ここにもハナイカ|黄金崎ビーチ《2024.07.03》

朝のうち曇っていたそれは徐々に晴れ間が広がり夏のような日差しが差してきました。
風は弱くて波はほとんどなし。
穏やかな海は最高です。

■ 天 気 : 曇のち晴れ
■ 気 温 : 31.7℃ (松崎町アメダスによる最高気温)
■ 水 温 : 24~26℃
■ 透視度 : 4~6m

今日は黄金崎ビーチで潜ってきました。

黄金崎ビーチでは雲見で先日見つかったハナイカのペアが少し前から登場しています。
結構動き回っていて見られない日も多いとか。
見られても単体だったり・・・
雲見も同じ感じですからね。
早速探しに行ったら呆気なく見つかりました。
それもペアで!
でもあまり派手な色にはなりませんでした。

でこのペアが卵を産んでいるんですよ。
岩と砂地の間の狭い隙間にありました。

その卵はハッチアウトも間近で中の赤ちゃんハナイカは親と同じ形になっていました。

ハッチアウトの瞬間を見てみたいなぁ。
そしてこの子達が成長して大きくなった姿も見てみたいですね。
雲見でもどこかを探したら卵があるのかな?

こちらはアオリイカの卵です。
こっちも赤ちゃんイカが見えます。

こんな風に今海の中は繁殖のシーズンであちこちに幼魚が群れていたり、卵があったり、イシモチの仲間は口内保育真っ盛りです。
写真はスジオテンジクダイ。口の中に卵が見えますね。

クマノミのハッチアウト間近の卵もありました。

小さなキビナゴの群れ。

こちらは生まれたての幼魚。
きれいな色をしていたからハナダイの仲間かなと思ってたのですが、写真を見たらマツバスズメダイの幼魚でした。
幼魚はこんなに綺麗な色で尾ビレの2本のラインも黒ではないんですね。

アジアコショウダイの幼魚が数か所で見られたり

1cmに満たない子どものウミウシカクレエビがいたりと生命の営みを感じますね。

カミソリウオです。
光を当てると茶色っぽく見えますが、光を当てなければ隠れているミルにそっくりな色なんです。

こちらは今日見つけたカミソリウオです。
ちょっとスケスケ感があって上のことは全く印象が違います。

ニシキフウライウオはペアでいました。
黒っぽい子なので写真映えはしないかな。

砂地で外敵を見張るダテハゼのペアと中層で見張るハナハゼ。

と思ったらハナハゼに違和感を感じませんか?
伊豆でよく見るハナハゼは尾ビレが6本に分かれています。(下の写真は過去に撮ったものです。)

でも今日見たのは尾ビレが2本に分かれているだけ。
これは昔沖縄型のハナハゼと言われていたのですが、今は種類が違うことがわかってリュウキュウハナハゼと和名が付けられています。
他の場所で撮ったものも尾ビレが2本なのでリュウキュウハナハゼですね。
ハナハゼはいないのかな?
今度行ったらよく見てみようかな。

黄金崎ビーチの常連さんも健在です。
ヒレナガネジリンボウに

チンアナゴ。

今日は近くまで寄らせてくれました。

マダイのだいちゃんも繁殖活動を終えて帰ってきました。

ヒメアマアゴダイもいましたし

最初に見たときよりもかなり大きく成長していたオオウミウマです。

ギンポマンションはミナミギンポに占拠されていました。

最近すっかりと貴重な存在になったマツカサウオ。

他にはハタタテハゼがいたり

マゴチが砂に同化していたり。

そしてウミエラカニダマシはウミエラに隠れていましたよ。

以上、盛りだくさんの黄金崎ビーチでした。
たまに潜ると楽しいですね。

明日は雲見で潜る予定ですけど、ちょっと西風が心配です。


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