晴れ間が出ていると思ったら急に雨が降ってきたりと今日は不安定な空模様でした。
昨日伊豆半島をかすめるように北上していった台風9号の影響はほとんど残っていなくて、弱いうねりがあったものの波はなくて海は比較的穏やかでした。
朝一番でオープンとアナウンスがあった雲見ですが、船を逃がした港から船が出せないという想定外の理由によってクローズとなってしまいました・・・。
仕方がないので向かった先は田子。
でもこれがいい結果となったんです。
■ 天気 : 晴れ時々曇り時々雨
■ 気温 : 30.5℃
■ 水温 : 24~27℃
■ 透明度 : 5~13m
■ 透視度 : 5~12m
(写真はクリックすると拡大します。)
1本目 フト根
2本目 白崎 (2番ブイ ⇒ 1番ブイ)
海は穏やかでしたからもちろん人気の外洋ポイント”フト根”に行くことができました。
ここはイサキやタカベ、キンギョハナダイなどが大きな群れを作るダイナミックかつ深場にはサクラダイまで群れているという繊細なポイント。
毎回楽しみです。
しかし今日私達の目を奪ったのはイサキでもなくタカベでもない。というかこの2種の群れがない!
その代わりにイワシが玉のようになって群れていたんです!!
アメーバのように形を変えながら泳ぐ姿は、スケールは違いますけどフィリピンのボアルモアルみたい(笑)
このイワシ玉には何匹のイワシがいるんでしょう?
とにかくギュッと詰まった塊でした。
こんなにイワシが固まるということは、イワシを狙う何者かがいるということですよね。
その何者かというのは、大きなマダイの老成魚たちでした。
4~5匹のマダイが時折群れに襲いかかっていました。
でも写真ではこの群れの迫力がわからないので是非動画で見てください。
動画の終わりの方の左上一瞬だけ写っていますが、ソウダガツオの群れも猛スピードで群れの周りを泳いでいました。
そうそう、サクラダイの群れも見てきましたよ。
今日行った場所ではオスの塊はできていませんでしたけど、これからオスが塊を作る季節なんです。
見てみたいですね。
それからこんなウミウシもいましたよ。ハナオトメウミウシです。
とはいえ、今日のフト根はやっぱりイワシ玉に尽きますね。
それほど見応えのある群れでした。
2本目は白崎へ。
狙いはセトリュウグウウミウシです。
深場にいるセトリュウグウウミウシ。
薄暗い海の中、ライトを当てると鮮やかなその姿が浮かんできます。
交接中のセトリュウグウウミウシもいました。2匹の間で白い筒状の器官がつながっていますが、それが交接器です。
それからニシキウミウシはいっぱいいましたね。
残念ながらどの子にもウミウシカクレエビは乗っていませんでしたけど、大人から大人になりかけの個体まで様々いました。
これはウミウシに似ていますが、ヒラムシの仲間。ビンガタニセツノヒラムシだと思います。
実はチャガラなんです。
チャガラは中層を泳ぐ浮遊性のハゼなんですけど、こんなにいっぱいいるのを見るのは初めてかも!
安全停止中にサンゴの中に隠れていたキモガニなどを見ていたら時間となりました。
それにしても今日は鰯の群れの印象が強すぎました(笑)
みんなでいいもの見たねって大満足の田子でした。
写真提供は、Ayaちゃん、Kanaちゃんです。ありがとうございました。
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