お盆休みの真っただ中、雲見の波止場にはダイバーがたくさん押しかけています。
活気がある波止場は慌ただしいですが、嬉しく感じてしまうのはやっぱり雲見が好きだから???
■ 天気 晴れ
■ 気温 31℃
■ 水温 23~26℃
■ 透明度 10~12m
■ 透視度 8~10m
今日はベテランさんとブランクのあるダイバーさん。
最初は別々に潜ることにしました。
1本目はベテランさんと潜りました。
島前でエントリーして水路を進むと水面近くにアオリイカの子供が群れていました。
普段潜っている牛着岩の周りで卵は見かけませんが、ちゃんと雲見のどこかで産卵してくれているんですね。
クレバスを落ちて降り注いでくる光を楽しんでもらった後はHの穴を潜ってハナタツを見に。
いつものところでユラユラと揺られていました。
これは最近この辺(クランク)に固まっているカゴカキダイ。黄色がとても鮮やかです。
今日は-24mのアーチにテングダイがいました。シングルでしたけど・・・
マンボウ待ちの根の上のイソギンチャクにまたクマノミが入ってきました。
雲見でよく見かけるクマノミ。本来クマノミは季節来遊魚です。暖かくなってクマノミの数がかなり増えてきました。大小取り混ぜていろいろなところで見かけますよ。
たて穴を上に抜けたらブルーコーナーへ。
こちらは3匹仲良く遊んでいたツノダシ。今年はツノダシもあちこちで見かけます。好きな人は今がチャンス?
ここのキンギョハナダイの群れは圧巻です。水族館でもこんなに濃く群れていませんよ。ここの凄さはなかなか写真では写しきれません。ぜひ見に来てください。
この辺にはキンギョハナダイの他にもたくさんの魚が群れています。
メジナ・イサキ・スズメダイ・ホンベラなどなど。
この写真に写っているのは奥の点々まで全部魚です。少しはここの凄さがわかりますか?
やっぱり島裏は大きな根がたくさんあるので魚が群れますね。楽しすぎます!
2本目はリフレッシュダイバーさんとマンツーマンで小牛の湾内へ。
1年ぶりで心配していましたが、潜降もうまくてフィンキックも上手です。とても落ち着いていてウェイト量を調整してあげたら中世浮力もばっちりでした。
2本目は写真はありませんが、人気者がいろいろいましたよ。
ベニカエルアンコウは今日もペアで。大きな方はお腹がパンパンに膨らんでいます。
アライソコケギンポは愛嬌のある顔でダイバーとにらめっこ。
クマノミの子供はだいぶ大きくなってきていました。
珍しいことにヨスジフエダイの幼魚が!1匹で寂しそうにシワメの陰に隠れていました。
幼魚といえばモンツキハギの幼魚も5匹固まっていましたよ。
魚を見れば見るほど夢中になってブランクというのを忘れていたようです。
ブランクダイバーさんも問題ないので3本目はみんなで小牛の裏から大牛の洞窟経由でグンカンヘ。
今日もハタタテダイ発見。島裏をあちこち移動しているようです。
途中たて穴に寄り道したらフエヤッコダイを見つけました。いろいろ南の海から来ていますね。
このところ毎日のように行っている大牛の洞窟。もちろん”3種の神器”は見せましたよ。
アメーバのように形を変えるキンメモドキの群れ。
サクラテンジクダイは最近産卵した個体がいるようで、今日見た卵はまだオレンジ色でした。
イチゴミルクウミウシはいつもの定位置。ウミウシにあまり興味がない人でもその名前を言うと見たがる魅力的なウミウシです。
これを順に紹介していると、先に見せたダイバーがセンテンイロウミウシを見つけていました。それも3匹!
一番手前のウミウシですが、何だか膨らんでいるような気がします。まるでツチノコのような形ですね。
ここからグンカンヘ。
グンカンにもキンギョハナダイが群れています。根に近く明るいところにいる個体を狙うとこんな風な写真が撮れるんです。
クマノミは大中小3匹。
これは中。
そしてこれが小です。
4本目はベテランさんの一人とマンツーマンで黒崎へ行ってきました。
黒崎の洞窟も今は面白いですよ。
キンメモドキの群れは大牛の洞窟よりも数が多い。洞窟自体も小さいのでキンメモドキに埋め尽くされているようです。
キンメモドキの群れの中にミノカサゴが隠れていました。隠れていたとしか言えないほどキンメモドキが多いんですよ。
洞窟の奥にコウイカの仲間。
こちらの小さいほうは体の色を岩肌と同じ色に変えて擬態しています。体の色が白くなると体の中の甲が透けて見えます。わかりますか?
こちらもコウイカの仲間。ちょっと大きめの個体です。
岩の合間を抜けて行くマニアックな黒崎を楽しみながら見つけたのがナガサキスズメダイの幼魚。
成魚は色が黒っぽくなるので鮮やかな青が見られるのは子供のうちだけです。
子供のうちを楽しむならこの子も。ミナミハコフグの幼魚です。
中層にはアジやイサキやアオリイカなどがいました。特にアジの群れはすごかったですよ。
このようにたくさんの季節来遊魚が増えてきています。他にもツユベラの幼魚やカンムリベラの幼魚の目撃諜報もあります。
季節来遊魚好き、幼魚好きな人は今がチャンスですよ。
写真提供はMayuminさん、Nishizakiさん、Fujisakiさんです。ありがとうございました。
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