていたウミウシにはクラサキウミウシという名前が付けられていました。
2本目で見つけた学名さえなくてオショロミノウミウシ属の一種(今はオショロミノウミウシ属という分類もなくなっています)と呼ばれていたものにはイロマユミノウミウシという新称が付けられていました。
これからは新しい呼び名で紹介しなければいけませんが、全部覚えるまでが大変です(汗)
フォト派さんの2本目は上のクリアクリーナーシュリンプもそうですが、いろんな生き物を収めてもらいました。
写真はないですがウミグモも!
ちびっ子のベニカエルアンコウをDDSのタバサちゃんから教えてもらいました。
最近1箇所に落ち着いてくれるカエルアンコウがいないのでこの子には是非居着いてほしいですね。
穴の中から出てきて散歩中のスベスベマンジュウガニに出会いました。
私は詳しくないですけどガンダムのモビルスーツでこんなのいましたよね。
今日もハナキンチャクフグの幼魚を見つけました。
ゴンズイです。
最後はアオウミウシ。
今日も盛り沢山の生き物に出会えて楽しかったです。
上には書いていませんが、トビエイが出たり、ネンブツダイがペアになっていたりと海の中も少しずつ夏仕様になってきていますよ。
少しずつ変化する海を楽しみたいです。
写真提供は、Junさんです。ありがとうございました。
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