今回の台風は速度が遅かったせいもあって6日間も雲見がクローズとなっていました。実に1週間ぶりの雲見です。
生き物たちはまだいてくれるかな?新しい生き物が見つかるかな?
不安半分、期待半分で雲見に向かいました。
■ 天気 : 曇のち雨
■ 気温 : 29℃
■ 水温 : 20~24℃
■ 透明度 : 6~9m
■ 透視度 : 5~8m
(写真はクリックすると拡大します。)
1本目 大根 (体験ダイビング)
2本目 島裏 ⇒ クランク ⇒ たて穴 ⇒ ブルーコーナー
3本目 大根 (体験ダイビング)
4本目 大牛の洞窟 ⇒ ロッカク岩 ⇒ グンカン
海が荒れて海水がかき回されたせいなのか水面付近の暖かい潮が無くなってしまいました。
透明度もどんよりとした感じです。
でも伊豆半島の南西には暖かい潮の塊があるのでそれが近づいてきたらまた良くなるとは思いますよ。
今日の1本目・3本目は4人家族の体験ダイビング。はまゆさんのお手伝いでその内の1人を担当しました。
このご家族は少し前に沖縄でも体験ダイビングをして来たそうなんですけど、その時は生憎の雨で水中が暗くて透明度も良くなかったんですって。
沖縄の海に負けないように頑張らないとね。
1回目はお母さんを担当。耳抜きが不安と言いながらもスイスイ潜っていっていました。
それから緊張していると言いながらも潜ってみたら生き物たちに見とれてすぐにリラックス(^^)。
魚を見るたびにキャーキャーと声を上げながら潜っていましたよ。
砂にうまく擬態したトビヌメリには驚いていましたね。それから奇妙な形をしたサカタザメにも興味津々でしたよ。
1回目に大満足したご家族はもう1本いきたいと。もちろん大丈夫です。
2回目はお父さんを担当しました。
お父さんは防水カメラを持って潜って、お母さん・息子さん・お嬢さんを動画でずーっと撮っていました(^^)
今回もサカタザメやアカカマスの群れなどいろいろと魚をお見せしたのですけど、魚を撮っている時間よりもご家族を撮っている時間のほうが長かったかも。
ご家族想いのお父さんでした。
最後にこのご家族が沖縄の海に負けないくらい楽しかったと言ってくれたのがとても嬉しかったです。
ガイド冥利に尽きる一言をいただきましたm(_ _)m
さて、牛着岩のまわりは・・・
台風で荒れた海を乗り切って居続けてくれた人気者たちが結構いました。
まずはずーっと私達の目を楽しませてくれてお約束のネタとなっているハナタツは未だに同じ位置で揺れていました。
この子もまだいてくれましたよ。岩肌とそっくりなハナタツのおチビちゃんです。
写真で見ても目だけしか判別できませんね。
この鮮やかなオレンジ色のベニカエルアンコウも台風のうねりを乗り切ってくれた子です。
キイロウミウシも頑張ってくれました。うねりでいなくならなかったウミウシって珍しいです。
もちろんいなくなっていた生き物たちも多いですけど、こうやって残ってくれた生き物たちには感謝です。
穴の中に隠れていたのはヒメセミエビ。漫画のヒゲおやじに似ていませんか?
同じエビでもボスキャラ級に存在感があったイセエビです。かわいそうに左の触角が折れちゃっていますね。
オトヒメエビはお腹に鮮やかなブルーの卵をいっぱい抱えていました。きれいな色をした卵ですね。
この子は口の中に卵を入れているサクラテンジクダイです。真下から失礼しました。
ここはうねりが入ってこないはずなのに数が減っていました。どうしちゃったんでしょ?
アオウミウシは交接中。体の右から交接器を出して交接の真っ最中でした。
ブルーコーナーには相変わらずキンギョハナダイが乱舞していました。きれいなんですけど透明度が良くなかったのが残念です。
でもここにはマツバギンポやトウシマコケギンポが何匹も穴から顔を出しています。
近づくと穴に引っ込んでまるでもぐらたたきゲームみたいです。
ムラサキウミコチョウも数が少なくなってきてはいるもののまだいますよ。
アップで撮ると透明感があっていいですよね。
カイメンの中に隠れていたギンポの仲間の幼魚です。この子も透明感のある子でした。
そうそう、新しくハナタツの子供も登場です。今年はハナタツがフィーバー(死語?)していますね。
そして季節来遊魚のソウシハギも登場しましたよ。写真は・・・
証拠写真程度でごめんなさい。
明日から本格的なお盆休みが始まりますね。
たくさんのゲストが遊びに来てくれますけど、明日は海が少しでもよくなってくれたらいいなぁ。
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