もしもダイビング事故が起きてしまった現場にいたら・・・
そんな時にいかに速やかに、迷子になったダイバーを捜索して、一時も早く陸に引き上げCPRを施し救急隊に引き継ぐか。
そんな事態を想定しての西伊豆ダイバーズ協議会主催の緊急対処訓練に参加してきました。
今日の訓練に参加したのは西伊豆ダイバーズ協議会加盟のショップスタッフさんに加えて、伊豆半島やや神奈川県のショップスタッフさんも遠路はるばる参加。
また海上保安庁や警察・消防からも参加してくださって活発かつ有意義な意見交換ができました。
訓練の内容はダイビング中に行方不明のダイバーが出たという想定でした。
第一報を受けてから聞き取り・関係機関への通報・捜索隊の編成から捜索・引き上げ・救急隊への引き渡しと実際に行われるであろう一連の流れを行いました。
私は水中の捜索隊として参加しました。
黄金崎ビーチで創作を行う場合はロープを使った捜索が行われます。
障害物が多い雲見ではロープを使った捜索ができないのでエリアを区切ってバディ単位で捜索をしますが、障害物が少ない黄金崎ビーチではロープを使った方法はとても有効です。
ロープをピンと張って泳がなくては合図が伝わりませんし、泳ぐスピードを合わせないといけませんから全員がプロダイバーでも慣れておかないと一筋縄ではいかないんですよ。
行方不明ダイバーを発見!水面に引き上げてエキジット口まで曳行して担架を使って陸上に運びます。
本来なら担架を使って運ぶのは陸上班の役割ですが、ドライスーツを着ている人がいなかったので水中班が運びました(笑)
一通りの流れを終えたら反省会です。
参加して感じたことを踏まえて活発な意見交換が行われました。
また普段は接することがない、警察・消防・海上保安庁の方にも色々なことが聞けてとても貴重な機会でした。
昼食を食べた後はCPRの練習。
皆さんさすがプロ!卒なくこなしていましたよ。
こういった訓練に参加していつも思うことは、絶対に事故は起こしたくないと初心に帰ります。
この訓練で行ったことを実際に行わず無駄になるのが一番いいことですよね。
でも事故が起きた時に滞り無く救助できるようにしておかなければいけないのも事実。
とても勉強になった一日でした。
【追記】
捜索練習が終わった後に残ったタンクでちょっとだけ生き物達を見てきました。
半年以上確認されているとっても綺麗な色をしたイロカエルアンコウ。
以上、みなさんお疲れ様でした!!
《お知らせ》
◆ 4月16日(土)はアクアティークの5周年記念日です。皆様のおかげでこの日を迎えることができます。ありがとうございます。
5周年記念に雲見の民宿に泊まってお祝いしたいと思います。
是非遊びに来てくださいね。詳しくはこちらから。
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