ウミウシを狙っても気になる中層|雲見

昨日まであんなに晴れていたのに今日はどんよりとした曇り空。
まあ、梅雨だから仕方ないんですけど・・・
でも潮は悪くなっていなさそう。期待できます!

■ 天気   曇り
■ 気温   23℃
■ 水温   20℃
■ 透明度  12m
■ 透視度  15m

今日はウミウシをメインにというリクエストがあったので1本目はクレバス下とたて穴付近をメインに潜りました。
最初はクレバス下へ。最近ウミウシが減ってきたという噂もあるので心配していましたが、探せば結構いましたよ。
左上から時計回りに、ムラサキウミコチョウ(最近個体数が増えてきています。とっても綺麗なウミウシですよね)、ミツイラメリウミウシ(黄色い個体はよく目立ちます)、ウスイロウミウシ(小型ですがこれもたくさん見られます)、キャラメルウミウシ(体の真ん中が白くなっていますが、子供だから?)。

こちらは同じく、サガミイロウミウシ(配色は綺麗なんですけど好みがわかれます)、オトメウミウシ(これも好みがわかれるウミウシ、あなたはどちら?)、センヒメウミウシ(これはキレイですね。最近良く見かけます)、最後は・・・
わかりませんでした。あまりにも小さかったので写真を撮って判断しようとしたのですが、特徴となる触覚等が穴に入って見えません。誰かわかりますか?

他にもヒブサミノウミウシ、アオウミウシ、シロウミウシ、サラサウミウシ等々。まだまだ探せばいますね。
たて穴方面に移動する間は群れやアイドル探しです。
Hの穴には相変わらずキンメモドキが固まっています。

キンメモドキをかき分けるとそこにはハナタツが。大きなお腹をしていますね。抱卵中なのでしょう。しっかりとカジメの根に絡まっています。でもカジメも無くなってきていますから根が剥がれたらどうなるのか心配です。

クランクではクエの子供がホンソメワケベラにクリーニングされていました。子どもと言っても50cm位。見ごたえはありますよ。

たて穴に移動中はどうしても中層が気になります。そう、マンボウの目撃情報があったばかりです。見られないとわかっていても気になる中層。困った根性です。
たて穴付近でもウミウシ探し。
先程見たのと重複しないように紹介すれば、フジイロウミウシ(穴の中で交接中。体の真ん中に透けて見えるのは卵でしょうか?)、シラユキウミウシ(本当に白くて綺麗です)、クリヤイロウミウシ(珍しいですね。久し振りに見ました)。

そうそう、大きなキイロイボウミウシも見ました。
こうしているうちに時間が来ましたので-24mのアーチに移動して安全停止です。安全停止中はキビナゴがずっと周りにいてくれました。キラキラ光って綺麗でした。

2本目はウミウシも見たいけど魚の群れも見たいとのリクエストでしたので、-24mのアーチから大牛の洞窟まで潜ってきました。
-24mのアーチには多くの魚が群れています。
クロホシイシモチ・ネンブツダイは大きな群れをなし、キンギョハナダイ・ソラスズメダイは鮮やかに踊っています。その中にイサキの群れも。いいサイズで美味しそう…

ブルーコーナーには巨大なマダイが!お腹に小さな魚を引き連れています。貫禄です!

そして大牛の洞窟に移動です。やっぱり中層が気になりますが、はい、不発です。
大牛の洞窟も多くのウミウシがいました。同じ雲見でも環境が違うと住むウミウシも違うのが面白いです。
左上から時計回りにヒブサミノウミウシ(カラフルなミノウミウシ。ここでは数個体見られました)、フジイロウミウシ(これも数多くいました。今が旬!?)、アラリウミウシ(頭が見えないのが残念ですが、これも綺麗です)、リュウモンイロウミウシ(交接中ですね。)、シラユキモドキ(点がないだけでモドキ。何だかかわいそう)。

ここには甲殻類も多くいます。
岩の隙間に隠れているノコギリガニ。2匹いるように見えるのはダイバーが吐いた泡が溜まって鏡みたいになっているんです。

これはコシオリエビの仲間。カイメンの奥に隠れてギョロってにらんでいます。

これはキヌヅツミの仲間。ウミウサギの仲間って綺麗なものが多いですよね。

他には最近見られなかったカエルアンコウが2つも。イロカエルアンコウと

ベニカエルアンコウです。

それからハナタツもいました。ハナタツは多くいますよ。

たくさんの生物が見られて満足なんですが、マンボウくん、君はどこにいるんだい?

コメント

  1. […] ダイビングの模様はこちら☆ […]

} });