今日は朝から雨模様。朝のうちは雷が鳴っていましたね。
でも潮色はちょっとよくなっている気が・・・
潜ってみたらどうなんでしょう。
(写真はクリックすると拡大します。)
■ 天気 雨のち曇り
■ 気温 26℃
■ 水温 25.5℃
■ 透明度 10~15m
■ 透視度 8~12m
今日はいろいろ設定を変えて写真をじっくりと練習したいというお客様と初めて雲見を潜るお客様なので2グループに分けて潜りました。
1本目は浅場でカメラの練習です。
例えばソフトコーラルを一つ撮るとしてもフラッシュをONにしたりOFFにしたり、絞りや露出を変えてみたり、背景を抜いて青くしてみたり・・・
ピントを合わせる場所を変えてみても面白いです。
それぞれ違った雰囲気になります。そうやって自分の好きな設定を見つけて行くと気に入った写真が多くとれるようになりますよ。
この後もいろいろな生物を見つけては写真の練習です。
練習台となったのは、オニカサゴ・スベスベマンジュウガニ・アナジャコ・トウシマコケギンポ・イソギンポ・マダコなどなど。
でも、下ばかり見ていたわけじゃないんです。ふと頭の上が暗くなったと思ったらキビナゴの群れが通り過ぎていたり、それを追ってカンパチが現れたり、ニシキベラが産卵・放精をしたと思ったらそれをメジナが直ぐに食べていたり・・・
いろんなシーンが見られました。けど、一番劇的なシーンは安全停止中に現れました。
十数匹のシイラの群れが頭上を通り過ぎて行ったのです。なかなか水中では見られないシイラが群れで!
水温が上がっていたので出てきたのでしょうか?
2本目は初めて雲見を潜るお客様がいるので定番「スタンダード」コースへ。
雲見の醍醐味を楽しんでもらいました。
クレバス・Hの穴・-24mのアーチ・たて穴・水路下の洞窟・三角穴などそれぞれ違った趣きがありますよ。
その途中にも生物はいっぱい。-24mのアーチにはテングダイのペアやイシダイの老成魚・マツカサウオなど。岩肌にはニシキウミウシの幼体や色鮮やかなトラフケボリ。
アミメハギは海草の陰に隠れ、大きなマダイが中層に漂っていたり・・・。
このコースは楽しみどころが多くて困ってしまいます。
3本目は写真練習チームと三競へウミウシ探しに。
冬に比べて数・種類ともに減ってしまいましたが、キイロウミウシ
ミチヨミノウミウシ
センテンイロウミウシ
を始めとして、センヒメウミウシ・フリエリイボウミウシ・ウスイロウミウシ・アオウミウシ・シロウミウシ・サラサウミウシなどを見ることができました。
角度を変え距離を変えいろいろなウミウシの表情(?)を捉えていました。
4本目は小牛の洞窟から大牛の洞窟へ地形を楽しみながら行ってきました。
小牛の洞窟からHの穴、たて穴を通って大牛の洞窟へ。
その途中は中層に見どころいっぱいでした。
キビナゴが群れて走って行ったと思えばそこにカンパチの群れ。
アオリイカはなぜか私たちに近づいてきてくれて目の前を過ぎて行きました。なかなか近くで見ることができないので本当に珍しいことでした。
棲家のイソギンチャクが小さく引っ込んでしまったため家を追い出されたクマノミがいたり、南の海からの夏の使者ツノダシをみて大牛の洞窟にたどり着いたらそこには今の雲見の醍醐味、キンメモドキの塊です。
こればかりは何度見ても飽きませんし、誰に見せても満足してもらえます。
大牛の洞窟のもう一つの見どころ 抱卵中のサクラテンジクダイを見て、知り合いのガイドさんに教えてもらったジュッテンイロウミウシをみて、またキンメモドキと戯れたら終了となりました。
水温が急に上がって回遊魚が入ってきだしましたし、透明度も回復してきました。
夏の生物も増えてきましたので雲見のどこを紹介しようかと贅沢に迷う時期になってきましたよ。
写真提供はEmiさんです。ありがとうございました。
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