ガイド達は早起きして伊豆半島を縦断して向かう先は熱海!

昨日と一転して暖かい一日になりましたね。
今日は不定期開催『西伊豆潜ろう会』の日。
今回潜ることにしたのは熱海です。

■ 天気 晴れ
■ 気温 15℃
■ 水温 13℃
■ 透明度 5~6m
■ 透視度 4~5m
(写真はクリックすると拡大します。)

1本目 沈船

2本目 小曽我洞窟

西伊豆潜ろう会とは西伊豆のショップのスタッフさんたちが集まって伊豆の何処かの海に潜りに行こうという不定期開催の勉強会です。
参加するのは皆さんそれぞれのホームグラウンドで腕を鳴らしたガイドさんたちですから、潜り方とか生き物の探し方とか何かと勉強になるんですよね。

熱海は初めて潜るポイントです。
沈船があったり期間限定の洞窟ポイントがあるとは知っていた程度ですからとても楽しみでした。

1本目は沈船へ。ここは潜降ロープの下が-20m。そこが沈船の舳先の一番浅いところで、そこからスロープに沿って船が沈んでいて一番深いところでは30mを超える全体的に深いポイントです。
ですからダイブコンピューターのNDL(減圧不要限界)には細心の注意を払って潜る必要がありました。
沈船は30年近く前に沈んだ全長80mの大きな船で、ソフトコーラルがたくさん生えて魚たちの絶好の住処となっていましたよ。

その中で一番目を引いたのはサクラダイ
いたる所で群れを作っていました。
その中にアカオビハナダイがチラホラと混ざっていたりして、このサクラダイの群れは一見の価値有りです。

でも残念ながら春濁りが始まってしまっていて透明度は4~5m(T_T)
何枚か写真を撮ってみたのですけど、遠くだと光が届かなくて暗くなり、近づこうとすると群れが逃げちゃう・・・
写真は諦めてそのきれいな光景はしっかりと目に焼き付けてきました。

群れに気を取られていたら目の前に現れたのが巨大なヒラメ
1mはあろうかという大物でした。
その大きな姿は貫禄があって、ダイバーが近づいても全く逃げる気配なし!
全身を撮ろうとしても離れたら浮遊物で映らなくなるので、近づいて顔だけを撮ってきました。
鋭い歯までバッチリと見えていますね。
ヒラメ

そして濁っているとどうしても探してしまうウミウシ(^^ゞ
深いのでゆっくりは探せませんでしたけど、目立つ所にいたヒロウミウシとか
ヒロウミウシ

ハナオトメウミウシとかが見られました。
ハナオトメウミウシ

全体的に深かったのであっという間に窒素が貯まります。潜水時間は30分が限界かな。
無理をせずに船に戻りました。

ところで今日使わせていただいた熱海の船は船べりに切れ込みがあってそこからジャイアントストライドでエントリーできるんです。
そしてエキジットは雲見みたいにリフトはありませんけど、写真のようにはしごを斜めにかけてくれているのでとっても登りやすかったです。
よく工夫されていますね。
船

 

2本目は期間限定の小曽我洞窟へ。ここは今月末までしか潜れないそうです。
壁にそって約90度曲がるトンネルがあるんです。
水面からは壁に穴が空いている様子が伺えます。
洞窟

 

トンネルは雲見でさんざん潜り慣れていますけど、初めて通るトンネルは先がどんな風になっているのかわからないのでやっぱりドキドキしますね(^^)。
それに濁っていたのでもう探検気分がダ~~ンと盛り上がります(^^)v

でも水が綺麗だったらトンネルの中から外を見た景色がきれいなんでしょうね。
ちょっともったいなかったです。

トンネルの壁にはオトメウミウシとかツブツブコイボウミウシアオウミウシ、シロウミウシなどウミウシがチラホラ。
ゆっくり探したらもうちょっと見つかるのかな?そんな雰囲気でした。

 

トンネルの外にはまっしろなベニカエルアンコウがいましたよ。
ベニカエルアンコウを見るのって久しぶりでした。
ベニカエルアンコウ

 

今日一緒に潜ってくれたのは、安良里ダイビングサービスTATSUMIのたけさん、土肥THE101の和穂ちゃん、安良里ダイビングサービスの若ちゃんの3人です。
ありがとうございました。楽しかったです。
またどこかで遊びましょう 勉強しましょうね。

《耳寄り情報》

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