超低速台風のせいで6日ぶりに雲見がオープン。
早速潜りに行ってきました。
■ 天気 曇り時々雨
■ 気温 26℃
■ 水温 25~26℃
■ 透明度 12m
■ 透視度 10m
1本目は島前でエントリーして小牛を回って-24mのアーチまでのコースです。
川から流れだす土砂やうねりの巻き上げによる濁りを心配していたのですが、台風の後にしては綺麗でした。
うねりも多少残っていましたが、通行には問題なさそうでした。
今日一番驚いたのは、魚の数が増えたということ。あちこちでいろんな魚が群れていました。
キビナゴ・クロホシイシモチ・タカベ・シラコダイ・スズメダイ・ツマグロハタンポ・カゴカキダイなどが濃い!
その群れにマダイ・イシダイ・ブダイ・カンパチなどが混ざっていました。
生物も台風でいなくなることを心配していたのですが、住処に居着いているようなものはいてくれました。
こちらはアカホシカクレエビ。キタマクラをクリーニングしているところにお邪魔してしまいました。
ムチカラマツにはガラスハゼの幼魚。大きな目をしてチョロチョロ動き回っていました。
ツマジロモンガラの幼魚は季節来遊魚。とても臆病で危険を感じるとすぐに穴に隠れてしまいます。
一か所に居着く魚ではないですがハオコゼです。背景が赤っぽくてわかりにくいのですが、2匹が顔を突き合わせています。縄張り争いでしょうか?
マクロ生物も見たのですが、やっぱり群れが凄かったです。
2本目は-16mのアーチからロッカク岩を回ってブイに戻りました。
エントリーしてから岩の間を縫うように泳いでいくとキンチャクダイの幼魚がいました。黒い体に黄色のラインが目立ちます。
砂地に出て行けば大きなトビエイが食事中。でもダイバーに気づいてすぐに泳いで行ってしまいました。
それに対してのんびりしていたのがヒラタエイの子供です。
ロッカク岩にはタキゲンロクダイの幼魚とここにもキンチャクダイの幼魚がいました。
岩の亀裂にはオトヒメエビ・ノコギリヨウジ・コクテンベンケイハゼ・シュンカンハゼ・ノコギリガニなどが隠れています。
湾内にはハナハゼが目立ちます。よく見るとオグロクロユリハゼもふわふわと。
ゴロタにはモンツキハギの幼魚がいたり、ソラスズメダイの幼魚がいたりととても賑やかですよ。
ここからブイに帰るときに思ったのですが、今年はクマノミがとても多くいるんです。今日だけでも成魚・幼魚合わせて10匹以上見ました。クマノミ好きの方は今がチャンスですよ。
3本目は大牛の洞窟からグンカンヘ。
いつもはキンメモドキの群れのシルエットを紹介していますから、今日はちょっとアップ気味のものを。
イチゴミルクウミウシはいつもの定位置です。この子は本当に動きませんね。でも、ちょっと大きくなった気がします。
サクラテンジクダイはハッチアウトをしたのか、今日は口内保育をしたものが見当たりませんでした。よく見ると小さな幼魚がたくさんいます。ちょっと早めに生まれたものが成長してきているんですね。
この写真は恐らくハッチアウトをさせたばかりのオスではないでしょうか。まだあごが張り出しています。普通のものと比べてみてください。
大牛の洞窟の奥の亀裂にはアカマツカサの幼魚がいましたよ。
グンカンにはベニカエルアンコウが2匹。お腹が大きかったやつはいなくなっていましたが、ブイの近くに落ちているように寝そべっていました。
(台風の前からいたやつ)
(ブイの近くに落ちて(?)いたやつ)
ちょっとかわいらしい系のものは、ノコギリハギと
ムナテンベラの幼魚です。どちらも良く動き回るから写真に撮りづらいですよね。
4本目も行っちゃいました。小牛の横からブイまで。
漁礁は面白かったですね。魚がたくさん群れています。
クロホシイシモチ・スズメダイ・キンギョハナダイといったものに見とれていたら、正面からキビナゴが流れてきました。
そのキビナゴを追ってカンパチの子供。小さくても頑張っています!
マダイやアオリイカの子供たちもキビナゴの群れに狙いをつけていました。キビナゴも頑張れ!!
これはブチススキベラの幼魚です。ゆらゆらとゴミが揺られるように泳いでいます。うまく擬態しているもんですね。
こちらは口内保育中のキンセンイシモチ。金色のラインがきれいですね。
台風が去って群れもマクロも季節来遊魚も充実してきました。
まだまだダイビングのシーズンは続いていますよ。
ご予約をお待ちしています!
コメント