贅沢な一日|雲見

フィリピン近くの台風17号はほとんど停滞していますね。今のところ直接の影響はないでしょうが、大きく発達するとうねりがやって来かねません。クローズになるほどのうねりにはならないでしょうが、ゆらゆら揺れるのは勘弁願いたいです。

■ 天気 曇りのち晴れ
■ 気温 28℃
■ 水温 25~26℃
■ 透明度 8~12m
■ 透視度 7~10m
(今日は写真がありません。ごめんなさい。)

1本目 小牛横 ⇒ Hの穴 ⇒ ブルーコーナー ⇒ たて穴 ⇒ 大牛の洞窟

今日は3ダイブの予定で黒崎と三競にも行きたいというので牛着岩周りで潜るのは1本だけです。それでは今が旬の季節来遊魚と魚の群れと地形をまとめて行っちゃいましょうという贅沢コースになりました。
まあ、カメラを持っていなからできるロングコースですね。

波止場に着いたらサクッと準備してまだ誰も入っていない海に出発です。朝一番の海は魚が散らばっていないから楽しいんですよ。
まずは小牛横のクマドリカエルアンコウから。今日もちょっとだけ移動していました。このままどこかに行ってしまわないか心配になりますが、とりあえず今日も可愛らしい姿を拝むことが出来ました。

いろいろと探しながら泳いで行くとたくさんの幼魚を目にします。
岩肌の窪みにはネッタイミノカサゴの幼魚とか、中層にはイサキの子供の群れやクロホシイシモチの幼魚の群れ、そしてキンメモドキの幼魚や南の海から来たイッセンタカサゴの子供が群れていたりします。
今日特に目についたのはキンチャクダイの仲間の子どもたちです。この1本だけでアブラヤッコ、タテジマキンチャクダイ、コガネヤッコ、サザナミヤッコ、キンチャクダイの幼魚を見ることが出来ました。
伊豆半島ではキンチャクダイの幼魚を除き1匹でも見られたらうれしい魚達がこの1ダイブで4種類も!!全く贅沢です。
この他見た幼魚は、ユカタハタ、ハシナガベラ、コガネキュウセン、ムナテンベラ、トカラベラ、セジロノドグロベラ、ブチススキベラなどなど。可愛らしい幼魚は見飽きませんね。

群れならばこのところのお約束になっているイサキ、スズメダイ、クロホシイシモチ、ネンブツダイ、ツマグロハタンポマアジの群れに飛び込むカンパチ集団。これらには圧倒されそうです。

もちろん地形も楽しんできましたよ。ちょっと濁っていたので差し込んでくる綺麗な光を楽しむことはできませんが、いかにも洞窟らしい雰囲気は味わえましたよ。

2本目 黒崎

黒崎は岩が重なってできた数々のトンネルをくぐったり洞窟もあったりする地形ポイントです。
大きなトンネルの中にはクロホシイシモチとかツマグロハタンポが数多く入っていてその中を進んでいくことになります。
また、人ひとりがやっと抜けられるような穴もあって冒険気分満載のポイントなんです。

洞窟の中には、雲見では久しぶりにアカシマシラヒゲエビを見つけました。白いヒゲが見えて、オトヒメエビとはちょっと違うなと思ったらアカシマシラヒゲエビでした。ちょっと得した気分です。

3本目 三競

最後は三競です。
ここの地形が楽しいのは言うまでもないところですよね。
特にこの時期ならば3の穴のエアドームがとっても綺麗です。時間を選んで行けば天井の穴から差し込んでくる光が水の中に差し込んできてレーザービームのように見えるのです。
今日も1本の光が差し込んできていてとても綺麗でしたよ。

生物もたくさん見てきました。
ミナミハコフグの幼魚から始まってムレハタタテダイ、フリエリイボウミウシ、ヨゾラミドリガイなどのアイドルたちがいました。
そして三競には、ホシギンポマツバギンポトウシマコケギンポの3種がまとまって見ることができる場所もあります。穴から顔を出すギンポの仲間が好きならたまらない場所です。

そしてここの常連さんのオキナワベニハゼなんですが、今日ざっと数えてみたら5匹に増えていました!時間をかけて探せばもっと見つかるのでしょうか?

今日は地形に群れに季節来遊魚と思う存分雲見を楽しんできました。
いろいろな楽しみ方ができるのが雲見のいいところなのですが、今日は我ながらちょっと贅沢な気分になりました。
写真はありませんが、充実した一日でした。

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