今日は雲見の壮青年部主催の海底清掃の日です。総青年部の方に加えて雲見の有志の方、現地ガイドなどが年に一度雲見の海を大掃除します。
幸い天気にも恵まれ風もなく海はベタ凪で絶好の海底清掃日和(?)です。
■ 天気 晴れ
■ 気温 23℃
■ 水温 22.5~23.5℃
■ 透明度 8~12m
■ 透視度 5~8m
(写真はクリックすると拡大します。)
1本目 張石 ⇒ 波止場
先日台風4号た押し寄せてきた時に波止場からいろいろなものが流されたということで今年は港の中のゴミを拾って来ました。
最初はゴミといったゴミはなく、台風で流されたアンカー(錨)やロープを引き上げたりしていたくらいで「今年はゴミが少ないなぁ」なんて思っていたんです。
でも、なぜか海藻が固まっていたエリアがあり嫌な予感を感じながら近づいて行ったらナントそこがゴミ溜まりとなっていました。
空き缶やパイプ類、ビニール袋などの手で拾えるものから、ロープが絡まってしまったアンカーなど重たいものは船で引き上げてもらったりして、とにかくこのエリアのゴミを拾いまくりました。
この場は3人で協力して何とか片付けちゃいました。
みんなが拾ったゴミはこのとおりです。
この後漁師さんが台風で流されたものを引き上げるのを手伝ったりして今日の海底清掃は終りとなりました。参加したダイバーさんたちです。お疲れ様でした。
2本目 浅間下
海底清掃のご褒美(?)で普段は潜ることができないエリアを潜らせてもらいました。
場所は浅間神社の下あたり、地図で示すとこんな感じで潜って来ました。
残念ながら透明度が良くなかったのですが、サメ穴と呼ばれている奥が深い洞窟に入ったりしてきました。
サメ穴の中から水面を見上げるとちょうど太陽が差し込んできていて綺麗でした。
途中イサキの群れやスズキの群れ、トビエイなんかも現れました。
サメ穴に入らなかったチームは大牛の洞窟よりも大きな洞窟まで行ったそうで、そこもダイナミックで良かったそうです。
また機会があったら潜りたいですね。
3本目 大牛の洞窟 ⇒ グンカン
折角なので牛着岩でもう1本潜って来ました。
ウミウシばかりでなくいろいろな生物の生態が観察できるホットなポイント「大牛の洞窟」からグンカンに向かうコースです。
最近のマイブームのオルトマンワラエビの抱卵です。ここに来る度に観察していますが、ちょっと卵の色が変わってきた気がします。
サクラテンジクダイで口内保育をしている個体も増えてきました。今日は下からのショットです。下から見てもやっぱり透けてます。
もちろんウミウシもいっぱいです。フジムスメウミウシは少し場所を移動していましたが、かえって見やすくなっていました。
狭い隙間に入り込んでいるリュウモンイロウミウシです。よく見るとこの狭い隙間に2匹いるんですよ。
他にもオセロウミウシ、センテンイロウミウシ、ジュッテンイロウミウシ、ニシキウミウシの幼体など色鮮やかなウミウシだらけです。
大牛の洞窟をでたあとロッカク岩を経由してグンカンへ。
グンカンの下の方は岩の色が1mくらい白っぽくなっています。台風で砂が持っていかれて岩が露出したのです。と言うことはこの部分は水深が深くなってしまったんです。お陰でグンカンのアーチが通りぬけやすくなっていました。
グンカンの根頭のイソギンチャク畑にはミツボシクロスズメダイの幼魚が流れ着いていました。黒潮に乗ってはるばるやってきたんですね。大きくなってください。
またここにクマノミも増えていてざっと数えて10匹以上になっていました。賑やかになってきましたよ。
伊豆半島の西側には22度台の潮がずーっと続いていますので暫くはこの水温がキープされるでしょう。
後は濁りが落ち着いてくれるのを待つばかりです。
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