昨日は想定外で雲見はクローズ。雲見じゃないと嫌だというゲストはダイビングをキャンセルして早々に帰宅されました。
ですから昨日は久しぶりの窒素抜きの日でした。
クローズ開けの今日はうねりもなくとっても穏やかな雲見でした。
こんな穏やかな海は久しぶりです(^^)。 
■ 天気 曇りのち晴れ
■ 気温 23℃
■ 水温 25℃
■ 透明度 10～15ｍ
■ 透視度 10～12ｍ
(写真はクリックすると拡大します。)
1本目 島前 ⇒ クレバス ⇒ Hの穴 ⇒ 小牛の洞窟 ⇒ たて穴 ⇒ Hの穴 ⇒ ブルーコーナー
2本目 黒崎 (先端 ⇒ 浅根)
3本目 三競 (1の穴 ⇒ 5の穴)
今日のゲストからは地形のリクエストをいただきました。うねりがなくなったのでお任せください。どんどん攻めていきますよ(^^)v
地形を攻めるとはいえ、その途中で生き物がたくさんいるのも雲見のいいところですから、両方贅沢に楽しんできましたよ。
潜降してすぐのゴロタにいたのがオビテンスモドキの幼魚です。ゆらゆら揺れて不思議な動きをしています。 
エントリーをした頃は曇っていたのですけど、潜降して移動し始めた頃から太陽が出てきて水中も明るくなってきました。水路の水面近くにはキビナゴがたくさんいて太陽に照らされてキラキラ輝いていました。
クレバスを落ちながら上を見上げるとちょうど真上から太陽が差し込んでくれました。 
このところ洞窟の中にはクロホシイシモチとかネンブツダイがたくさん詰まって視界を遮っています。それをかき分けながら進むのって楽しいですよ
今人気のトルンナ・プルプロペディスを見たいというリクエストもあったので小牛の洞窟へ。今日もちゃんといてくれまいたよ。 
ついでに洞窟探検で小牛の洞窟を奥まで行くと洞窟の中には甲殻類がたくさんいます。
つぶらな目をしたこの子はヒメセミエビです。正面から写真を撮ってみました。 
こちらも正面顔のオトヒメエビです。お腹のエメラルドグリーンのきれいなのが卵です。 
ここからたて穴に移動中にはニシキウミウシがいました。一時より水温が下がったせいかよーく探せばウミウシを見かけるようになってきましたよ。
わ～っ！とっても小さなミツボシクロスズメダイの赤ちゃんがいました！！まだ白い模様もわずかしか出ていませんね。とっても可愛らしかったです。 
この子はワカウツボの子供です。雲見ってウツボがたくさんいますけど、ほとんどがウツボとトラウツボ。稀にしか見かけない子なんですよ。 
あちこちと地形を楽しんだ後はブルーコーナーで安全停止をしながらフィッシュウォッチング。
中層にはメジナの大群がいました。 
根の上には人気のマツバギンポとかトウシマコケギンポ、久しぶりにセダカスズメダイの幼魚も見ました。
キンギョハナダイも元気に泳ぎまわっていましたからそれらを見ているとあっという間の3分でした。
2本目は黒崎です。
潜降してすぐに見つけたこの子はどうやらハコフグの幼魚のようです。ミナミハコフグかなと思っていたのでちょっとだけ残念ですけど可愛らしいのには変わりありませんよね。 
黒崎の洞窟にもネンブツダイがいっぱいです。 
洞窟を出たところで見つけたハナタツの子供。まだ細くて弱々しい感じです。 
アカシマシラヒゲエビも見に行きましたよ。キタマクラをクリーニングしていたのですけど、写真をよく見てビックリ！！写真のキタマクラの奥に小さなアカシマシラヒゲエビが見えるじゃないですか！！
2匹になったんですね。 
この後は大小の穴をいくつもくぐりながら浅根のトンネルへ。
いくつもくぐった穴の中の1つです。 
浅根のトンネルの中では相変わらずキンメモドキがいっぱいいたのですけど、今日はなぜかキンメモドキが大蛇のようにうねうねとトンネルの中で泳ぎまわっていました。
どうしたんでしょう？？初めて見る光景でした。 
それにしても視界を遮ってしまうキンメモドキは一見の価値がありますよ。 
地形といえば三競ですから3本目は三競へ。
この間の台風で復活した1の穴から入って今日は最終の5の穴まで行きましたよ。
地形がメインでしたから生物は二の次でしたが、フトユビシャコモドキ属の一種とかオキナワベニハゼ、それに今度は正真正銘のミナミハコフグの幼魚などがいました。
それから3の穴のキンメモドキはちょっと数が増えたかも。嬉しいですね。
3の穴のエアドームは隅のほうでレーザービームとは言えませんが、光のカーテンが入ってきてくれていました。残念ですけど、もう差し込んでくる光も終わりの頃です。
こんな風に今日は思いっきり地形で遊んできました。
透明度も上がってきたので穴の中から見る光がとても綺麗に見えるようになってきましたよ。
ぜひ見に来てください。
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