面白い魚の生態|雲見《2022.06.10》

朝のうちは少し曇りがちかなと思っていたら、すぐに太陽が照りつけるようになり今日も夏日を記録しました。

この日差しではすぐに日焼けしてしまいますよ。

日焼け対策は万全にね。

ちなみに私は昨日・一昨日と所用で太陽の下にいたら顔や腕が日焼けしてしまってヒリヒリしています

海はベタ凪で富士山が薄っすらと見えていましたよ。

雲見 牛着岩

■ 天 気 : 晴れ
■ 気 温 : 27.6℃ (松崎町アメダスによる最高気温)
■ 水 温 : 21~22℃
■ 透視度 : 13~14m
(写真はクリックすると拡大します。)

1本目 ブイ ⇒ 小牛横砂地 ⇒ 魚礁

2本目 -24mのアーチ ⇒ たて穴 ⇒ -26mのアーチ ⇒ 大牛の洞窟

今日の海の中は浮遊物が少し減ってその分透明度が良くなったかな。

少しだけでも嬉しいです。

今日のゲストさんのリクエストは砂地のハゼと大きなオオモンカエルアンコウ。

噂のハチジョウタツはついで見られたら程度でOKですって。

という訳で砂地にハゼ探しに行ってきました。

今年に入って数回砂地に入っていますが、本格的にハゼを探すのは今年初めてです。

錯塩の秋みたいにザクザクはまだ出ていませんでしたが、探せば見つかりますよ。

今日はネジリンボウが2匹と
ネジリンボウ-1

ネジリンボウ-2

ヒレナガネジリンボウが3匹。
ヒレナガネジリンボウ-1

ヒレナガネジリンボウ-2

ヒレナガネジリンボウ-3

中には結構近寄れるものもいてコンデジの内蔵ストロボが届けばバッチリ撮れますよ。

この5匹の場所は覚えましたので、今後はもう少しお見せできるかな。

あとはヤシャハゼやヤノダテハゼなどが登場してくれるのを待つばかりです

そしてオオモンカエルアンコウ。

見に行ったらいつもの場所にいない!

少し焦りましたがすぐ近くで見つかりました。

よかったー。
オオモンカエルアンコウ

オオモンカエルアンコウを見た後、移動していたらとても面白い魚の生態が観察できたんです。

その魚がニラミギンポです。

尻尾のあたりの鮮やかな黄色が特徴的です。
ニラミギンポ

みんなで写真を撮っていたら危険を察したのか穴を探して隠れようとしたのですけど、肝心の穴が見つからない。

それでオオパンカイメンにくっついたんです。
ニラミギンポ-2

このログでも過去に何度か紹介していますが、ニラミギンポは穴に入ると頭部に鮮やかな青い線が現れるんです。

で、このニラミギンポはこの状態で穴に入ったと勘違いしたのか、見事な青い線が現れました。

青帯が全身に出たニラミギンポを見るのは私も初てででした。

頭部だけでなくて背びれや胴体にも青い点が現れるんですね。
ニラミギンポ-3

それから今日は大物にも出会いました。

ゆうゆうと泳いで移動中のクエのペア。
クエ

イシガキフグは立派なサイズ。
イシガキフグ

アオウミガメは海藻を一心に食事中でした。
アオウミガメ

Aquatique
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そして小さな子たち。

ハチジョウタツは3匹。
ハチジョウタツ-1

2匹は近くで寄り添うようにいました。
ハチジョウタツ-2

ハコフグの幼魚もいましたよ。

この間から見ている子と
ハコフグ

一回り小さな子も発見。
ハコフグ-2

浅場にはマツバギンポや
マツバギンポ

トウシマコケギンポなどの愛嬌あるギンポの仲間たち。
トウシマコケギンポ

カンムリベラの幼魚はウロウロと落ち着きなく泳いでいます。
カンムリベラ

大牛の洞窟にはいつものサクラテンジクダイがいっぱいいますよ。
サクラテンジクダイ

砂地を泳いでいるときにゲストさんが撮ったハワイトラギスです。

これも季節来遊魚。

知る人ぞ知るレアな魚なんですよ。
ハワイトラギス

ウミウシはベッコウヒカリウミウシに
ベッコウヒカリウミウシ

仲良く並んだムラサキウミコチョウ。

左の個体には螺旋状の寄生虫がついているみたい。
ムラサキウミコチョウ

ニシキウミウシ(フタイロニシキウミウシ)の体はラメが入っているみたいですね。
フタイロニシキウミウシ

ゲストさんが見つけたリュウモンイロウミウシ。
リュウモンイロウミウシ

洞窟の中にコウイカの仲間がいました。

以前はたくさん見られたのですが、最近数が激減していてなかなかお目にかかれません。
コウイカの仲間

そして最後はアカシマシラヒゲエビです。
アカシマシラヒゲエビ

今日は雲見の牛着岩のメインの水路付近は潜っていませんが、その分いつも見かけない生き物がたくさん見られて面白かったです。

明日も雲見を潜りますよ。

写真提供は、Satoshiさん、Tomomiさんです。ありがとうございました。


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