今日はマクロ三昧。またお初ウミウシにも出会えました～♪♪

このところ冷え込む日が続いていましたが、今日は漸く暖かい一日となりました。
寒暖差が激しくなっていますので体調管理には十分注意しましょうね。

今日の牛着岩の後ろには真っ黒いシルエットの富士山が雄大な姿を見せていましたよ。

■ 天気：晴れ
■ 気温： 21℃
■ 水温： 20.5～21℃
■ 透明度： 10～15ｍ
■ 透視度： 10～12ｍ
(写真はクリックすると拡大します。)

1本目 -24mのアーチ ⇒ たて穴 ⇒ Hの穴 ⇒ 水路 ⇒ 島前

2本目小牛横 ⇒ 小牛湾内 ⇒ 大牛湾内

3本目大牛の洞窟

今日のゲストたちからのリクエストはマクロ。
雲見の人気の生き物達に加えてウミウシも。
久しぶりのウミウシリクエストですね。最近南方系の珍しいウミウシが見つかっていますからちょっと楽しみです。

さて、結果を先に言うと今日も南方系の珍しいウミウシに出会えました！！
それがこの子。
ヨセナミウミウシ(仮称)です。以前はミアミラウミウシのカラーバージョンと言われていましたが、数年前に別のウミウシであることが提唱されたそうです。
まだ正式和名がないので仮のお名前で、生息域はインド-西太平洋。
私も初めて見るウミウシでした。

それから南方系のウミウシではコールマンウミウシがいました。
でも数ミリの極小サイズでしたね(笑)

それからこのセトイロウミウシも同じくらいの極小サイズ。
このサイズのウミウシは今まで探していなかったけど、こうやって数を増やしているんですね。

この時期の常連さんのミノウミウシの仲間たち。
サキシマミノウミウシとニセハクセンミノウミウシとミチヨミノウミウシです。

他には可愛らしいウミウシたちがいっぱいいましたね。
今のウミウシは小さい子が多いのでウミウシリクエストの方は是非クローズアップレンズを持参してくださいね。
ウミウシ以外にもマクロ生物はたくさんいましたよね。
まずは定番の子たちから。

フリソデエビです。だいぶ大きく成長してきましたよ。

見つかった時は数センチだった黄色のクマドリカエルアンコウもすくすくと大きくなっています。

ハナタツです。よく見ると結構綺麗な色をした子ですね。

ベニカエルアンコウはずっと定位置。長い間楽しませてくれています。

カエルアンコウの仲間で可愛らしさならこの子が一番かな？イロカエルアンコウです。

常連さんならテングダイも！
でもマクロ生物じゃないか・・・(笑)

イソギンチャクエビのペアです。オスがとっても小さいんですよ。見えますか？

最近はミヤケテグリも常連さんになってきましたね。
今日は3匹見つけました。

まだまだ続きますよ～！！
数日間行方不明になっていたカミソリウオが戻ってきていました。
それもペアのまま♪よかった～。

マツカサウオの幼魚です。まだ1円玉サイズの可愛い子。
黄金色に輝いていましたよ。

神出鬼没のキリンミノカサゴの幼魚です。見に行く度にいたりいなかったり・・・
出会えられたらラッキーです！

ゲストと「雲見にいる事自体とっても珍しいんだけど、ゲストに紹介しても興味を持ってもらえない生き物がいるんだよね～。そんなのを見たらガイドだけが喜んでいるんだよ。」なんて話していたんですけど、その代表格がこれ。
ハタタテサンカクハゼです。背びれがぴょんと伸びて可愛らしいんですけど、見た目は地味。
でも潜る前に話題にしていたからちょっと興味を持ってもらえました(笑)

この子はゲストが見つけたソリキヌヅツミ。棲家を引っ越し中なのか珍しくオオパンカイメンの上に乗っかっていました。

いや～、マクロネタがたくさん過ぎて時間が足りませんよ。
最後は群れをちょっとだけ紹介しますね。
最近朝一番は潮の流れが早いのですけど、そんな時には小牛湾内のスズメダイが本当にいきいきと泳いでいます。
とっても嬉しそう♪

こちらは-24mのアーチのネンブツダイの幼魚の群れです。
この子たちの周りにはオオモンハタとかエソとかがいて、時々襲いかかっています。

襲いかかるといえば、水路で海鵜を見かけました。
鳥ながら水中を器用に泳いで魚を捕まえようとするんです。
でも突然現れたので残念ながら写真には撮れませんでした・・・。
こんな風にマクロからワイドまで被写体がいっぱいでした。
特にウミウシは伊豆のウミウシに加えて黒潮に乗ってやってきた南方系のウミウシが目につき始めています。
今後に期待したいです。
写真提供は、Ayaちゃん、Kanaちゃんです。ありがとうございました。