外洋ポイント『沖の根』は魚が群れ群れでした(^^)

今日はゲストが予定の時間より早く到着されたので、いつもより早く雲見に行ったのですが、早い時間にもかかわらず波止場が慌ただしいんです。
どうしたのと聞いたら外洋ポイントの『沖の根』に行くとのこと。
今日のゲスト達は前から沖の根に行きたがっていたので、「行く？」と聞くと二つ返事で「うん！」と返ってきたので、私達も連れて行ってもらうことにしました。

■ 天気：晴れ
■ 気温： 32℃
■ 水温： 22～24℃
■ 透明度： (沖の根)15～18ｍ、(牛着岩)10～12m
■ 透視度： (沖の根)12～15ｍ、(牛着岩)8～10m
(写真はクリックすると拡大します。)

1本目沖の根

2本目小牛裏 ⇒ 小牛の洞窟 ⇒ -24mのアーチ ⇒ たて穴横 ⇒ Hの穴 ⇒ ブルーコーナー

朝一番で船に乗ること約10分、沖の根に到着です。
船の上から見た潮色は青くて、先に潜降していったチームの姿がよく見えていたんです。
ここの透明度はいいみたいです。

期待して潜って行くとやっぱり透明度が良くてちょっとテンションが上ってしまいました。
遠くを泳ぐダイバーが見えましたし、深場の様子も見えていました。

でも・・・
前回潜った時はイサキが壁のように群れていたのですが、根の周りはちょっと少なめ・・・

潮の上のほうに泳いでいって根の先まで行ってみたら、そのもっと先に群れていたようです。
それがその証拠写真。(写真は色を補正して魚を見やすくしています。)

イサキの群れに混ざって背中が黄色いタカベも群れていました。
その群れの中にトビエイが優雅に泳いで入ったがとても印象的でした。

牛着岩のまわりいいるタカベはまだ子供ですけど、沖の根のタカベは立派なおとなです。

沖の根にはアオブダイも数多く居着いています。
コブダイみたいに額が出っ張って口の後ろに青や黄色の模様が入り、大きさも大きなものでは70cmくらいととても目立つ魚です。
それがダイバーの目の前まで来るのですけど、カメラを構えるとスッと反転して去っていきなかなか写真に収めることができませんでした。
ですからシルエットで・・・

他にもキンギョハナダイが群れていたり、キンチャクダイとかシラコダイとか夏らしい魚も見かけました。

ダイビングを終える頃に潮の流れが強くなり安全停止は気持ちよく鯉のぼり状態で揺られていました。

2本目は島裏を潜ったのですけど、浮遊物が多いものの潮色自体は良くなっているようです。
透明度も若干ですけどアップ！！早く沖の潮が牛着岩に来て欲しいです。

以前からお伝えしている通り島裏にもイサキは群れていますけど、沖の根のと比べるとちょっとサイズが小さめかな。
でも群れている様子は負けていないかも。

中層にはイサキの他にもタカベの子供とかマアジの子供が群れていました。
その群れの中に悠々と泳ぐマダイ達。大きなサイズのマダイが何匹もHの穴の上から-24mのアーチ付近にかけてホバリングしています。

このベニカエルアンコウは今日新たに見つけた子です。黄色いベニカエルアンコウの情報を教えてもらって探しに行ったのですが、お目当ての黄色ではなくてオレンジ色のチビっ子が穴の窪みに収まっていました。

それからいつものベニカエルアンコウもいつものように場所を変えていました。

このベニカエルアンコウの写真を撮っている間に、他のゲストがキンギョハナダイを激写！
見事に正面からのショットとなりました。目の上の青いラインがアイシャドウのようですね。

この長く観察されているハナタツもちょっと移動していました。

アラリウミウシです。体を曲げているのか、2匹いるのかちょっとわかりませんがきれいなことに変わりはありません(^^ゞ

クランクで群れていたスズメダイです。どうやらペアを作り始めて産卵の準備を始めだしたようです。

ブルーコーナーで安全停止中はマツバギンポを見たり、キンギョハナダイの乱舞に見とれたり・・・
でも一番印象的だったのはニシキベラの産卵・放精でした。
写真は正に産卵をしようとしているところです。この後このニシキベラの塊が急上昇し反転する瞬間に産卵・放精をしました。
でもその上方で産卵を待ち構えるメジナがいて、産みたての卵を食べていました。