にわか雨が降るかもしれないという予報は杞憂に終わり、おまけに薄っすらと日差しも出るという良い方に天気予報が外れてくれました。
今日潜りに行ったのは黄金崎ビーチ。
黄金崎ビーチに来るのは2ヶ月以上ぶりになっちゃいました。
海はベタ凪で苦手なビーチエントリーも楽チンでしたよ(笑)
■ 天気 ： 曇り時々晴れ
■ 気温 ： 18.5℃ (松崎町アメダスによる最高気温)
■ 水温 ： 15℃
■ 透明度 ： 6～8ｍ
■ 透視度 ： 5～7ｍ
(写真はクリックすると拡大します。)
1本目 -19mケーソン ⇒ -16mケーソン
2本目 -16mケーソン ⇒ 4連ケーソン
海の中は相変わらず春濁り。
でもこの間よりは良くなったかな？慣れない黄金崎ビーチの砂地の真ん中でも大雑把な位置の把握ができましたから！
ここ、黄金崎ビーチでは砂地に住む生き物たちをメインに紹介していくことになりますから、普段雲見で見かけない生き物たちを数多く見ることになり、それがとても新鮮で楽しいんですよね。
その中で圧倒的な人気者はミジンベニハゼです。
黄色いボディーにエメラルドグリーンの目が特徴の可愛らしいハゼの仲間です。 
メスと思われる子はこのように棲み家の入り口で外を見ているんですけど、もう1匹いるオスと思われる子はなかなか出てきてくれませんでした。
入り口のちょっと奥から外を見る程度・・・
並んでくれたら可愛さ倍増なんですけどね。 
ロープ際にはミズヒキガニが見られます。
シロガヤを脚で持ち上げて威嚇しています。
長く飛び出した目をしてその姿はまるで宇宙人(笑) 
ガイドロープにはタツノイトコもたくさんいますよ。 
これはコウイカの卵です。
卵の中では赤ちゃんがすくすくと成長していました。
赤く見えるのは目ですよ。 
これもイカの仲間の卵で、ヤリイカの卵です。
普通は岩穴の中などに産むんですけど、何もない砂地に産み付けられていました。
適当な産卵場所を見つけられなかったんでしょうね。 
雲見のヤリイカの卵は既にハッチアウトしてしまっていますが、これはまだ産みたてらしくて房の中に卵の粒が見られました。
無事にハッチアウトしてほしいですね。 
モンガラドオシがいました。
何故か雲見の砂地で見かけた記憶がありません？？？ 
この真っ白なのはメイタガレイの幼魚です。
貝殻に擬態していると言われています。 
反対に真っ黒な子も！
ホウボウの幼魚ですよ。 
砂地で見るウミウシもいます。
これも真っ黒ですね。クロボウズといいます。 
トモエミノウミウシ属の一種もいました。
よく見たら色違いで2匹も！黒っぽい方は初めて見るかも。 
砂地にいましたけど、普通は岩の上にいることが多いかな。
クロミドリガイです。可愛い目が見えていますね。 
ゴロタの上にはたくさんのトヤマモウミウシがいましたよ。
10匹位見たからお腹いっぱいです(笑) 
これは居着いている場所や動きからサンゴタツだと教えてもらって見に行ったんですけど、サンゴタツって普通は真っ黒で皮弁はないんですよ。
でもこの子は薄い茶色で皮弁がいっぱいでハナタツみたいでした。 
今日ハナタツを2匹見たんですけど、色はこんな感じの茶色で 
この子みたいな皮弁があるんですから不思議ですね。 
小さなベニカエルアンコウもいました。
左の黒いのが私の人差し指の先ですから2cm位の幼魚です。
子供なんですけど体がすっかり汚れてしまって、振る舞いは成魚みたい(笑) 
イロカエルアンコウもいましたよ。
場所さえわかれば遠くからでもはっきりわかります。 
こんな感じで雲見であまり見ない生き物が多いから、たまには良いですよね。
特に着底して腰を据えて写真が撮れるので、写真の練習にもいいですよ。
リクエストが有りましたら、遠慮なく言ってくださいね。
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