お昼前にちょっとだけ日差しが出ましたけど、ほぼ一日中雲に覆われた空模様でした。
風がないから蒸し暑く感じますね。
まあ風がないということは海も穏やかだということなのでそれはOKとしましょう。
■ 天気 : 曇り一時晴れ
■ 気温 : 28.5℃
■ 水温 : 23~24℃
■ 透明度 : 8~12m
■ 透視度 : 10~15m
(写真はクリックすると拡大します。)
1本目 -24mのアーチ ⇒ 小牛の洞窟 ⇒ たて穴 ⇒ Hの穴 ⇒ 三角穴 ⇒ ブイ
2本目 小牛裏 ⇒ Hの穴 ⇒ 大牛の洞窟 ⇒ 大牛裏
3本目 小牛湾内 ⇒ 小牛横 ⇒ 小牛裏 ⇒ ブルーコーナー
今日はワイドとかマクロとか拘らずに潜ってきました。
そうしたらいろいろな生き物たちの繁殖行動が目に入ってきたんです。
まずはクマノミの卵です。
クマノミの横の銀色のつぶつぶが卵です。
大きく撮ってみたら卵の中はいつハッチアウトしてもおかしくないくらい成長した稚魚が入っていました。
こっちの赤いのはニジギンポの卵です。
こっちも手前の方の卵には稚魚の目が見られますよ。
これは前から狙っていたんです。久しぶりに見に行ってみたらこんなに卵が成長しているなんて・・・
産みたても見たかったです。
画像がはっきりとしませんけど、これはニシキベラの産卵・放精の瞬間です。
欄参するために急上昇するメスを多くのオスが追っていって、メスが産卵した瞬間にオスたちが精子を放出して受精させます。
ベニイシガニ(と思います)が2匹抱き合って交尾中です。下がメスで上がオスだったはず。
この様子は初めて見ました(笑)
この魚は岩肌でよく見かけるアカイソハゼです。
お腹のあたりが膨れて、黄色い卵が透けて見えています。
魚だけではなくてエビたちも抱卵していますよ。
オトヒメエビは緑色の卵をお腹に抱えていました。
体が透明なクリアクリーナーシュリンプもよく見るとお腹に薄緑色をした卵を抱えているのがわかります。
写真の個体は通常のサクラテンジクダイですが、口の中にオレンジ色の卵を加えているオスのサクラテンジクダイもいましたし、
クロホシイシモチ、ネンブツダイ、オオスジイシモチといったテンジクダイの仲間も口内保育をしている個体がたくさんいましたよ。
こんな風にこの時期にはいろいろな生き物たちの繁殖行動が見られます。
それを注意してみるのもとても興味深いですよ。
繁殖行動ではないですけど、生死をかけた行動も。
小牛横にはカタクチイワシの大きな群れがあったんですけど
その後ろからイナダが登場です。
3~4匹のイナダが今日は群れることなく個別にカタクチイワシの群れに襲いかかっていました。
カタクチイワシのみごとな群れとイナダの勝負。これだけを15分ほど観察できるほど楽しかったです。
そうそう、カタクチイワシの群れを見ていたらトビエイも登場してくれました~。
他に見たものといえば・・・
先日から同じムチカラマツに5匹のビシャモンエビがいるとお伝えしていましたが、それがその5匹です。
右下の写真には2匹写っていますよ。
こうやって見るとオスが2匹にメスが3匹みたいですね。
テングダイは3匹いました。
-24mのアーチには1匹だけ若い個体が入っていました。
Hの穴付近にはここに引っ越した2匹がいつものように仲良く並んでいましたよ。
それから久しぶりに見たクエ。まだ子供のクエでした。
子どもと言っても70cmくらいの大きさですから迫力ありますよ。
ハナタツです。今日も2匹見てきましたよ。
こっちが前から観察されている皮弁が長い大きな子。
そうだ!今日はベニカエルアンコウを2匹見つけました! !
こちらは岩の上の海草に寄り添っていた子。
移動中だったようで次も見に行ったんですけどもういなくなっていました。
この子は岩の下に逆さに張り付いていた子。狭い所にいたのでとっても見づらいのが困りものです。
私が夏を感じる魚たちもチラホラいました。
この子はナガサキスズメダイの幼魚です。図鑑によると棲息地は南のほうだから季節来遊魚と言ってもいいのかな。
キンチャクダイも私にとっては夏の魚なんです。
こんな魚達を見ると夏本番ですね。
最後に今日見たウミウシの一部をご紹介。
コケムシの上を器用に移動していたコミドリリュウグウウミウシです。
数は減ってきましたけど探せばまだバライロマツカサウミウシは見られます。
他にもいっぱい見たけど、きりがないのでこの辺で(笑)
普通に生き物を見ていくのもいいけど、繁殖行動とか捕食とか生き物たちが生きていく行動を観察するのも楽しいですよ。
今度一緒に観察しましょう!!
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