昨日から台風の影響によるうねりが入ってきていて、週末にはそれが強くなる予報です。今日はゲストがいなかったので、万が一雲見がクローズになった時のためにと、黄金崎ビーチにチェックダイブに行ってきました。
■ 天気 晴れのち曇り
■ 気温 23℃
■ 水温 25℃
■ 透明度 12~15m
■ 透視度 10~12m
(写真はクリックすると拡大します。)
1本目 ゴロタ沿い ⇒ -16mのケーソン ⇒ ゴロタ沿い
2本目 4連ケーソン ⇒ -16mのケーソン ⇒ ゴロタ沿い
さて、黄金崎ビーチに行く途中に海を見ても黄金崎ビーチに着いてからも、海にうねりの気配が全くないのです。
恐らく強い北東の風がうねりを消してくれているようです。(ちなみに雲見もうねりはありませんでした。)
これじゃ週末用にチェックダイブする必要ないかなとも思ったのですが、折角来たので潜らせていただきました。
潜る前に生物情報を教えてもらったのですが、今の雲見で見られない生き物たちがいっぱいです。とりあえず、それらを中心に確認してきました。
この時期の黄金崎ビーチといえばネジリンボウとヒレナガネジリンボウ。とにかくこの2種はあちこちにいっぱいいました。
まずはネジリンボウ。元気にホバリングしていました子です。
ヒレナガネジリンボウのほうがたくさんいました。下の写真は全部別の個体なんですよ。
そして一番ダイバー慣れしていて近寄らせてくれたのがこの子です。警戒心が薄いからコトブキテッポウエビもダイバーに気づかずに出てきていました。
この写真をよく見てみるとヒレナガネジリンボウはお腹に卵を抱えているようですね。お腹がぷくっと膨れていてつぶつぶ感も見て取れます。
それから贅沢にネジリンボウとヒレナガネジリンボウが同じ穴に棲んでいましたよ。
こちらはホタテツノハゼ属の一種のペアです。手前にいる背びれが丸いのがメス、奥にいる背びれが糸状に伸びているのがオスです。オスのほうが臆病でなかなか出てきてくれませんでした。
この小さなハゼ、ダテハゼに似ているけどちょっと違うなと思いながら写真を撮ってみて後から調べたらハチマキダテハゼでした。久しぶりに見たのでもっとちゃんと見ればよかったです。
そして今黄金崎ビーチで一番人気なのがクマドリカエルアンコウです。とっても小さくて小指の爪くらいの大きさなんですよ。早く雲見でも見つからないかなと毎日探しているんですけどね・・・。
ちょっと前まで雲見でも見かけていましたセナキルリスズメダイもいましたよ。雲見にいたのより一回り大きく成長した個体でした。これならソラスズメダイに混ざっていてもすぐに分かります。
その近くにいたのはハナゴイの幼魚です。写真で見ると紫色に見えますが、水中でライトを当てないとほぼソラスズメダイ色。こっちはなかなか気づかないかも。
ロボコン(若い子たちにはわかるかな?)ことアナモリチュウコシオリエビです。この付近でずっと見られているのですけど、どうやら違う個体みたいです。この子、顔が笑っているみたいですね。
同じようにおどけた顔に見えるのこの子は、マルハナシャコです。
ヨスジフエダイの幼魚(下写真左)とムスジフエダイの幼魚(同右)も同じ場所にいましたよ。よく似ていますが、黒い点の有無で見分けられますね。
そしてアオハタの幼魚も同じ場所にいたんです。ここには他にもムレハタタテダイが数匹いたりして結構楽しめましたよ。
ハナタツは雲見でもよく見かけますね。でもこの子は白っぽい体をしてちっちゃい子ですからよく見ないとわかりませんでしたよ。
白いひげが特徴のゴシキエビです。こんなひげを持ったアニメのキャラクターがいたよねと陸で噂されていました。
さて、今日は先日から時々写真を載せていますけど、「トトメレンズ」というマクロフィッシュアイのレンズを使って写真を撮ってみました。
同じ被写体でも全く違った雰囲気の写真になるんですよ(^^)v
どんな風になるかというと・・・
お次はイボイソバナガニです。写真の出来栄えとは関係ないですけどこのカニの体は蝋で作られたような艶があります。
これをトトメレンズで写すと、この子はダイバーをこんな感じで見ているのかなという風になりました。
なかなか面白い雰囲気の写真になるでしょ?
興味がある人は遠慮なく聞いてください。実物をお見せして説明しますから。
とりあえず、チェックダイブは無事に終了しました。この他にも色々と生き物たちがいましたので、もし雲見がダメな場合でも何とかなりそうです。
でも雲見で潜るのが一番なんですけどね。うねりがまた出ないことを祈ります。
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